麻雀歴4年の社会人がプロアマリーグ戦に参加した話

あかせです。
2022年2月にHOLIC杯参加の記事を書いて以来、約1年ぶりの記事になります。(そもそも書く気力もネタも無かったのは内緒)
昨年より四国プロアマリーグ戦である帝四戦に参加したので、その戦いをnoteに記そうかなと重い腰を上げたところです。

帝四戦に参加した理由

実を言うと元々そんなに参加する気はありませんでした。何故なら第一に実力が無いから。麻雀始めてまだ4年そこらの人間です。戦術だって定まってる訳でもないし、引き出しが多い訳でもない。何なら受け入れ枚数なんてきっちり把握してないし、多面待ちも弱いし、点数計算だって怪しい。このように挙げるとキリがないのです。
次、第二にマナーに自信が無いから。元々感情の起伏が激しいので、放銃してラスを引こうもんなら打牌は荒くなりがちです。そして長考の多さ。時間制限のある大会では長考で時間内に半荘が終わらないことも多々ありました。帝四戦のポスターに「麻雀の腕•マナーに自信がある方のためのリーグ戦です」と書いてあるのを見て、「自分には一生縁の無い大会だな」と思ってました。
最後、第三に仕事の関係上、土休日が必ずしも休みでは無いから。帝四戦は基本土休日に行われますが、自分の勤務体系がシフト制なので、必ずしも土休日が休みになるとは限りません。こういった理由から敬遠していたのですが…。
ここまで書いておいてじゃあ何で参加したのかと言うと、自分がよく行く健康麻雀店「雀のお宿」の店主である長尾浩平プロから「参加した方が絶対良い経験になる!」と念を押され、更に大会ルールがWRCルール(このルールを使用した別大会で幸運にも準優勝を経験)というのも相まって参加を決意しました。まあ当初は結果駄目だったらまだ自分には早かったなくらいの考えでした。

第1節(徳島@麻雀荘リング)
結果4-1-2-1 +33.5pt

仕事の都合により香川ではなく徳島での参加となりました。初のリーグ戦、初の徳島での麻雀、緊張からか1回戦は和了0のラス。続く2回戦も東一局に跳満親被り。(ああ、やっぱり自分にはまだ早かったか…)しかしここから8000点×2回と親番の2600オールの和了で㊗️帝四戦初1着獲得。
その後の試合も2着、1着で無事プラスを持って帰ることに成功。初めてのリーグ戦は有意義なものとなりました。 

初のリーグ戦でプラスなら上出来でしょう。

第2節(香川@雀のお宿)
結果2-3-4-2 -26.1pt

ここからは香川での試合。但しこの日も仕事の都合で別日対局となりました。
内容ですが、2着は2回ともオーラスで捲られました。1回目は親で筒子の清一色聴牌(49p待ちだったはず)に6p押されて満貫ツモられ、2回目はツモ切り立直一発ツモドラの満貫という針の穴を通すような和了で捲られました。なんなん?
1着が取れなかった悔しさと一発ツモの驚きが相まって試合後は半ば放心状態になりました。

4人の中で1人だけ1着取れなかった奴がいるらしい。

第3節(香川@雀のお宿)
結果2-2-1-4 +9.7pt

この日も別日での対局。前節マイナスしただけに今節は一つでも多くのポイントを持って帰ると意気込んで臨みました。
1回戦は微マイナスの2着。
2回戦は浮きの2着。
そして3回戦で遂に積極攻勢が実って1着獲得。
さあこの調子で行くぞ!と思ったのも束の間、4回戦で1人沈みのラス喰らいました。東場の親番で2000オール和了った後、メンタンピン高目二盃口の立直(47p待ち)を打つも追っかけ立直をされてドラ3の手に振り込みました。そこからは一度も和了れず転げ落ちるようにラス…。ほんまやってへん。


ポイントを持ち帰ったとはいえ悔やまれる4回戦のラス。

第4節(香川@雀のお宿)
結果1-1-1-2 +102.8pt

ここまで3節終えて+17.1pt。プラスとはいえそろそろ大きく稼がないとFINALも厳しい状況。そんな訳でここが勝負駆けとみた第4節。
1回戦で親番の4000オールを皮切りに門前攻勢に出ると見事に決まって+42.6ptの大きな1着。(この試合覚えてる限り副露0回)
2回戦は3着目で迎えたオーラス、2着目とは5100点差、1着目とは5700点差の状況で配牌ドラの3mが対子!絶対に間違える訳にはいかないと手を進め、ラス目から親立直が入るも一歩も引く気は無いと無筋の6pをプッシュ。次順5p引いて58sのタンピンドラ2聴牌。ツモは勿論8000出和了もどこからでもトップなので黙聴に構え、親がツモ切った8sを捉えて逆転の1着!
日吉プロ風に言うなら追い風ビュンビュンの状態で迎えた3回戦。立直に対して断么ドラ1の2000点の嵌7m待ちで押し切る中々クレイジーな和了を掴むと、南三局、引っ張り続けたドラの中を重ねてポン。さらに序盤に5pを切っていたことが幸いして急所の辺7pが鳴け、ツモって僥倖の2000/4000。これが決定打となってなんと3連勝! 
こうなりゃもう4連勝するしかないよね。
4回戦抜け番で迎えた最終5回戦。東場に立直七対子裏裏の8000点和了って本当に4連勝が見えてきた…。
が、そうは問屋が卸さないのがリーグ戦。その勢いも続かず2着に。それでも1日で+102.8ptを稼ぎ、節内の1位を獲得すると共にFINAL進出にも大きく前進しました。

勝負駆け大成功。永久保存版のランキング。

第5節(香川@雀のお宿)
結果4-1-1-4 +38.3pt

前節+102.8ptを稼ぎ、FINAL進出が現実味を帯びてきたあかせ。しかしながらこの日は日本プロ麻雀連盟関西本部の方々がゲストで参戦となり、ただでさえ強敵揃いの帝香戦がさらにカオスに…。しかも卓組は何と4戦全てプロとの対戦!これはやべぇぜ…。
迎えた1回戦、これまであまり良い思い出の無い東家を引くあかせ。その予感は見事に的中し、1000点和了っただけのラスを引いてしまいます。しかし放銃も0のおかげで小さいマイナスで済みました。
続く2回戦。ここがこの帝香戦通してのターニングポイントだったと個人的に思います。東場で3900を和了って迎えた南二局。567の三色一向聴で親から立直(確かツモ切り立直だったはず)を受けますが、22556m567s12356p の形でドラ5mということもあり最後まで押すつもりで打ちました。そして7pを引いて中筋ですが生牌の5mを切り飛ばして追っ掛け立直。結果高目の7mをツモって3000/6000。これが決定打となり1回戦のラスを帳消しにする1着を獲れました。
3回戦。ここは本当にずっと立直出来るくらい手が入り、+42.7ptの大きな1着を獲れました。ただ反省するとこも勿論有り(2着目のダブドラポンに親とは言え平和のみで立直、海底ツモ番を見越して立直を打たなかった等)より気を引き締めなければと思いました。
最終4回戦。起家でいきなり4000オールを和了りましたが、そこから和了がピタッと止まり、ずっと耐える展開に。そして南三局。2着目の立直に対して現物の8pを抜き打つと4着目からロンの声。七対子ドラ2の6400に刺さって4着に転落。結局そのままラスに…。後味の悪い結果となりました。


もうちょいポイント稼げたかなぁと思ったり思わなかったり

帝香戦最終結果
+158.2pt(8-6-1-5) 1位

紆余曲折ありましたが、なんと香川県で1位になり、帝四戦FINALへの切符を掴み取ることが出来ました。勝因ですが、とにかく立直を打った。これに尽きます。一発と裏ドラの恩恵を最大限受ける為、好形は勿論、愚形でも役ありだったり待ちに自信がある場合は曲げました。特に二飜役である七対子と相性が良く、配牌が悪い、又は対子が多い場合は積極的に七対子を狙いました。
後は単純ですが攻める時は積極的に手牌を広げ、守る時は安牌を抱えて慎重に、メリハリを付けて打てたことが良かったかなと。

帝四戦FINAL(愛媛@KIT JAO)
結果2-4-2-2 -19.3pt
総合 +59.8pt  12/24位

遂にやってきたFINAL本当は1日休みにしたかったのに勤務の都合で年休申請通らず泊まり明けになったのマジで許さん
ゲストに連盟の仲田加南プロを迎え、尚且つ初戦でその仲田プロと当たるという組み合わせ。思えばこの初戦の東一局でフリテン立直(36s待ち。自分の目から5s4枚見えで3s良さそうと思ったら1段目に3s捨ててた。)したところから既に雰囲気に呑まれていたのかなと。結果仲田プロに8000放銃する最悪の立ち上がり。その後何とか立直七対子表表裏裏の12000や南場でツモ一気通貫ドラの4000オール和了るも仲田プロにドラ3の中バックをツモられて勝負あり。素点プラスの2着でした。
ただやはり集中出来ず気持ちがふわふわしてた感は否めず、続く2回戦で1人沈みのラスを引いてこれで優勝戦線から離脱。
3回戦は立直ツモ東ドラに裏3枚乗って跳満和了もそこから点数を伸ばすことが出来ずに2着。
せめて一回でもトップ獲って終わりたいと迎えた最終4回戦。東場は5200放銃→12000和了→6100和了→8600放銃というまるでジェットコースターのような点数移動。逆に南場はドラ4立直や確定平和三色ドラの立直を打つも和了れず、ほとんど点数動かないまま2着で終わりました。

勢いで行けるほど甘く無かった

総評・感想

優勝した兵頭さん、準優勝したあんでぃーさん、3位の小松プロ、おめでとうございます。
自分としては、リーグ戦とFINAL含めて麻雀を6日間打つのがこんなに大変だとは思わなかったですし、(事実最終日やFINALは試合後腰痛に悩まされた)
これを毎回続けるプロの凄さを改めて感じました。
次回参加するかは分かりません。参加するとしても次の帝四戦は連盟公式ルールという事で、一発や裏、槓ドラが無くなり自分にとっては今よりも厳しい戦いになりそうです。後単純にお金が無い。

ゲストの仲田プロと

おまけ

FINALの翌日、お宿に行ったら今年初役満の四暗刻和了りました。(しかも初の親番での役満)
何故これがFINALで出来なかったんでしょうかね()

これをFINALでやっていれば…

ここまで読んで頂き有難う御座いましたm(_ _)m

あかせ

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