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ひろき誕生日おめでとう

最推し三浦宏規くんのBDファンクラブイベントにいってきたので、雑感。

※お気持ちです。イベレポではないのでご注意ください。

観たかった!!!!!!!

観たかったなああああああああああああああああああああ宏規の「若者と死」!!!!!!!!

2回めのファンミで踊ったんだって!
観ーーたーーーかったあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
だって、アレだよ? アレを踊ったっていうんだよ???
と、思ったファンはたぶん私のほかにはそんなにはいなかったと思う。

去年コロナがあってファンミ1年とばしたってゆってたから2019年が3回めで、つまり2018年だろうと推測。(FCサイトのどっかに書いてあるかもしれないけど)
観たって人会場にかなりいたし、つはものがたしか2017から2018だよね。だからつはものでファンが増えたあとにやったんだろうな。
でもって煙草吸うふりしたってあたりがかわいいっていうか律儀っていうかまあ3年まえなら未成年だから吸うわけにいかなかったんだろうけど、それにしてもだよ。
よく踊ったよね!!!!!!!!!!!煙草吸うってことはプティのあれっしょ??????
(っていうかあらためて調べたらそもそもプティのしかなかった)
哲でさえたしか30過ぎてから踊ったのに!!!!こわいもんないな!!!!!!(ほめてる)

いやまあ、宏規はそもそも哲にあこがれてバレエはじめたわけだし、哲が踊ったからこそ若者と死だったのかもしれないけど。それにたぶんそれこそたかがとゆってはなんだけどファンミで踊るだけのために振り写しはさすがにしてもらえないだろうし自分なりに観てまねっていうか独自に踊ったってことなのかもしれないけど。
でも煙草の煙云々言ってたからにはある程度なぞってるだろうし。
もう、あの冒頭の虚無的に座ってるとこを宏規で想像しただけで血管破裂しそう。

まあ、それこそつはものの直後なら「すごくバレエのうまい、髭切を演じてる子」というのが一気に増えたファンの基本的な評価だっただろうから、ファンミでは踊らざるを得なかったんだろうなあと思うんだけど。

今回(ってはじめていったけど)のファンミは、事前のブログ(たしか)でセトリ作ってます、歌いたい曲がいっぱいあって、みたいな話をしてたからコンサートっぽい形式だというのはわかってはいたんだけど。
刀でもてにぬでも、ファンが喜んじゃうような持ち歌的なもの歌ってくれるのかなでもそのへんは版権的にどうなのかな難しいかなそれともむしろやりたくないとかもあるかもしれないな、と思ってたらまあがっっっっっっっっちがちにミュージカルナンバーでかためてきたね。しかもレミは歌わなかった。
といっても私もミュージカルは詳しくないんだけど。モーツァルトとミス・サイゴンとノートルダムの鐘の曲は確定。あと60年70年代?前後ぐらいの年代のポップスが数曲。開演前のBGMもそれっぽい選曲で、これはノスワンとか恋ブロの影響なのかな、ダイナーでもそのへんの曲歌ってたけど、まだはたちそこそこの子が自分が生まれる30年40年前の時代の曲がそんなに好きってあんまりないよね。そのへんもクラシカルで、ベースがクラシックバレエ、古典的なものっていうのも関係あったりするのかなあ。
さておき。

ノートルダムの鐘の曲がすごかった。ほんと生まれてまだまる22年しか経ってないのにこの歌唱力なに????っていうかバレエは本人もよく言うけど言葉で表現しない芸術だからバレエをやめるまではそっちはやってなくて15の時に恋するブロードウェイだっけ、にはじめて出たときはまともにドレミファソラシドも歌えなかったレベルらしかったからほんの6年7年でこの成長ってマジでおそろしいにもほどがある。
というくらいすごかった。
歌唱力そのものもそうなんだけど、その曲にのっけてる感情がすごい。私は浅学にもほどがあるのでじつはノートルダム・ド・パリを読んだことなくてざっくりあらすじを知ってる程度で、ディズニー映画のノートルダムの鐘も見たことはないんだけども。
でも、宏規の歌を聞いてるだけで、カジモドがどういうキャラなのかがわかる。私は脳の回線がちょっとつながってないところがあって歌を聞いても歌詞に感じ入ることができないというか、歌詞じゃなくて声という楽器って認識しちゃって1回や2回聞いたぐらいじゃ言葉として認識できない(だからじつはミュージカルに寄りまくってる最近のミュは内容が頭に入ってこなくてちょっとつらい)のでもうほとんど歌詞おぼえてないし2回め観たときも全編とおしてえっ昨日聞いた曲こういう歌詞だったっけ?って思ってたんだけど、その私の、歌詞に対する理解力の低さを持ってしても、宏規の声にこもってた感情でカジモドの心情がわかるんだ。
こないだ発売になった、宏規も参加してたディズニー声の王子様で伊東健人くんが歌ってたけど、いや、ごめん、ファンだからっていう欲目を抜いても(てか私伊東くんの声めっっっっっっっっっっっっちゃ好きなんだけど!)圧倒的に宏規のほうがよかった。
とあるファンのかたが2019双騎の感想で、「舞に感情をこめるのはものすごく難しいことなのにそれができてるのがすごい」と言われてたけど、まさにそれ。こういうところは、ほんとに宏規って役者なんだなと思う。というか、これができる役者なんだなっていうか。まさにミュージカル向きの役者なんだと思う。

ミス・サイゴンの曲も、これも私はタイトル以外知らなくて、クリスっていったかな?曲を歌ってるキャラクターがどういうキャラか知らないで聴いてるけど歌詞も言葉の切れ端が断片的に聞こえるだけで全体的な意味はいまいちわからないわりに、なにか彼が重い屈託を抱えてサイゴンへ逃げてきたんじゃないのかなっていうのが声の調子でわかる。
なのに、この子何十年も歌ってきた重鎮のベテランじゃなくてきのう21最後の日で今日22になりました、6,7年前は歌ってごらんって言われて歌ってみせたらもうどこから直していいかわからないって困りきった顔をされましたってけらけら笑ってるんだよ。なにそれ。このあとまだ数十年は役者としてキャリア積める伸びしろ残ってるのに。なにこれ。

ガチ正直に言って、私は三浦宏規というよりも三浦宏規が演じてる髭切というミュージカル刀剣乱舞のキャラクターがなにより好きだから、つはものの再演とか完成版の双騎とか新作とか、とにかく兄者に早く戻ってきてほしいんだけど、たぶん本人は2.5じゃないふつうの?ミュージカル方面にいきたいんだろうなあ、とは思う。
やってる仕事も恋ブロ、ノスワンにリトルショップ、ヘアスプレーにVR朗読劇、ダイナー、スパマロットでこのあとはレミゼとリトルショップの再演で、あとべは卒業したから、兄者以外の2.5はもう出てない。オファーがないとは思えないから本人が選んでそっちへ向かってるんだろう。
でもじつは宏規は兄者にはほんとうに奇跡レベルでハマってるけどほんとはそんなに2.5向きの役者じゃないんだと思う。悪いほうの意味で「何をやっても三浦宏規」なんだよね。木村拓哉がどんな役柄のドラマに出ても悪い意味で木村拓哉でしかないのと同じ。陰陽師は観たけどやっぱりたんに宏規だったしな(・x・)あとべは1本しか観てないけどそこではほとんどあとべに見えなかったしあとべの品のない物言いがほんとに似合ってなかった。(その後4年かけて演じるうちにどう変わっていったかは観てないから論評できないけど)ルフィは見てないからなんとも言えないけど、キャラクターを考えるとたぶん似合ってなかった気がする(・x・)
兄者との親和性は異常を越えて高いけど、それはたまたま宏規の資質に兄者というキャラがベストマッチだったというだけで、きたむーやあらまっきーやまえちゃんやひろちかみたいな、次々と2.5に出てはその時の役に入り込んで演じきる、そういう役者じゃないんだと思う。橋本祥平は私は3作観て、その限りにおいては何を演っても橋本祥平なくせに完璧にそのキャラになっててすげえってなったけど、宏規の何をやっても三浦宏規っていうのはそういうのじゃない。それは個性というか演技の質の話なので、ストレートプレイならそれでいいと思うし、だからこそ彼はおそらく2.5よりふつうの舞台に向いてる役者だと思う。ラブ・レターズ宏規で観てみたい。きっとすごいもの見せてくれると思う。
そういう意味もあって、私は宏規は兄者さえ続けてくれればほかは何やってもいいとは思ってるんだけどw というか2.5はもう兄者だけでそれでいいから。もっと兄者の宏規を観たい。兄者をやる隙間をスケジュールに残しといてほしい。でもって、まだあの役を演りたい演り続けたいと思っててほしい。ファンへのリップサービスとしてじゃなく、本心でそう思っててくれたらいいなって思う。

兄者との親和性といえば。
4回めの回のトークで(2回めと4回めを観た。ていうか基本的にMCの流れは同じで同じ話題質問を振られてるのに2回ともトークの内容がほとんどかぶってなかったのすごい)レミゼはレミゼの喉にしないといけない、そうじゃないと歌えない、前回は夢中でよくわからなかったけど今回のレミの稽古が始まってそれをあらためて思った、みたいなことを宏規が言っていて。自分でもうまく説明できないって言ってるのをMCの相手役のひとに(ノスワンの演出家の人らしい)「それに合わせたチューニングにしないといけないんだね」って言われてああそれかもしれないって言ってたけど。
おそらく、「髭切」も宏規の中には固有のチャンネルがあるんだと思った。だってほんとに、これは私よく言うんだけど、ほかは何をやってもたんに三浦宏規がそれをやってます、なのに、兄者だけまるで別人じゃん? ウィッグつけてメイクしてカラコンも入れて衣装も着てても、髭切に入ってる時とバクステも含めてコメントとかで三浦宏規でいる時でぜんぜん顔が違う。兄者だけ、もう神降ろし状態なくらいちがう。
レミゼの喉ってそういうチャンネル切り替えみたいなものだと思うんだ。
だからこれはちょっとマリウスは楽しみ。何をやってもただの三浦宏規でしかない宏規とはちがう宏規が観られるといいなと思う。今の宏規でも十分好きだし、歌うとほんとなにこの子どうやってこんな子がこの世界に生まれてきたのって思うけど、でも、もっと役者として広がってほしいからそういう演技ができる役をもっともらってほしい。
リトショはまったく想像がつかないのでどっちで出てくるのかこれも楽しみではある。
(その前にチケットのご用意を受けないといけないけど)
(リトショもレミも全とはいわないけど一定数の公演配信してくれないかな)

完璧だった

ところで、ずーーーーーーっと昔に宏規がうちの王子のプロデュース公演に出てたというのをちょっと前に知って愕然としたんだけれど。ダンスシンフォニーってやつ。
うちの王子というのはバレエダンサーの西島千博くんのことで、今は改名して西島数博かな。おそらくはもと宝塚の真矢みきの旦那という属性のほうがよっぽど有名だろうと思う、というか間違いなくそっちのほうが有名だけど、いちおうは本職はバレエダンサーでね。所属してたスタダンことスターダンサーズバレエ団をやめるちょっと前ぐらいから振り付けやプロデュースのほうにめざめちゃって(そっちの才能はあんまりないと私は思ってるんだけど、たんにnot for meなだけかもしれない)団もやめて今やもうダンサーなのか振付家なのか演出家なのかなんなのかわかんなくなってる人なんだけど、その王子のプロデュース公演の1つに出てたらしい。メルカリでたまにその公演のDVDが三浦宏規出演!!って5万ぐらいで売られてて目玉飛び出る。(さすがにほんっっとにバックダンサーなみの端役っぽいからそこまで出して円盤手に入れる気はない。まあ王子のDVDでもあるんだけど)

で、私、それは観に行ってないんだけど、名前に記憶があるからたぶんその公演の存在は知ってて、ああ、今度はこういうのやるのかー、でも王子の振り付けなあ、いまいちだからなあ、ダンサーでちゃんと踊るんならともかくなあ、と思ってチケット手配しなかったやつだと思うんだよね。もしなにかの気まぐれでチケをとってたら、まだバレエダンサーだったころの宏規を観てたかもしれないという。
あの時観てたら私は三浦宏規というダンサーをどう思っただろう、果たしてなんらかの意味で注目しただろうか、逆に、その時王子の公演に出演してたあの子かー、2.5に転向したんだねえ、と思ってつはものや双騎を観たとしたら、2020でこんなに兄者に思い入れを持っただろうかと思うと、このすれちがい、すごいよな、と思うんだ。
たしかにもしかしたらつはものに出るって知って何がなんでも観に行ったかもしれないしそうしたら私は3年ぐらい早く刀剣乱舞の二次創作をはじめてたかもしれない。でも、たぶん、そうしたら今書いてるような小説は出てこなかったと思う。もっと早く知りたかったというかもっとあの子の出てる作品をたくさん観たいとは思うけど、でも双騎2020で髭切と出会った(つはものも乱舞祭ももちろん観てるけど、やっぱり今の私の認識してる兄者と出会ったのは2020だと思う)ことはそれが正しいというか完璧なタイミングだったと思ってる。

すれ違いはもう1つあって。さっきもちょっと書いたミュージカル陰陽師。(こう書いた瞬間に伝説のニコニコ動画1本めの動画しか頭に出てこなくなるよね)
当時私はわうわうに加入してて(たぶん刀ミュの一挙上映を録画するため)その時に番組表で世界初の試み!2.5次元舞台を生中継!みたいなアオリの、原作がなにかもよくわからない舞台があって、それ録画したんですよ。でもその「世界初の試み」ってところにちょっと興味があっただけだったから映像じたいは観ないままほったらかしにして、そのうちどうせもう観ないなー、って消しちゃったんだよね。
それに主人公の相棒みたいな役で宏規が出てたとは(・x・)
ずっっっっっっっっと私のレコーダーのハードディスクに三浦宏規がいたんだよ!? なのに私奇跡のようにそれを録画してたのに観ないで消しちゃってんのwww 結局プライムっていうかdアニに入ってるのを、持ってない刀ミュと当時まだ持ってなくて借りたのは返しちゃった双騎2019を観るために入ったプライム用dアニで観たという。

私は某シリーズを書いた時に当時の相方が哲をモデルにしたキャラクターをそこに出したのをきっかけにしばらくバレエを観てて、入り口は哲だったけど最終的には技術の哲じゃなく表現の王子にいったんだけれど。
そこから20年近くを経て、熊川哲也のバレエに憧れてバレエをはじめてダンサーを志して、王子のプロデュース公演にも出演した子が今、兄者として私の人生でこんなに誰かを好きになったことはないってくらい好きになった存在になってるこの流れ。しかも過去に数回ニアミスまでしてて、やっぱりこの子って私にほんと縁があるんだなって思ってたんだけども。

今回のファンミのアンコール曲がまたね。can't take my eyes off of youだったんだ。邦題「君の瞳に恋してる」。曲名じゃわからなくても曲じたいはたぶんほぼ誰もが知ってるだろうというくらい有名なやつ。
これがじつはまた王子に縁のある曲で。
王子がまだ団にいた時、団付きの振付家がコンテにハマっちゃって作ったわけのわからん前衛バレエがあって。
その一部というか結論部分というか、言うなればアニメ版エヴァの「おめでとう」に相当するような場面で使われてたのがこの曲だったんですよ。
私がはじめて参加したファンミで締めがこれなん?????いや名曲だし超有名だし、ノスワンだか恋ブロだかでこの時代の曲大好きになったらしいしエンディングを飾る曲としてはたしかにすごくふさわしいから選ばれるのもむべなるかなとは思うんだけれど。
でも、私がはじめて参加する宏規のファンミで、これなん????????
なんかもう、私のここまでの人生、ここで宏規にたどりつくように流れてたんだなってマジで思った。
すごいよね。
もちろんここが終着点かどうかはわからないし、この先、ああ、あの時宏規の兄者に頭おかしいくらいのめりこんだのはここへたどりつくためだったのか、って思うのかもしれないけど。
私のここまでの人生、いろいろ欠けたところばっかりだけど、まちがってなかったんだなあって、1回めは歌詞まちがえて初日夜の公演はうまくいって、今日の昼調子に乗ってたらまた歌詞間違えちゃったんです、って前フリして歌い始めた宏規が2番の歌詞終わったとこで無事間違えなかったらしくて「おし」「やった」ってすげえ嬉しそうにガッツポーズして会場じゅうから拍手もらってもっと嬉しそうにしてるの見てこっちもすごい嬉しくなりながら思った。

生まれてきてくれてありがとう宏規。
お誕生日おめでとう。


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