ARを使って園舎をイメージ
総監の太幡英亮先生率いる名古屋大学太幡研究室により、AR(拡張現実)を建築現場で試すことができました。
ARとは、スマートフォンやタブレットなどのデジタル機器を通して眺めると、目の前の風景の中にヴァーチャルの物質が顕れるという、現実とヴァーチャルを融合する技術です。これは、スマートフォンを持って公園などでポケモンを探すゲーム、「ポケモンGO」などで使われている技術だそうです。
現場でタブレット越しに建築現場を見ると、CGの園舎がそこに建っていました。とはいえ、ただ、第一印象としては、画面の大半がCGなので、平面に描かれた立体の建物の向こう側に実際の景色が見えるくらいのものでした。
しかし、画面を見ながら歩き出してみると、画面の中の建物がその背景とともに近づいてきます。面白い!と思いながら歩いたりぐるりと周囲を見回したりしているうちに、どの辺りにどのような感じで建物が建っていくのかイメージできるようになってきました。これまで平面図と画面内のCG、そして自分の拙い想像力を組み合わせて「妄想」していたものが、最新技術のおかげで具体的なイメージを感じることができたのです。
残念ながらその体験は皆様と共有することができませんが、あと数ヶ月すれば実際の建物が目の前に現れます。お楽しみに!