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ちゃんどら通信:新しいことをはじめる

本日、
インド占星術のナクシャトラでは、
ウッタラ・アーシャーダの満月です。

シンボルが象の牙。

これはガネーシャ神の
折れた牙を表すと言われています。

ガネーシャ神は
象の頭の神さま。

障害となるものを取り除き
人々の望みをかなえてくれる神さまです。

日本でもなじみのある
インドの神さまのお一人ですね。

ガネーシャ神の牙にまつわるお話があります。

聖典の記述を頼まれた際に、
途中でペンが折れてしまったため、
執筆を中断させないために、
ご自分の牙を折って
執筆をつづけたというもの。

自分のなすべき義務を
障害を乗り越えて果たすこと、
そして、
ひたすら継続すること。

そうしたことの大切さを
表すお話です。

ガネーシャ神と関わりのある
今日の満月は、
新しいことを始めるのによい日
とされています。

ガネーシャ神のお力で、
障害が取り除かれ、
幸先のよいスタートが切れる、
継続する力を与えられる
とされるためです。

そして、
今日の満月は、
グル・プールニマにあたります。

これは、
師に対して感謝と敬意を表す満月祭と
されています。

自分の人生に影響を与えた
親、先生、師、アドバイザーなどに
感謝して過ごす日です。

グルは「師」と訳されますが、
もともとは、
「闇を払うもの」
という意味になるそう。

無知という闇に光をもたらし
私たちに叡智を授けることで
無知の闇を払うということですね。

インドでは慣例として、
この日に、
新しい誓いをたてるとのこと。

師を敬い、
師に対して新たな誓いをたてて
実行する。

ガネーシャ神と
グル・プールニマ

今日は、
何か小さなことでよいので、
これから続けていきたいことを
始める日にされるといいですね。

今日もよい日でありますように。

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