1年で70回出店して分かった!小規模イベント出店の「釣り銭」準備パターン5選
こんにちは!ボウズのハーブ屋です。
2018年8月からイベント出店するようになってから2020年末までの2年少し。
様々なイベントに出店して拡販していた時期がありました。
そんな私、今でこそ事前準備や現場合わせなど、ある程度対応できるようになってきましたが、始めた当初はそれはもう...完全手探りで失敗続き!沢山の苦渋を舐め(笑)涙涙の日々でした。
そんな経験を、少しでも共有できればと思い、イベント出店初心者の方向けに、失敗例、成功例を記事でまとめていきたいと考えています。
これから新たにイベント出店参加される方、検討をされている方、一読することをお勧めします!
1、そもそも釣り銭?
対面販売のイメージというと、「空き缶に小銭をジャラジャラ入れてお釣りを出す」とか、「前掛けのポケットに札をねじ込んで、手の上に小銭を広げてお釣りを出す」という印象を持っている方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
運用自体は、こんな感じで全然OKなんです笑笑
でも、その事前準備はとても重要です。
イベント出店は、少人数で賄うことが多く、できれば時間が短縮できる作業は短縮したい!と思う人は多いはず。
釣り銭の設計・準備はこの「時間短縮」に貢献します。
前例のような、昔ながらの、ダイナミックな、釣り銭の管理の場合、準備せずに前回のイベントの残り銭をそのまま釣り銭にしている場合がままあります。
このような場合、
・今回の売上が瞬時にわからない
・途中で釣り銭金種が足らなくなり両替に走る
などの不都合が生じる「可能性が高まり」ます。
ポイントは「可能性が高まる」という点。
つまり、確実に不都合が生じるわけではなく、準備した時より不都合が生じやすい、という事なので、不都合が生じないうちは別に気にならないということになります。
とはいえ、一度不都合が生じてしまった時のダメージは大きい(一瞬イベント中の
営業もままならなくなる)ので、できればこの不都合が発生する確率は下げておきたいところ。
これをカバーするのが、「釣り銭準備」の意図です。
2、価格設定のコツ
さてでは、具体例です。
当たり前の事ですが、釣り銭=値付け です。日ごろ対面販売に慣れていないと、ここの設計が不十分のまま突入して失敗することがあります。
取り扱う商材によって、適正価格帯はありますが、主に食品販売(単価300〜1000円)をターゲットに以下考えています。
消費税込みでの総額表示が必要となっている今日この頃、対面販売は総額表示でキリの良い単位とすべきでしょう。
①超オススメ・・・100円単位
300円、400円…というパターンです。
少々大味な価格設定になりますが、もちろん一番楽です。
アイテム的に可能であれば先ずはココを目指すべきでしょう。
②オススメ・・・100円、50円の組み合わせ
300円、350円、400円…というパターンです。
個人的には小回りが効いて好きですが、多少の煩雑さは生じます。
50円の端数商品をサブ商材(頻度を下げる)事で作業負担は減らせます。
③おすすめしない!・・・100円、50円、10円の組み合わせ
300円、310円、320円…というパターンです。
原価に応じてお客様に適切な価格で提供する、という良心的な面はありますが、
同時に、会計時にお客様の貴重な時間を余計に使ってしまう(計算、金銭授受)
という、目に見えない潜在的な不親切もあります。
出来る事なら避けたほうが良いのが個人的な意見です。
④おすすめしない!・・・1円単位の値付け
300円、301円、302円…というパターンです。
日ごろ物販している商品をそのままイベント販売する時に、生じるパターンですが、
イベントにおいては全くもって不向きです。
消費税計算をきっちり(本体価格と意識分け)するケースに多いですが、
結局、最後お客様の精算時に端数切ったりする曖昧さが出てきたり、
計算に時間が掛かったり、金銭授受に時間がかかったりと、良い事はありません。
唯一、会計が別(自分達以外)の時は良いのでしょうが、
よほどの時以外は避けたいパターンです。
さて、ここまで値付けのパターンをご紹介しました。
私の場合は、当初③が多かったですが、途中から②へ変更し、割高感が出てしまった商品については「まとめ売り値引き」(3つ買ったら〇〇円)でお得感を表現するようにしました。
ちなみに、パターン変更するときに大切なことは、「値上げ方向に丸め込む」または「値上げする方向で全体を見直す」です。こんな時しか値上げする機会はありませんので、原価の上がる昨今、適正価格の範囲内で、調整のタイミングは逃さないようにしたいモノです。
3、釣り銭準備パターン
とまぁ値付けが終わった所で、対応する釣り銭準備です。
パターン①②に応じた釣り銭パターンをご提案したいと思います。
釣り銭は、売上に応じて準備する必要がありますので次のような表を活用しています。
個人的には、
・釣り銭は手堅く見た売上の半分
・商品在庫は希望売上の1.5倍
を標準としています。(根拠のない理論ですが笑)
加えて、釣り銭合計額が、ある程度キリの良い金額になるようにしています。
これはイベント最中に、ある程度売上が貯まったところで、この釣り銭合計額を別にまとめておけば、残りが全て売上に計算できるという簡略化テクニックのタメです。
なお、このあとお示しする指標は、だいぶ安全を見ている金額設定です。
準備額が多すぎるという意見も在ろうかと思います。
これは、私が小心者だというのが最大の理由ですw
途中での両替リスクを極力避けたいという点から、かなりの安全を見ています。
強気な方(途中両替リスクの採れる方)はもう少し少なめでも良いかもしれません。
では、参考パターンどうぞ。
パターン① 100円単位の値付けをした場合。
パターン② 50円単位の値付けをした場合。
その他
実は、、、
釣り銭ゼロから始めるという方法もあります。
当日の売上を釣り銭のアテにするという方法です。
準備する必要が無いので、効率は良いのですが、、、相当ギャンブルです。
小心者の私にはとても無理ですが。。。
最後に、、、
私がイベント出店始める頃、「釣り銭いくら持っていけば良いのだろう?」と不安になり、ネットで探したものの有益な情報見つからず、より不安になるという事がありました。
結果的に、トラブルにならず、無事イベントが終われば良いのですが、最初は不安ですよね。
この情報がそんな不安をすこしでも和らげるネタになれば幸いです。