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マクロが素敵なサルスベリ

サルスベリは漢字で書くと、百日紅。なんとも不思議で日本的な命名だ。幹のツルツル感から、猿ですら滑りそうだ、と見た目の感覚から、そう呼ばれるようになった。また、初夏から初秋まで長く咲くので、100日ぐらい咲く実際的な感覚から、こう書くようになった。さて、この「サルスベリ」を表す写真を撮影しようとすると、幹のツルツル感と共に、だが、意外と難しく、花ばかり撮影してしまう。

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初めての撮影

子供の頃からずっとそこに居たのに、目には入っていなかったと思う。不思議な幹には何かを感じていたかもしれないが。改めて見ると、面白い花だ。放射状に広がる縮れた花びら、広がるおしべが造形的に美しいと感じた。同時に被写体として難易度の高い花だなぁ、とも感じた。

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DC-G9 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 - f5.6 1/125s ISO:800
2021/07/08

開放でマクロに撮影

日本古来の花ではないのに、日本的なものを感じるのは、子供の頃から見ているからなのかもしれない。どうしても、和風に仕上げたくなる。まだ、梅雨空の続く初夏のサルスベリの花を開放で淡くして、和風的に仕上げてみた。

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DC-G9 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 - f2.8 1/125s ISO:200
2021/07/08

玉ボケを背景に

白いサルスベリは、日差しが強い日の撮影では、白飛びが起こりやすく、撮影が難しい。日陰に咲いていたこの花を、こぼれ日を玉ボケさせて撮影した。

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DC-S5 105mm F2.8 DG DN MACRO | Art - f2.8 1/160 ISO210
2021/07/19

やっぱりマクロ

満開に近づくと、全体より、マクロが似合う気がする。赤に黄色が映える構図が絶妙なのかもしれない。長い期間咲くこの花は、日を追うごとに、撮影が難しくなるのかもしれない。

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DC-S5 105mm F2.8 DG DN MACRO | Art - f4.0 1/160 ISO500
2021/07/25

滑らない

やはり気候変動の影響なのであろうか、これぞ「サルスベリ」、を撮影しようと出かけているが、幹がバリバリに乾いている。ならば、雨の日に、と思ったが、なかなか出会えない。やっと、見つけたが、花が散っていた。

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DC-G9 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 - f2.8 1/160s ISO:250
2021/08/12

モノクローム撮影

モノクローム撮影してみたら、花弁がパセリのようになってしまった。サルスベリには、モノクロームは似合わないのかもしれない。

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DC-G9 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 - f4.0 1/400s ISO:400
2021/08/22

生命力

苗木のような状態でも、花が咲くものなのだなぁ、と生命力の強さを感じた。この道は人通りも多いのに、よく成長したものだなぁ、とも思う。来年、また会えたら、ポートレート的に撮影しようと思う。

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DC-S5 105mm F2.8 DG DN MACRO | Art - f4.0 1/1250 ISO100
2021/08/26

広角ワイドレンズで撮影

夏の花なので、青空を背景に撮影しようと思っていたら、もう秋が近づいてしまった。私の街では、青空を背景に撮影できるような場所がなかった。来年は、青空を背景にした撮影にチャレンジしようと思う。それと、ツルツルの幹と一緒に撮影。出会えることに期待することにしよう。

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DC-S5 LAOWA 11mm F4.5 FF RL - f4.5 1/125 ISO100
2021/08/27

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