見出し画像

2023.06.18 Ironman Cairns

2023年前半のターゲットレースであるIronman Cairns Asia Pacific Championship に出場してきた。約6年ぶりの結果は、残念ながらラン5キロで失格DNFとなった。失格理由は、バイクフィニッシュ前にあったペナルティボックスに寄らず、ランをスタートした為である。ペナルティはバイク150キロ付近でのブロッキングによるものであった。アスリートガイドに記載のあったペナルティボックスの場所を確認しておらず、以前のレースでペナルティボックスがラン直前にあったと思い込みバイクをそのままフィニッシュしてしまうという初歩的なミスによる失格とケアンズへ何しに行ったのかと情けないレース終了であった。種目別にもう少し詳細を記載しておく。
スイム3.8km:IM70.3も同日開催のため70.3出場選手が約1時間前の6:30過ぎウェーブスタート。6:30はまだ夜明け前で薄暗かったが、IMのプロスタートの7:40にはすっかり明るくなっていた。1.9kmをを2周回するコース。風も穏やかで波もほとんどない良いコンディションであった。ターゲット通りの1:45分/100mの65分でスイムアップ。
バイク180km:バイクコースはローリング(ところどころ30-60秒ほどの上りあり)で約75キロを2周回した後ケアンズ市内に向け30キロほど走るコース。今年は前回(6年前)に比べ風がとても強く感じた。前回は最後の30キロ区間のみ向かい風を感じたが、今年は周回中も戻り区間ずっと向かい風であった。ターゲットは平均180-190wで前回同様5時間程度でフィニッシュを目指したが、今年はほとんどの単独走となってしまったのとトレーニング不足が響きNP150wとサイクリング状態であった。時間も5時間半もかかってしまった。冒頭で述べたが、150キロ過ぎたあたりから向かい風が特に強くなる区間で前に4-5名詰まって走っていたグループを一気に追い抜かそうと右側をずっと走っていたら、バイクに乗ったオフィシャルからブロッキングの通達を受けてしまった。抜かす時は1人ずつ毎回抜かすたびに左側へ入るべきところを横着してしまった結果である。ルールがある以上アスリートは守るべき。当然の結果である。ペナルティを受けた後は頭の中でペナルティボックスに寄らねばならないと考えながらバイクフィニッシュに向かい、またペナルティボックスはバイクフィニッシュ後、ランスタート直前だと勝手に思い込んでしまった。確か洞爺湖で行われたIMJapanがそうだったと思い込みしてしまった。ペナルティボックスはバイクフィニッシュ10m手前の右側にあったにも関わらず、全く見えておらず素通りしバイクフィニッシュしてしまい、T2に入ってしまった。
ラン準備が終わり、ランスタートへ向かう途中ボランティアの方にペナルティボックスはどこかを聞いたが分からず、ランスタートしてしまった。ランコースは、スタート後埠頭やレストラン街の3キロ周回と公園方面7キロ周回の計約10キロを4周回する42.2キロであったが、最初の3キロではオフィシャルがおらず、4-5キロ地点にいたオフィシャルにペナルティボックスに立ち寄らなければならないと伝えたところバイクコース上で寄らなかったため失格であると言われて6年ぶりアイアンマン レースは終了した。
アスリートガイドをしっかり読まず、ペナルティボックスの場所を確認しない結果であり、情けないの一言である。
余談であるが、今年のIMの男子世界選手権はフランスのニースで開催(女子はハワイのコナ、来年は入れ替わり男子がコナで女子がニース)されるという点とスロット数もこれまでよりかなり多い(と思われる)、そして参加費が約US$1500と通常のニースIMよりも1000ドル近く高い等々が理由と思われ(SNS上でもこれらの点は英語サイトでも問題指摘されている)レース翌日に行われたロールダウンセレモニーではエイジトップ選手はほぼ全員スロットを取らず、どのエイジグループも完走した人で希望者を集うというこれまで緊張感のあったロールダウンセレモニーとは全く別物となり、世界選手権出場権のバナナの叩き売り状態であった。この運営方法を目の当たりし、正直残念な気持ちしかなかった。これまでは世界選手権大会は世界のトップエイジグルーパーが集まり(出場経験のあるIM70.3大会はそうであった)その世界とトップと競うことがIM出場するモチベーションであったので、今後どこに焦点を合わせれば良いのかまだ答えが出ていない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?