『夢の家』

魚住陽子『夢の家』(駒草出版)よんだ
「萌木色のノート」がとくによい。終わりに向けて加速していくというか、密度を増し続けていくというか、とにかくこれは短編じゃないとできないことだ。「郭公の家」みたいなくふうのある小説はきらいではないがこの作家には求めていない。

Ageyev は 1-4 まで。
ブルケヴィッツがドイツ語の授業中、先生に当てられて黒板の前に立っているときにくしゃみをしてしまい、それでクラス中から笑われてしまう。それからブルケヴィッツはとつぜんクラス全員と関わりを立ち、猛勉強をはじめ、主人公たちの属していたあたまいいやつグループを脅かしていく。