レインツリーの国 読了
レインツリーの国、読了。
人生で初めて、一日で小説を読み終えた。
読んでる間、続きが読みたくて読みたくてしょうがなかった。
もう書いたけど、途中まで「なんだこのめんどくさい女は!全部障害のせいにしやがって!」と思っていた。でも同時に、「違うよ伸、そこじゃない、そうじゃない」と思うところもあった。だから、伸の言動や行動を「優しくていつも惜しい」と書いたのだ。
1か月、どうしょうもないことでたくさん悩んだ結果、ひとみは伸の希望に答えてみることにした。これ、すごい大きな一歩やったと思う。いや、まだ、めんどうやけど、やったやん!と思った。ショートにしてカジュアルなファッションに身を包んだひとみ、見てみたいなあ。
差別は差別を生む。の言葉の本当の意味は、「差別される状態にある人が、差別を意味する言葉等に異常に敏感になり、自分と同じ状態にない人は私の気持ちなんてわからない人たちなんだと一括りに差別してしまう」ということだと思う。差別される人は差別する人を差別するんや。少々強い子やなかったら、卑屈になるのもしゃあないよな、と今ならあの面倒くささを受け入れられる。ひとみは自分を元から面倒臭い性格だと言っていたけれど、理知的で丁寧な文章もひとみの一部だ。なんというか、そんな事言わずに自信を持ってどんどん魅力的な女性になってほしい。
終わり方は、すごくシンプルだったなあ。
ずっと曖昧だった関係が、もう少し現実味を帯びて、恋が叶って、これからどうなるかはわからないけど、とりあえずハッピーエンド。
できればこれからもずっと2人が幸せでありますように。
って、フィクションの話やのにどこに願ってんねやろ(笑)
でも、ほんとに、そう思いました。
支離滅裂やけど。とにかく、よかった。
ちなみに、私は女で、関西出身ではありません。
それでは。
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