「サグラダ・ファミリア」が2026年に落成する
皆さんこんにちは。Pinkです。Yahoo!ニュースJAPANに掲載されていたForbes JAPANの記事を読んでいて驚きました。
あの「サグラダ・ファミリア」が、2026年に落成するとは!初めは信じられませんでした。着工から100年経っても建設中なので、まさか全貌が見られる日がすぐそこまで来ているなんて思いもしませんでした。
父の仕事が左官だったことも影響しているのか、子どもの頃から建物を見るのが好きだった私は、よく現場に連れて行ってもらっていて、お家が完成するのを見るのが好きでした。
そして、歳を重ねるごとに、現代の建物よりも、古い建物に関心を持つようになりました。日本・外国のお城から、有名な建築家の建物など様々です。だからといって、実物を見に行くことが出来るのは、ごくわずかですが。
ユネスコ世界遺産
ユネスコ世界遺産でもある「サグラダ・ファミリア」は、先程も書いたように、着工から100年以上経っても建設中であるため、「永遠に完成されない建物」の代名詞的建造物とされています。
ところが今回、2025年に「聖母被昇天の礼拝堂」が、アントニオ・ガウディの没後100年にあたる2026年には高さ172.5mのメインタワー「イエス・キリストの塔」が落成されると発表されて、世界で話題を呼んでいるとのことです。
スペイン・バルセロナの「サグラダ・ファミリア」は、アントニオ・ガウディの作品であるということでも、わくわくします。
彼の作品は、見る人それぞれに独自の解釈をさせると記事にありました。
確かにそうだと思います。
私は建築家ではないので感覚的なことや、視覚的なことしかわかりませんが、同じく世界遺産である「グエル公園」も、独創的な建物の中に、実は実用的なところがあると、ずいぶん前に見た番組で知りました。
もともと富裕層向けの住宅団地として構想されていた場所であり、60戸の家が建つ予定だったといいます。スペインは乾燥した土地ということもあり、住民のためだと思われる、予備の生活用水を貯める場所として、貯水槽が作られているのです。
「サグラダ・ファミリア」の魅力
「サグラダ・ファミリア」は、どのくらい未完成であるかということに驚かされるとのことです。彼の建築は多くの観光客を引きつけ、建築家や建築を学ぶ学生達が何度もその構成や形を研究しているそうです。
また、「サグラダ・ファミリア」は、ある意味では当時のヨーロッパで行われた他の大規模な制作と似ているかもしれないとのことです。
その一例として、アントニオ・ガウディを尊敬していたというル・コルビュジエの作品や哲学を想像することができるとのことですが、アントニオ・ガウディの形式言語や作業工程は、同業者とはまったく違っているそうです。
そこには、アントニオ・ガウディの考えに影響を与えた色々な原因、例えば、家庭環境や子ども時代、出生地や学校、友人や人間関係、彼が生きた時代にカタルーニャとスペインで何が起こったかという歴史を念頭に置かねければならないといいます。
実は、アントニオ・ガウディの銅像や写真は殆どないそうなのですが、カタルーニャにある、エル・カプリチョとアントニオ・ガウディの別荘の中庭にある、アントニオ・ガウディを表して設置された銅像があり、彼の外観を知ることのできる貴重なものとなっているとのことです。
「アントニオ・ガウディ」とは
アントニオ・ガウディについての著書を書いた作家によると、アントニオ・ガウディの家系は5世代以上にわたり「銅細工師」で、カンプ-デ-タラゴナで栽培されたブドウからアルコールを蒸留するための桶を製造していたとのことです。
銅板を叩いて作られた桶の湾曲した形状に大きな影響を受けていると、彼自身も認めているそうです。また、銅桶の湾曲した形から幾何学的に、平面に作品をうつしだすのではなく、空間に作品を視覚化していくことを学んだとのことです。
彼は内気な子どもで、父の田舎の家で何度も夏を過ごし、おそらくスペインで続いていた内戦から逃れるためだろうと、作家は話しています。
さらに、アントニオ・ガウディの性格と芸術性を作り上げた始まりは、別の出来事も関係しており、観察能力は、彼がリウマチ熱に苦しむ病弱な子どもであったことも関係しているとのことです。
病気がちな彼は、他の子供達と一緒に遊ぶことができず一人でいることが多かったため、自然を観察することに多くにの時間を費やし、世界に無数に存在する形には、「構造物に非常に適している形」と、「装飾に非常に適している形」がそれぞれあることを、その知性をもって悟ったそうです。
自分の作品のすべての構成要素の細部をすべて把握するだけでなく、建設テストの前に、例えば、重さがかかるときなど、外部から力が加わったときに作品の部品にどのように力の負荷がかかるかという実験までも行ったとのことです
また、コンパスなどこれまでの設計器具や、松葉杖などの構造コンポーネントバットレスをほぼ用いなかったため、自由に加え創造的に、また、必要に応じて即興で作業することさえも可能だったそうです。
最後に
アントニオ・ガウディの作品は、その美しく多彩な装飾がなければ、これほど多くの人々の目を奪うことはなかっただろうとのとのことです。
しかし、彼は、同じように自然からの直感的で、創造的なひらめきを凝らした装飾的な要素は、構造的なものに付いてくるものであり、信頼するものであると考えていたそうです。
「サグラダ・ファミリア」が表している通り、「ゴシック聖堂を改造する」という彼の全アイデアは、その豊かな自然の装飾がなければ全く違った捉え方をされたかもしれないとのことです。
また、「構造的な部分」と「装飾的な部分」のどちらに重きを置いたにせよ、彼の作品は、この2つを区別のつかない1つにする傾向があるそうです。
私は、2026年の落成を楽しみに待ちたいと思います。その時自分はどうしているのか、落成した「サグラダ・ファミリア」を見てどのように感じるのか考えると、またわくわくしてきました。
以下、参考サイトになります。
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こちらでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!
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