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レジ袋が欲しいのかい?

妻がスマホで針スピ子さんの「ぴえん」のうたを流し始めた。
それを聞いた息子(4才)がiPadで「ぴえん」のうたを流す。
家の中はたくさんの「ぴえん」でいっぱいになった。
僕はこんなにも笑っているのに。

昼過ぎに減量がてら散歩に出かける。
膝を壊す可能性があるという理由をつけて決して走らない。
一応息子も誘ってみたのだが、暑いという理由で断られてしまった。
暑さは物事を断るのには万能な理由である。

ポケモンGOのデオキシスを追っていたら、街中まで来ていた。
汗ダルマ街中に見参。
デオキシスは5人で立ち向かい無事に撃破。
ゲットまでさせて頂いた。

街中にいる僕にジェルネイルの赤・青・黒を買って来て欲しいとの妻からのお願い。
快く、本当に快く了承し、100円ショップへ。
帽子、メガネ、マスクの汗ダルマが100円ショップでネイルを選んでしまって本当に申し訳ない。
ジェルネイルの赤・青・黒と息子へのお土産にと吹き矢のおもちゃをカゴに、レジへ向かう。
お会計はスムーズに済んだ。
スムーズに済み過ぎた。
レジ袋の必要性を聞かれず、レジ袋を買うタイミングを失なった。
散歩のつもりで出てきたので袋の類はもってこなかった。
仕方なく、ジェルネイル3色はズボンのポケットに、
吹き矢のおもちゃは新聞紙に包んだ上で左手にもち家までの道を歩いた。
職質必須の汗ダルマ。
ここが花の大東京じゃなくて本当に良かった。
あの時「袋ください」が言えてれば。

ぴえん。

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