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2023年12月1日「これからのはなし」

めっきり寒くなりました。
イルミネーションが街を彩る季節です。

私はクリスマスが好きです。
正確に言うと、
クリスマスで街全体が浮足立っている感じと
クリスマスソングが大好きです。

今年のクリスマスソングは10月解禁でした。


さてと。
何度目かになる
「これからのはなし」をしたいのです。

仰々しく【ご報告】ってしてもよかったんですが
まぁそんなに構えなくてもいいか、と思って。

ちょっと長くなる予感はしています。
今回は有料記事にしないので、
もしよければ温かい飲み物でも片手に
ゆるりと読んでください。



どこからお話をしましょうか。

2022年3月に「今咲暁葉」を名乗り始めました。
何度も話したエピソードですが
お芝居は全くの未経験だったのに
「やるなら今だ」という直感に従いました。

その直感は、私に必要な選択を提示してくれたと
今でも思っています。

お芝居は、舞台は、今咲としての時間は、
私の止まっていた時計の針をゆっくりと、
でも確実に前に進めてくれました。

今咲暁葉がいなければ
経験できなかったことがたくさんあります。

お芝居の面だけではなく、ひとりの人間として。
出会いも、学びも、成長も。


でも、うまくいくことばかりじゃなくて。

今年の春以降、正直あんまり記憶がないです。
4月から、苦しい日の方が多かった。

あ、記憶ないって書いたけど、正確に言うと、
断片的にフラッシュバックして心がウッってなる
みたいなことは日常茶飯事です。

思い出すのは苦しかったことだけじゃなくて。
褒めていただいたこととか、
心が動いた時のこととか、
苦しかった時にかけてもらった言葉、とかね。

でも、
そういう何気ない瞬間の空気感を感じるたびに
「もっとできたんじゃないか」とか
「わたしのせいで」みたいな
”思考”が浮かぶから苦しくなるまでがセット。

思考はあくまで思考であって、事実じゃない。
結局自分を苦しめてるのは自分自身なんです。
むかしから、ずっとそうだったかもしれない。


そんなこんなで、
お芝居に関わるのが怖くなっちゃって。

お誘いいただいた舞台も
観に行きたかった舞台も観に行けてない。


正確に言うと、
「『私もお芝居したい』って思うこと」
を自分に禁じているんです。

…とか書いてたら
とんでもない眩暈に襲われております。
本当のことを伝えるのは
本能的にこわいことです。
でも、書きたいから書き続けます。

はい、えっと、そう。

お芝居の魔力、とも言うのでしょうか?
やりたくなっちゃうんですよね。お芝居。

とくに、いい舞台とか観ると。
だから観に行けないんです。
「お芝居したい」って思っちゃうから。

でも、お芝居する自信がないのも事実です。
また苦しくなるのが目に見えているのです。


「暁葉のお芝居は、
 暁葉のやさしさが見えるから、すきなんだ」
って言ってくれた人がいました。

この子とは暁葉として出逢ったわけじゃないけど
私のお芝居を「すきだ」って言ってもらえるのは
とっても嬉しいことです。

暁葉として出逢った皆さんにも
嬉しい言葉をもらうことがたくさんあって。

「今咲暁葉」はなんて幸せ者なんだろう
と、思わずにはいられません。



最後に出演した舞台
ACTHOUSE7期生の卒業公演。
あの日々を超える努力のできる日が来るまで…。

表現者として、ひとりの人間として、
常に成長し続け、
前作より成長した姿でお客様に作品を届けたい。

まだまだ完璧主義の私が手放せていないです。

でも、お金と時間をいただくということ
観に来ていただく側の人間になるということは
そういうことだと思うのです。
それが責任であり、仕事だと思うのです。

それができない今の私は、
表現者を名乗れません。


でもね。


私はお芝居が大好きです。

舞台が大好きです。

観るのも演じるのも大好きです。

舞台だからできる表現があって、
生の人間が演じるから届くものがあって、
場と空気を共有するから生まれる感動がある。

そんな素敵な現場に、
表現者として関わることができて
私は幸せです。


だから、久しぶりに言います。

『いつかまた、舞台に立ちたいです。』


「いつか」がいつになるかは、わからない。
5年後かもしれないし10年後かもしれないし
もしかしたら30年後かもしれないけれど。

でも、この気持ちがある限り、
私は私でいられるような気がしました。
今咲暁葉でいてもいいような気がしました。

私は、自分で、今咲暁葉の存在を肯定します。


現実的な話、
歯列矯正で、表舞台に立てる状態でもなくて。
少なくとも矯正が終わるまでは、
舞台出演はないです。

待っていてほしいとは言いません。
表現者ではない、ただの今咲暁葉なので。

でも、SNSは更新するし、
たまに配信もするかもしれないし
また急に何か始めるかもしれないし。

でも難しいことは抜きにして、
今咲暁葉が過ごしてきた時間と
これから過ごすささやかな時間を
一緒に楽しんでもらえたらうれしいです。



出逢ってくれてありがとう。
たくさんの愛をありがとう。

今咲暁葉は、これからも今咲暁葉です。

もしよければ
「今咲暁葉」にお付き合いください。


ここまで読んでくれたあなたへ
あきハグっ!!!!!!!!!

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