決戦は月曜日 「メンバーのべ10,000時間参加/年の全社会議体運営」
▼はじめに
アカツキゲームスで人事をやっております田村と申します。
僕からは全社共通会議体の「ゲームス週次セッション」を題材として書かせて頂きます。
いわゆる人事としての何かというわけではなく、施策の運営を通して個人として感じている事、大事にしている事を中心に書きます。
流しで構わないので最後まで読んでいただけると幸いです。
▼ゲームス週次セッションとは
有り体に文章化するとゲームス週次セッションとは、アカツキゲームスの共通会議体で毎週月曜日に一時間Zoom上で行われている会議体です。参加対象は主に正社員となっており、週替わりでPJTや職能、経営から様々な事がセッションを通して共有される場で、Youtubeライブやテレビの生放送をイメージしていただくのが最も早いです。
僕はこのゲームス週次セッションの運営として動いてます。
毎週月曜日に行われておりますが、全身全霊で魂と情熱を込めて運営をしております。
そうです。僕の一週間は始まったその日が気張り時です。
運営として参画してから気が付けば一年半ほどになるので、もはや習慣化しており月曜日が気張り時であることは僕の生活の一部となっております。
もはや祝日で月曜日がお休みの日は何となくペースが乱れるようになってしまいました。
▼運営は何をしているのか
あまり表に出る事がない話なのでこの機会にザッと紹介しようと思います。
運営としてのコアメンバーは僕を含めて2名。更に主に当日機材周りを担っているのが3名の計5名が画面の裏側で黒子として動いております。
僕も含め運営がやっていることは「アジェンダ組みと登壇者アサインを除く運営の一切」です。イメージ的には生放送テレビ番組のADのような感じの任務を担っており、毎週のゲームス週次セッションを支えています。
運営の定常的なTODOを羅列してみると下記となります。
・先々の回のセッションテーマと登壇者の確認とリマインド
・MCのスケジュール調整
・各回のtmpチャンネル立ち上げとキック
・機材の調達と設営
・本番直前・本番中のディレクション
・撤収
・コメントボードと本番中zoomコメントを登壇者にFB
・アーカイブ公開に向けての作業
・その他付随する業務
羅列すると無機質で単調に見えてしまいがちですが、この一つ一つに魂と情熱を込めて毎週運営してます。
▼怖さ
ゲームス週次セッションが現在の運営体制となったのは、僕が運営として参画し始めた約一年半前です。それまでも関わった方が試行錯誤しながら前に進めていましたので、良い部分は継承しつつもPDCA回しながら一歩ずつ改善してきました。
運営以外は誰も見ることがない課題管理表を都度更新して改善してを繰り返してます。
「週次」で行われることもありPDCAを高速回転できるので、運営面については爆発的なスピードで進化していった感覚があります。ただ、一方で毎回めちゃくちゃ怖かったです。現在進行形で怖さを感じながら運営をしております。
その怖さの正体は何か。ふと計算してみた事があります。
ゲームス週次セッションは参加者は少ない時でも200名以上で、多い時は300名弱の時もあります。仮に250名の方が参加される場合にゲームス週次セッションの1時間でかかってる人件費は…半端ないのではと思いました。
参加者250名 × 参加者の平均時給 = 一回のゲームス週次セッションにかかる費用
と、した場合に、秒単位でもかなりの費用がかかります。そしてそれが毎週開催され、年間では50回ほど行われます。
そうです。とんでもない投資なのです。
万が一運営に不手際があって会が中断してしまったり、それこそ秒単位でミスをした場合でもインパクトが大きいです。ミスが続こうものなら、そこにストレスを感じて参加メンバーも離れていく可能性もあると思います。これは個人的に勝手に感じているプレッシャーなのですが「ミスが絶対に許されない」という緊張感の中で毎週運営をしております。
併せて、登壇者にはなるべくリラックスしていただき、会を楽しんでいただきたい気持ちがあります。基本的にプレゼン慣れしている方が多いですが、それでも200名以上の方を前にプレゼンをすることは少なからずストレスを感じると思います。
ただでさえストレスを感じる場面なので、それこそ空調一つとっても室温を適温に保ち、リラックスできるように調整してます。ストレスに繋がるものを可能な限り排除したいという想いを持って設営・運営しております。
怖いという表現が相応しいかどうかはさておき、手に汗握ってアンテナ立てて運営してます。
▼面白さ
ただ、緊張する裏方の黒子である自分はめちゃくちゃ楽しんでます。
毎週緊張感を感じることができ、乗り越えたら単純に嬉しい。そして至らない部分があればすぐにPDCA回せる。結果や影響もすぐに見る事ができる。ということもありますが、それ以上に役得がものすごいです。
なぜなら、毎回必ず特等席で参加できるからです。
ゲームス週次セッション含めた様々な会の運営や新卒研修の企画運営に携わって気付いたのですが、あらゆる会において運営は非常に贅沢な経験が約束されてます。
登壇者のお話を生でこれ以上ないレベルの近さで聞けますし、熱量や想いをダイレクトで感じ取る事ができます。
さらに、本番前後の待機時間のアイドリングトークや雑談は聞いているだけでも面白いですし、こぼれ話も出てきます。
いや、ホント贅沢極まりないです。感謝でしかないです。ありがたや…。
▼大事にしていること
そんなゲームス週次セッションですが、最近「ゲームス週次報告」から「ゲームス週次セッション」に名称が進化しました。
「報告」でなく「セッション」とした意図は実態に合わせて願いを乗せたからと理解してます。
そして「セッション」となったことにより、運営としても「アジェンダ」という言葉は極力使わず、「セッションテーマ」という言葉を使ったりもしてます。
用意したプレゼン資料を登壇者が説明して終了でなく、その最中に繰り広げられる参加メンバーのコメントやMCからの質問、戸塚さんからの補足やクロストーク、ここにゲームス週次の本当の価値があると考えてます。ライブならではの予想外の展開も醍醐味です。
なので設営においても一工夫し始めました。少しでも会話がしやすいように・・・
誰も気付いてくれないのでこの場で出しますが、個人的にはだいぶ画期的だと思ってます。すごく小さな変化に見えるかもしれないです。
ただの自己満足かもしれないですが、ここまでこだわります。こだわり抜きます。
座席配置を扇形にすることによりお互いの顔が見えやすいので会話もしやすい(はず)です。
少しでも会話が弾み、会話の量が増え、セッションの質が高まる可能性があるのであれば、運営は何でもします。
▼願い
だからこそ、参加対象メンバーの方は、なるべくリアルタイムで参加していただきたいです。アーカイブを倍速で見るというのも効率を考えたらいいのかもしれないですが、それでは得られない情報や熱量、用意していない会話や反応、これをライブ感覚で楽しんでいただきたい。
視聴でなく参加していただきたい。コメントや質問で会を一緒に盛り上げていただきたい。プレゼン資料を読み上げるだけでないセッションを一緒に楽しんでいただきたいですし、深めていただきたい。
アカツキゲームスのメンバーはめちゃくちゃ優秀で有能な方で溢れてます。会社はメンバーを信頼し、事業の失敗も成功も、過去も未来も、全て情報透明性高く共有してます。
その思想が、メンバーの成長に繋がり会社の成長にも繋がる。
いやあ・・・なんて素晴らしい場なんでしょう。最高だ。
▼誇り
毎週200名以上の規模の会議体を設けられている企業はあるのでしょうか。
しかも「会議」でも「講演」でもなく「セッション」形式の。
これもアカツキゲームスの一つの挑戦だと思います。
年間のべ参加人数が1万人を超える場。
そんな挑戦に運営として参画させて頂いているのは非常に誇らしいです。
なので僕は月曜日が大好きです。