「アイカツ! 10th STORY 未来へのSTARWAY」があまりにもすごかったので感想をひたすら垂れ流します。

 皆さんアイカツしてますか?
 すっかり女児アニメにはまった私ですが、仕事が忙しく、公開日に観に行けなかったわけですが、昨日、「アイカツ! 10th STORY 未来へのSTARWAY」を観に行きました。
 先に観に行った友人が「とにかくすごい」「やばい」「アイカツ観た人は全員観るべき」と口々に絶賛していたので、そんなにハードルを上げんでも・・・と思いながら観に行きました。

 結果、途中から号泣していてスクリーンがぼやけていました。

 いやあかんて、あんなん観せられたら心ぐちゃぐちゃになるって。すごいって。
 というわけで、取り急ぎ感情を明文化して怪文書を作成して心を落ち着けることにしようと思います。
 うまく言葉にできていない部分も多々あるかと思いますが、ご了承ください。あと、ネタバレが多数含まれておりますので、アイカツ観た人は可能な限り早く観に行きましょう。
 アニメ本編についても、以前別の記事でいろいろと述べているのでもしよければ合わせてどうぞ。


 スターウェイ、映画、めっちゃよかったですね(こなみ
 アイカツプラネットの同時上映で先にちらっと観たときに、すでに新しい映像であかりちゃんやいちごちゃんが動いているだけで感極まっていたので、今回の映画化も相当楽しみでした。ただし、アイカツのお話としては、第4シーズンの大空あかりがスターライトクイーンになる、というとてもきれいな幕閉じをしていたので、続きとしてなにかをやるのが、ともすれば蛇足になってしまうのではないか、と少し不安になっている自分もいました。

 しかし、結局のところ、大空世代の一つの区切りとしてのあのスターライトカップがあったように、星宮世代にも一つの区切りである卒業、というイベントまでを書ききる、どころか、さらにその先の話まで書かれるとは思いませんでした。卒業ライブを盛大にやるんかなと思っていたので、いい意味で期待を裏切られました。
 もちろん、サザエさん時空のように、ずっと幸せな時間が続くような作品だってありますし、そういう作品も大好きですが、あくまでアイカツは、現実と同じように時間が流れるし、彼女らの立場だって変わるよ、ということをアニメ本編のころから通して私たちに伝えてきてくれていました。だからこそ、この映画も、そのアニメ本編の脈を色濃く引き継ぎ、さらにそれを進化させる、という点が本当ににくいですね。
 OPとして流れた「MY STARWAY」の時点ですでに涙腺が緩むくらいに終わりを感じさせているはずなのに、「これはあくまで一つの節目であって、まだまだ未来は続いていくし、私たち(アイカツキャラ)もこの先に進んでいくよ」というさみしさと前向きな感情がセットになったような歌で、本当にこの映画、ひいてはアイカツを解像度高く表す素晴らしい歌だな、と思ったわけです。
 で、そんな歌がですよ、最後の最後に流れるわけじゃないですか。ソレイユ活動休止、という、前向きな理由であっても悲しいニュースに対して、「私たちはこれからも未来を歩き続けるし、みんなもそれぞれの未来に向けてがんばってね」なんて言われたら、もううなずくことしかできないし、「頑張ろう」っていう気持ちにさせてくれるわけじゃないですか。本当にこのあたりの台詞がもう全部ずるい。
 さらにずるいのが、卒業ライブを先に見せるんじゃなくて、未来でみんなが頑張っている姿を先にシーンとして持ってくる構成、もうこれが本当にダメ。泣いちゃう。映画を観ている時に、「あ、卒業ライブはあっさりおわったなー、ソレイユ活動再開のライブで終わるのかな」と思ったのですが、そうではなかったのですよ。本当にこの構成がうますぎる。予想を裏切らせてくれるし、今思い返すとこの構成しかなかったな、となるわけです。みんなが高校卒業から4年くらい経っていて、またそれぞれの転機、というかチャレンジにぶつかるわけです。欄は舞台、あおいは卒業に向けた試験と論文、いちごはライブ演出。彼女らの努力のシーンは、くどすぎない程度にしっかりと描かれており、あおいがコーヒー飲みながらPCに向かっているシーンなんかは「うわー、わかるわー、リアリティあるわー」となるんですけど、じゃあなんで彼女らがこんなに頑張れるのか、その原動力は何かってなると、やっぱりあの時の卒業ライブの「想い」が根底にあったから、となるわけなんですよね。このもっていき方で、「あーーー、そういうことかーーーー」となるわけです。あの卒業ライブを見せられたら、彼女らが一人ひとりそれぞれの道で頑張っている理由に納得することしかできませんし、「じゃあ僕も頑張ろう」と元気をもらえるんですよね。
 私事ですが、現在仕事が結構てんてこまいでひーひー言っていたので、この映画はとても心にしみました。本当に彼女らから元気をもらえて、また月曜日から仕事頑張ろう、と思えました。本当にこの作品はすごい。

 そして、最後に私が最も好きな曲で締められたわけですが、「SHINING LINE*」でもまた泣かされたんですよね。
 この曲はもう本当に何度も何度も聴いたので頭の奥底に刷り込まれているはずなんですけど、Cメロのところでやられました。
「なりたいだけじゃ ダメだなって
 夢のままじゃ 違うなって
 きっと最初からわたし 知っていた
 逸らせないくらい 綺麗だったの
 ありったけの勇気出して 手を伸ばしたんだ」

 もうこれじゃん、アイカツのソレイユの三人、もうまんまこれじゃん。
 彼女らがそれぞれ違う道かもしれないけれど、一つの夢をかなえたら、またその先の夢に手を伸ばす。なんでそんなに頑張れるんだろう、疲れて休みたくならないんだろうか、とかふっと考えると、やっぱり「仲間も頑張っているし、自分の未来を切り開きたい」という思いが強いからなんだな、と、あの卒業ライブのシーンに立ち返るわけです。こんなにきれいなのに嫌味がない作品ありますか、泣いちゃうって。なんならこれを書いている今も泣きそう。

 というわけで、とりあえず言いたいことをだだだーっと書きました。読むのに耐えない部分も多いかと思いましたが、最後まで拝読いただきありがとうございます。
 あと、ユリカ様は完全に解釈一致でした、ということだけ付け加えて、クソデカ感情をそのまま吐き出した怪文書を締めさせていただきます。

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