15年の変化は何と大きいことか。

8月という月は、個人的に私にとっては大きな月で
息子を産んだ月であると同時に
妊娠・出産について真剣に悩み始めた月である。

忘れもしない、2010年8月13日金曜日。

貧血持ちではあるが、健康優良児の部類に入る私が
いきなりの緊急手術を言い渡されることとなる。

興味のある方は、私の過去のnoteをみていただけるとありがたいのだが
この日の午後1時30分、卵巣嚢腫摘出の手術を受けた。
妊娠中の女性がよくみるエコーを見てみると
明らかに大きすぎる影が見えていたのである。
恐ろしや。

術式自体は「腹腔鏡手術」といい、お腹に穴をあけ、二酸化炭素で膨らませて、機械で嚢腫を摘出する方法で、体の傷は小さくて済んだのだけど
私は手術前にシクシクと泣いた。
親にもらった身体を親の身体より早く傷つけることになってしまったからだ。

(ちなみにこの手術から数年の間に、父親は背中の謎の膿を取り出す手術を、母親は胃のポリープ手術をしている)

術後、正直なところ、身体が動かなかった。
手術前の体重が役47キロ。
退院後の体重が46キロを切っていたように思う。
身長が158.1センチだったので、どちらかというと痩せ型である。
歩くのもちょっと大変であった・・・。

そんな手術から15年たった今日。
体重は妊娠中にマックス体重に並びそうで怖い。
つまるところ、10キロ増である。

術後、へこんだお腹。
現在は立派な三段腹である。

そんなお腹からパッカーンと生まれた5才の息子は
私のお腹にチョップをしたり、枕にしたり、体当たりをしてくる。
悲しいかな、妊娠中のお腹よりもある意味大きい。

15年後。息子は20才になるけれど
私のお腹はどこまで大きくなっているのだろうか。
考えるだけでゾッとする。
とりあえず、残飯処理をすることがなくなりますように。

どうせ太るなら、好きなものだけ食べて太りたいよ。

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