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BOSS「シイカ」のストーリー解釈について~Seekされているものは?~



こんにちは、Solaです。今回は私の推しであるBOSS「シイカ」のストーリーを解釈していこうと思います。前提として、私個人の解釈でしかないので、「いやさすがに無茶だろ」「んなわけあるか」といったことを書くかもしれませんがご了承ください。


シイカ曲のノーツ数について考える

まずはこの解釈において最も重要である「シイカ楽曲のMAS譜面以上のノーツ数」を書きます。

Dystopia(MAS):1179ノーツ
Dystopia(CL):657ノーツ
Utopia(MAS):1089ノーツ
Utopia(RAV):1200ノーツ
DystopiaREMIX(MAS):1602ノーツ
UtopiaREMIX(MAS):1300ノーツ
a truth seeker(MAS):1400ノーツ
a truth seeker(CL):1378ノーツ

また、重要な情報である「AJ称号」についても書きます。
Dystopia(MAS):「暗黒郷からの出口はすぐそこに」
Utopia(MAS):「理想郷は見つからない。」
Utopia(RAV):「崩れきった理想郷」
DystopiaREMIX(MAS):「崩れてしまった暗黒郷」
UtopiaREMIX(MAS):「理想郷の先に見える景色は」
a truth seeker(MAS):「真実は未だ遠く。」

さて、ここでノーツ数に注目してください。「ノーツ数が明らかに綺麗な数字になっているもの」がいくつかあります。なので「綺麗なノーツ数」と「あまり綺麗でないノーツ数」のものとで分けてみましょう。

綺麗なもの

  • Utopia(RAV):1200ノーツ

  • UtopiaREMIX(MAS):1300ノーツ

  • a truth seeker(MAS):1400ノーツ

あまり綺麗でないもの

  • Dystopia(MAS):1179ノーツ

  • Dystopia(CL):657ノーツ

  • Utopia(MAS):1089ノーツ

  • DystopiaREMIX(MAS):1602ノーツ

  • a truth seeker(CL):1378ノーツ

「綺麗なもの」には100の倍数であるという非常にわかりやすい法則があります。では、「あまり綺麗でないもの」にも何か法則があるのでしょうか?せっかくですので、この数を素因数分解してみましょう。

  • 1179=3²×131

  • 657=3²×73

  • 1089=3²×11²

  • 1602=2×3²×89

  • 1378=2×13×53

seeker(CL)を除き、全ての曲が「3²の素因数」を持っています。要は9の倍数です。つまり見た目はあんまり綺麗じゃないですが、実は9の倍数という綺麗な性質をもっているのです。

それでは、まとめ直してみましょう。ここからCL譜面は省いて考えます。

  • Dystopia(MAS)、DystopiaREMIX(MAS)、Utopia(MAS)…9の倍数

  • Utopia(RAV)、UtopiaREMIX(MAS)、a truth seeker(MAS)…100の倍数

ここからストーリーを考えていくので、称号も同じように分けます。

「暗黒郷からの出口はすぐそこに」「理想郷は見つからない。」「崩れてしまった暗黒郷」…9の倍数

「崩れてきった理想郷」「理想郷の先に見える景色は」「真実は未だ遠く。」…100の倍数

明らかに称号の内容が変わっています。9の倍数の時は「理想郷はまだ崩れていない」ですが、100の倍数の時は「理想郷が崩れて」います。

ここで一つの疑問が生まれます。「理想郷が崩れる」というのはどういう意味なのでしょうか?言葉の意味が細かくわかっていない状況で解釈するのは難しいので、ここからは「理想郷」という言葉の意味を考えていこうと思います。

理想郷とは?

理想郷という言葉を検索すると

想像上の理想的な世界。ユートピア。

日本国語大辞典より

…現実には存在しない,理想的な世界をいい,理想郷,無可有郷(むかうのさと)などと訳される。ギリシア語を手がかりとして〈どこにもないou場所topos〉と〈良いeu場所topos〉とを結びつけたT.モアの造語。…

世界大百科事典より

要約すると、「存在しない場所」「理想的な場所」となります。つまり、「理想郷は存在してはいけない」のです。もしくは「存在していたとしても、誰も見つけていない」のです。

理想郷の存在を見つけた瞬間それは理想郷ではなくなる=理想郷が崩壊します。

またもう1つ、「パッと見は理想的な世界であるが、実際は厳しく管理され非常に窮屈な世界である」ということも重要です。この「厳しく管理され非常に窮屈な世界」というのは「暗黒郷」にも通ずる所があります。ということでここからは「暗黒郷」について説明していこうと思います。

暗黒郷とは?

Dystopiaという言葉と同義の言葉に、「Anti-Utopia」という言葉があります。英語の意味の通り、「否定的に描かれたユートピア」という意味になるわけですが、ここで重要なのは「DystopiaもUtopiaも描いているものは同じ」であることです。

つまりDystopiaとUtopiaの境目は見た目だけなのですが、見た目について最初にシイカ楽曲のノーツ数について解説しました。

綺麗なもの

  • Utopia(RAV):1200ノーツ

  • UtopiaREMIX(MAS):1300ノーツ

  • a truth seeker(MAS):1400ノーツ

あまり綺麗でないもの

  • Dystopia(MAS):1179ノーツ

  • Utopia(MAS):1089ノーツ

  • DystopiaREMIX(MAS):1602ノーツ

綺麗でないものは「Dystopia」、綺麗なものは「Utopia」だとすると、「Utopiaになった瞬間理想郷が崩壊して」います。ここからはこれらの情報からシイカのストーリーについて、私なりに考察していこうと思います。

結局、シイカのストーリーは?

楽曲ごとの考察

Dystopia(MAS)の時、シイカは「暗黒郷からの脱出」をしている状況です。まだシイカは理想郷を見つけていないのでノーツ数は9の倍数になっています。
続いてUtopia(MAS)の時、暗黒郷から脱出し、理想郷を探している段階です。まだシイカは理想郷を見つけていませんが、ここで大事なことがあります。
Utopia(MAS)のノーツ数「1089」を、さっきは9×121と説明しましたが、「99×11」と分けてみましょう。理想郷=100なので99という数は「極限まで理想郷に近づいている」わけです。さらにこの「11」という数も重要なので後々説明します。またここで「シイカが理想郷の存在を見つけていない」ルートと「シイカが理想郷の存在を見つけた」ルートに分岐します。
DystopiaREMIX(MAS)の時、暗黒郷が崩壊したわけですが、暗黒郷=理想郷であるので実はこの時に理想郷が崩壊しています。このルートではシイカは理想郷を見つけていないので9の倍数になっています。理想郷が崩壊するということは「誰かが理想郷を見つけた」ということになるわけですが、誰が見つけたのかについて後々説明します。
Utopia(RAV)の時に理想郷が崩壊しています。このルートではシイカが理想郷を見つけたので理想郷が崩壊しています。DystopiaREMIXとは誰が見つけたかという点さえ除けば「同じタイミングである」ということが出来ます。こうすれば覚醒シイカ実装時にUtopia(RAV)とDystopiaREMIXが追加されたのが説明できます。この辺りについても後々説明します。
また、Utopia(RAV)のノーツ数は「100×12」と表せます。100は理想郷ですが、12というのは先程出てきた11よりも一つだけ進んだ値です。
UtopiaREMIX(MAS)のAJ称号は「理想郷の先に見える景色は」となっているので「シイカは理想郷以外のものを探している」と考えられます。これがa truth seeker(MAS)のAJ称号「真実は未だ遠く。」にあるような「真実」だとすれば自然です。また、UtopiaREMIX(MAS)のノーツ数は「100×13」、a truth seeker(MAS)のノーツ数は「100×14」、Utopia(MAS)から11→12→13→14と連続しています。これは、「シイカが、彼女の探している真実に少しずつ近づいている」ということを表していると考えられます。それでは、その真実とは一体なんなのでしょうか。ここで、a truth seekerの副題「Communication with Utopia Work be lost」を考えます。和訳すると、「理想郷との通信が途絶えるだろう」となります。今シイカは少しずつ理想郷の真実に近づいています。14まで近づくと通信が途絶える兆しが見え始めたとなると、「真実に近づけば近づくほど通信が途絶えるようになる」わけですが、これは少し違和感があります。通信機を用いた通信というのは距離制限があるように近い方が通信しやすいのですが、ここでは近い程通信しにくくなるわけです。つまり、理想郷は「真実を暴かれるのを非常に恐れている」と考えられます。理想郷にとって暴かれてはいけないもの、それは「理想郷と暗黒郷は同じもの」だということです。理想郷と暗黒郷が重なる、つまり「9の倍数」と「100の倍数」が重なる900の倍数」に真実があります。
11→12→13→14と少しずつ近づいているシイカにとっては「18」に真実があります。そこでシイカは理想郷と暗黒郷が実は同じものであったという彼女が求めていた答えに辿り着くわけです。

DystopiaREMIXのルートは?

先程、DystopiaREMIXは「シイカが理想郷を見つけていないルート」だと説明しました。しかしこれでは、「理想郷を見つけたのは誰か」という疑問が残ります。ここからはこの点について考えます。
結論から言うと、「理想郷を見つけたのは覚醒シイカ」であり、DystopiaREMIXでの視点は「シイカ」である。というのが私の中で有力です。Utopia(RAV)とDystopiaREMIX(MAS)が同時に実装されていますが、「主人公がシイカで、理想郷を見つけられなかったのがDystopiaREMIX」「主人公が覚醒シイカで理想郷を見つけたのがUtopia(RAV)」とすると、ストーリー的にも矛盾なく進みます。

St.1…Dystopia
St.2…Utopia(MAS)
St.3β…DystopiaREMIX
St.3…Utopia(RAV)
St.4…UtopiaREMIX
St.5…a truth seeker

1,2,3βがシイカの物語
1,2,3,4,5が覚醒シイカの物語(本筋)

となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。これはあくまで私の解釈でしかないので実際のところは不明ですがシイカのストーリーについて私なりにいい解釈ができたと思います。ありがとうございました。














実はこれ4500文字だったり。まさか…ね。






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