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繁忙期の振り返り

「人生の楽園」
沢山ご覧いただきましてありがとうございました。

友達が少ない私でも、そこそこ連絡をいただいたり、
出先で「あ、見たよ」なんていって貰ったり。
有難い反響をいただいております。

テレビって本当にすごいんですね。
私自身は、普段あんまテレビ見ないので意識してませんでしたが、ウチのお客様層には、テレビは効果的な媒体だなと改めて思いました。

さて、時がたつのは早いもので、もう放送から2週間がたちました。
放送後10日間は、昼夜もなく怒涛の日々を過ごしておりました。
そして、テレビ局の人が言っていた通り、2週間で落ち着きました笑

そんなわけで、忙しかった日々を無駄にしないように、状況をまとめておきます。何かの時の参考になれば。

1.とにかくネット注文がスゲー

これは業態による特性だと思いますが、ウチはネットの注文がとにかく凄いことになりました。
放送始まり、5分すぎたあたりから、携帯の受注通知が鳴り出し、10分もすると止まらなくなりました。結局、放送日とその翌日午前で今回の受注の80%の注文を戴けたことになります。
私たちも、「ネット注文結構くるよねー」という予想はしていて、そこそこ在庫は準備していたものの。。。全然太刀打ちできず。結局想定の倍以上注文いただいたことになります。実にありがたい!

ウチは製品化の過程においては機械化できていない手作り工程が多いので、商品の製造、準備が大変だったのは言うまでもないのですが、盲点だったのが、受注管理・ピッキング・発送伝票・発送通知の処理でした。

普段、5件、10件。極まれに20~30件の荷をさばくのが日常の我々。
1日、100件、150件と発送できる仕組みも体制もありませんでした。
これは実に大誤算。放送翌日にその量をみて、あわてて仕組みを整備しなければならなかった、かつ見合った資材類の調達や作業工程づくりが大きな作業時間ロスになってしまいました。

さて、ウチの受注の入口となるサイトは①BASEによる自社メイン、②Yahooによる自社、③ポケマル、④Amazon、⑤Creama、⑥たべるとくらすと、⑦はあていちば、⑧ふるさと納税、とあります。だいたい書いた順の受注順でした。BASEの自社サイトが一番自由度が高く管理もしやすいので、ここに注文が集中してくれたのは大変ありがたかったです。このあたり、SEO対策ってこーゆー時に必要なんだな。と実感したところであります。

とにかく、お客様には大変おまたせしてしまいながら、順次製造発送を繰り返すこと約10日。ようやく全件お送りすることができました。

およそ放送で映る商品の情報を事前にとれていたので、BASEショップには特売セット商品を準備できたのも良かったかもしれません。(他サイトには掲載しなかったのでこれはBASE独自)
本当は、事前に先輩から「単品売りやめてセットだけの出品にしたらどうか」とアドバイスをいただいていたのですが、前出のとおり8チャンネルも入り口があり、かつ、うちは選択することに喜びを求められがちな商材であることも勘案し、このアイデアは不採用とし、代わりに分かりやすいセット商品としたことも、一つ好要素だったかもしれません。

ここまでは比較的良いところの話なので、少し反省点を。大きく2つの課題が残りました。

①ピッキングミス
 これは単純に私のミス。内容物の不足、個数誤り。2セットを見落として1セットでお送りしてしまうことが、何度か。
 途中検品工程をもう1段階挟もうかとも考えましたが、スピード対効果、遅配によるクレーム発生リスクを勘案すると、ここは厳格な再発防止よりも一定程度処理速度を上げる(維持する)ことに今回は注力しました。

②支払い手段の煩雑さ
 「あと払い」を希望されるお客様が一定程度いて、それが、昔なじみの商品に同梱される「後払い伝票による支払い」と理解されているお客様が多かったので、その処理フォローの為の電話対応が結構発生しました。1日1件くらい。
 BASEのあと払いは、スマホによるコンビニ後払いor銀行振り込みで、少し年配の方のイメージとは違うので、理解がされ難いかもしれません。途中であと払い選択肢を止めてしまおうかと思いまいしたが、BASEのオススメでもあるし、これはそのまま現状維持で電話対応するということで、継続しました。

2.リアル店舗(森の香)も沢山お越しいただきました

随分と奥まったところにある、分かりにくいが挨拶のような我が店ですが、そんな店でもテレビ効果でたくさんお越しいただいています。
平常時は週末1日2~3件程の、ついで(申し訳ない)のように開けているお店ですが、放送翌日には20件超、その後も毎日(定休日関係なく)ちらちらとお越しいただいています。
発送作業が山盛りの日々の中での対応でしたので、店が不在ということはほぼなく、皆様にご案内できたかなと思います。
2週間が経過したこの週末も、遠方よりお越しいただけるお客様が多々いらっしゃり、しばらく様々な地域のお客様のお話を聞けるのを楽しみにしています。

ちなみに、これからお越しいただける皆様には、道案内を是非参考にお使いください。


3.コミュニティカフェ(駅のえんがわ)はあと一歩?

放送ではNPO活動にも触れていただきました。

結構長い時間撮影はしていただいたのですが、放送はだいぶ圧縮されていたのでなかなか魅力は伝わりきらないのかなと思います。
そんなわけで、放送直後は多少来客増であったものの、だいぶ平常時にもどってきています。
放送をご覧になった皆様、今なら待たずにご案内できそうです笑

4.あれ、取扱店さんは…あんま変わらなかった💦

群馬県内には50近いお店にお取り扱いいただいており、放送に先立ち、店舗への補充、売場装飾、スタッフさんへの案内など、準備させていただきました。
で、放送後、蓋を開けてみると…。売れ行きはいつも通りでした汗
分析してみると、群馬県内で同番組をみて触手を伸ばしていただけそうなお客様は、既に当社商品をご利用いただいている、ないし、ご利用経験のある方が多いのかな。と思っています。
実際、ネット販売においても、群馬県内からの注文は、他地域からの注文にくらべて極端に多いわけではなく、逆を考えると、群馬県内ではだいぶ周知?告知?PR?出来ていたのだな。と認識することができます。

5.この経験を今後に活かす

このように、様々な角度で、様々な結果の繁忙期が過ぎ去りました。

この経験を通して良く分かったのが
・マスメディアは影響の範囲(地域・世代)が本当に広い
・当社商品のターゲット顧客は未だテレビ利用は多い
・群馬県外での認知はまだまだ著しく低い(無い)
・準備・想定はとても大事。やはり段取り八部
・想定範囲を超えた時どう対処するかが肝要
・当社商品のお客様は、皆さん心が広い。いい人!

総じて、まだまだ伸びしろも大きければ、届けられていないターゲットも多いということになります。自県の小さな商圏だけで勝負していたらわからない(実体験をもって理解できない)部分でした。

当社商材の特性から、単品の爆発的な販売は日常期待できない反面、広域軽量輸送を伴う販売は優位性があることから、このあたりのより一歩踏み込んだ整理実践が今後鍵になりそうです。

そんなわけでようやく繁忙期も終わり、日常に戻ってきましたので、この経験を整理してみました。いつかこのデータが活きてアップデートができることを自分で楽しみにしています。

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