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ちゃんどら通信:心を満たす満月

本日、午前8:48に満月を迎えました。

ナクシャトラはプシュヤ。

蟹座3度20分′~蟹座16度40分
※インド占星術はサイデリアル方式を採用して月の位置を計算しています。

支配神:神々の師 ブリハスパティ
シンボル:花、円、矢

支配神のブリハスパティは聖なる言葉を話し、聖なる祈りを捧げる神です。神々のアドバイザーとも言われています。

ブリハスパティが深く関係するのはスピリチュアルなエネルギー。精神的なことに関すること、神聖なこと、祈りなど、このスピリチュアルなエネルギーに満ちたナクシャトラのもとで、より深い気づきを得ることができます。

インドの聖典ヴェーダの中では、幸福や富、子供を与え、王様たちに対して、正しい助言をし、学識のある人々を尊敬するようにと教える存在として書かれています。

王様たちに正しい助言をする
王様たちに学識のある人々を尊敬するように教える

今の社会にぜひとも登場して頂きたい存在です。

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ブリハスパティは木星の別名とも言われていて、あらゆるものを発展・拡大させる力があります。

一方で、プシュヤを支配しているのは土星。木星の拡大のエネルギーと土星の制限のエネルギー。拡大と制約。

魂の成長のためには、このふたつのエネルギーのバランスをとることが必要なのです。

土星は規制をかけますが、それは内省を伴うから。義務や責任を問うための規制です。

なんでも拡大していいわけではないのです。義務や責任をもたない拡大は災厄です。

プシュヤは吉兆なナクシャトラといわれています。そこには、ブリハスパティのもつ神聖さと、拡大と制御のバランスがあります。

神聖さと拡大と制御のバランスをもつプシュヤのエネルギーが降り注ぐ今日の満月からしばらくは、精神的な成長を求める人にとって、よい後押しが得られるタイミングです。ぜひ活かして下さい。

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プシュヤという言葉自体には、滋養する、栄養を与えるという意味があり、豊かさを与えるナクシャトラと呼ばれています。

蟹座は母なる星座です。母親が見返りを求めず、子供たちを滋養し成長を見守るような、そんなエネルギーが満ちています。

シンボルになっている花は、隠されたものが開かれることを表していて、特に隠れた才能の開花が強調されています。

花開くためには十分な栄養が必要です。

心が乾いていたり、何かが欠乏していると、思うような花を咲かせることは難しいもの。

この機会に、何が足りないのかを少し見つめてみて、しっかりそこを滋養してあげてくださいね。

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1月15日に太陽が山羊座に入り、インドでは、マカラ・サンクラーティといって、太陽が北回帰に入ったことを祝うお祭りがありました。日本でいう冬至にあたり、この日から神々の昼の季節が始まります。

春に向けて動き出したということですが、それでもまだまだ季節は冬の中。

年が明けて、お正月が終わったのに、まだなにも始められていない!そんな焦りもあるかもしれませんが、心配はいりません。

今はまだ試運転の段階。寝起きに急に激しい運動はしないもの。ゆっくりと確かめながら動き始めましょう。


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