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ババオウゴンオニクワガタ 2サイクルの飼育記録


※当時のメモや画像を参照して書いた記事になります。


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ペア購入


2011/06/16
ビッダーズで落札したペアが到着

  • 学名:Allotopus moellenkampi babai

  • サイズ:♂69mm ♀46mm

  • 羽化:♂2011/03/中旬 ♀2011/02/中旬

  • 累代:F2

  • 産地:ミャンマー タニンダーリ地方域


オウゴンオニやメソトプス系は当時すでに飼育方法が確立され、難関種という位置づけではなくなっていました。

個人的には子どもの頃に本でよく見たローゼンがオウゴンオニの代表のイメージがあって、まずそっちを飼育候補に考えて色々調べているうちにババの存在を知りました。

ババの方が飼育しやすいと言われていたのが選んだきっかけです。
カワラ菌糸を使うのも初めてでした。


♀のフセツが輸送中に2本欠けていましたが、出品者の方に連絡をしたらすぐにお詫びと考えられる原因の説明があり、親切な対応をしていただけて安心しました😌


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産卵セット~割出


2011/06/17 ~ 23

同居ペアリング
交尾&メイトガードを確認


2011/07/02 ~ 09/25
産卵セットは途中休憩を挟みながら4回行いました。
オオクワキングの爆卵棒を1本ずつ使用しました。


1回のセット期間は約2週間で、即割り出しして合計で卵18個と初齢2匹でした🎶


保管中の卵と孵化したての幼虫

卵は湿らせたティッシュの上で管理
14匹孵化しました。


2011/10/26

♀親死亡

2011/12/05
♂親死亡


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F3幼虫飼育~羽化


孵化した幼虫はすぐプリンカップに移して、2齢になってからボトルへ

使用菌糸はディ・キャッツのDREAM(エノキ・クヌギ混合)と、
最後だけKBファームのカワラMO(ブナ)に変えました。
変えた理由は特にないです。


53mm
2011/07/31 採卵
2011/08/中旬 DREAM200 初齢
2011/09/27 DREAM1000 2齢
2011/11/06 DREAM800 3g
2012/01/05 MO800 14g
2012/04/03 羽化


70mm
2011/09/04 採卵
2011/09/中旬 DREAM200 初齢
2011/10/20 DREAM1500 2齢
2012/01/05 MO1500 23g
2012/04/25 羽化


71mm
2011/07/31 採卵
2011/08/中旬 DREAM200 初齢
2011/09/27 DREAM1400 2齢
2011/11/26 DREAM1500 22g
2012/01/05 MO1500 20g
2012/03/03 羽化


♂の羽化個体は5匹
掲載個体の他に61mmと62mmが羽化しました。

他にも結構大きめの蛹が2匹いましたが、停電でヒーターが切れてしまったことに気づかず、一晩冬の寒さで室温が低下したのが影響して羽化する前に死んでしまいました🥶

♀は8匹羽化して42~47mmでした。

掘り出した新成虫


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2サイクル目スタート


2012/05/21
種親用にキープした71mmが後食開始

2012/06/11
ペアリング開始

2012/06/24
2♀産卵セット
KBファームのカワラ植菌材を使用


2012/07/27

1セット目割出
47mmから卵7個
45.5mmから卵2個・幼虫2匹


2012/08/19

2セット目割出
47mmから卵12個
45.5mmから卵8個

十分な数が採れたのでこれでセット終了


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F4幼虫飼育~羽化


飼育数は13匹(♂2・♀11)すごい偏りました・・・

F3飼育時との違いは

  • 孵化直後から800ccボトルに投入

  • 菌糸はMOで統一


74mm
2012/07/27 採卵
2012/08/11 MO800 初齢
2012/10/24 MO1500 17g
2012/11/28 MO1500 17g
2013/01/20 MO1500 17g
2013/03/28 羽化

この個体はなぜかずっと17gのまま体重変化がなくて、特に注目していない個体でした。

たまたま蛹を露天掘りして見たときに意外に大きくて、オオアゴも長かったので驚いたのを覚えています。
最終交換してから成長する期間もなかったと思うしすごく不思議です🤔❓❓


49.5mm
2012/07/27 採卵
2012/08/21 MO800 初齢
2012/11/01 MO1500 18g
2013/02/22 羽化

♀は大半が45mmUPで、中でもこの1匹が特に大きくなりました。


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標本での比較


生体の画像は完全に発色していない状態のものしかなかったので、標本を並べてみました。

2枚とも左上が最初の親で69mm
右上と左下が子の53mmと71mm
右下が孫の74mm
それぞれ上で詳細データを載せた個体と同一です。

オウゴンオニは標本にしても色劣化しないのが良いところです😊
濃いゴールドと光沢が綺麗です✨✨

私が飼育したこの系統では、色や形は安定していて個体ごとに大きな差はないように感じました。


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飼育を終えて


2013年もサイズアップを目指して飼育を続ける予定が、F4の♀2匹ともほとんど産まず、産んだ卵も腐ってしまってブリード終了となりました。
今見直して考えたら成熟が足りていなかったように感じます。

最後はビミョーな終わり方ですが、全体的に見ればオウゴンオニ初飼育としては悪くない結果だったと思います👍

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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