成人式とか大人になるとかについてのニョロニョロ

散々成人式を『振袖の貸衣装業者の一人勝ち。誰も得しない』とかdisっておいてアレなのだが、やはり節目節目というのは大事なもので、『はい誕生日迎えました今日から大人の仲間入りです。責任持った行動するぞ!』みたいにはならないわけで、喩え形骸化していようともお偉いさんのありがたーい話聞いてれば、右から左に抜けていこうとも『もう未成年ではないのだから自分の言動には責任を持たねば…』って実感湧くんじゃないかなって。

私自身成人式も同窓会も出ずこの3連休をバイトしながら過ごしてたわけだけど、誰も得しない行事をする意味や、自分のことを考えているとそうなんじゃないかなって。私が誕生日迎えて『はい大人の仲間入りね!』って言われても、へぇ…としかならないし、チェックポイントを通らずに次のチェックポイントに向かってるような感覚なわけで……

イベントや堅苦しかろうがカジュアルだろうが式が苦手で、常に後ろめたい気持ちを抱きながら生きてる私が、その手の集まりを避け続けてきた結果『大人になんてなりたくない自分』が大きくなりすぎてしまって、図体だけ育ってしまった赤子みたいで本当に嫌で嫌で仕方ないのだけど、時を巻き戻すことはできないので、大人しく次のチェックポイントはしっかりと通ろうと思う次第である。

女子は『一生に一度の』振袖、ウェディングドレス(白無垢)があるからそういう式に出席もするし憧れもあるのだろうけど……と思うと、どうせスーツだから……、どうせ会っても……、なんとなくめんどいな……で欠席にしちゃうのは勿体ないかなって思ったり思わなかったり。
従姉は七五三も成人式の振袖も写真残ってるのを考えると、前撮りだけでも撮ってジジババ孝行すれば良かったかなって……成人する前に祖父は亡くなったし、祖母が他界する前に結婚できるかどうかと聞かれたらかなーり首を傾げてしまうのだ。

『ここまで成長しましたよ。見守っててくれてありがとう』なんて小っ恥ずかしくて言えないけど、いつか伝えられたらいいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?