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父さんのパンチパーマ

私の父さんはハゲています。

ハゲていますが、それは突然ハゲました。

ハゲていますが、まさかの事に本人もビックリしたものです。

そう、誰も父さんがハゲるなんて思いもしませんでした。

60歳になってからハゲました。

それまではフサフサで、針金のような硬い髪。しかも父さんはオシャレさんだったのて、髪の手入れをしっかりしていました。

密かにカッコいい父さんが自慢でした。

が、

パンチパーマをかけて帰っきたのです!

げっ!!!ヤクザじゃん!

我が家では大不評大不評⤵️⤵️⤵️

なぜパンチ?
何故パンチ?

怖いよ、父さん!!!

父さん曰く、手入れが簡単だと理容師に勧められたと。

いや〜〜ナイナイ〜〜。


はい、すぐに父さんも気づきました。ダメだこれは〜〜っ!

何故なら父さんは仏壇作りの職人なので、細かな木の屑が舞う環境。その細かな屑が

パンチに入ってくる!!

仕事中に舞う、木の屑、粉。

容赦なく彼の頭の中へ。

ブロアーで吹いてもなかなか落ちません。

「ただいま!」

帰ってくるなりお風呂に直行!そしてスッキリした父さんは

「川に行って来る!!!」

鮎釣りへGO!

スッキリしてから趣味の世界へと旅立たれました。

パンチなんかにするから〜〜

と家族みんな思いましたが、今ハゲている父さんにとっては懐かしい一か月だったと思います。

それ以降、角刈りが父さんの定番の髪型になりました。

それはそれで怖い。要するに父さんは黙っているとちょっと怖い顔だということです。

笑った顔は可愛いんだけどね(//∇//)

父さんの笑った面白い顔を胸に今日もかっ飛ばしてきます!

ではまた明日。


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