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ひとりビジネスにおける「売れたいけど、発信するのが苦手」という葛藤について考えてみた

「売れたいけど、発信するのが苦手」という話をよく聞きます。

文章を書くのが苦手
何を発信すればいいか分からない
発信媒体の使い方が分からない

など、スキル的な理由がありそうです。

一方で、そもそも発信すること自体に抵抗感を抱いている人もいます。私自身もその一人です。

ここでは、発信したい気持ちはあるけど、やり方が分からなくてできない、ということではなく、「そもそも、発信することに抵抗がある」ということについて考えたいと思います。

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5つの発信への抵抗パターン

発信への抵抗感の理由はいくつかあると思います。
私なりに5つにまとめてみました。

①自分が他人の発信に興味がないから、他人もそうであろう
「発信する意味が分からない」
これはSNSが苦手という人がよく言うセリフです。

私の日常を読んで、だれか得する?
私も他人が今日何をしていたかなんて興味ないし。

②発信は自己アピール。「自分大好き人間」のやることだ。
そもそも自分をアピールしたい気持ちが全く理解できない。「そういうのって自分が大好きです」みたいでイタイ感じがする。という思いを抱いているから、自分はそうはなりたくない。

③変な人からのコメントや炎上が怖い。
投稿から住所を割り出してストーキングされたっていう話もあるし、身の安全の保障がなく怖い。
芸能人がツイッターやブログで何か書いたことが「炎上」とかニュースになっているのをみると、ヘタなことを発信できない、と身構えてしまう。

④誰かを傷つけるんじゃないかと不安

自分が意図しないところで誰かに不快な思いをさせてしまうんじゃないかと思うと気軽に発信などできない。

⑤自分の商品サービスを知ってもらうための発信だとは分かっているけど、なんだか魂胆が見え見えで小賢しい感じがしてしまう。

これは、少しライティングなどを学んだような人から出てくることが多いように感じます。


これまでいろんな方に話を聴いてみたり、私自身のことを分析して、だいたいこの5つに分類してみました。

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何で発信するの?

まず、考えて欲しいのは、発信する理由です。

「みんなやっているから」
「こういう発信をして売れている人がいるから」

そんな理由からもう一歩深めて、そもそも、発信をして何を得ようとしているのでしょうか?
苦手を克服して、発信する必要があるのでしょうか?

私の場合を書かせていただくと、①~⑤全部に当てはまっていました。
炎上なんてするほど有名人じゃないと頭では分かっていますが、なんか怖い。
自分のビジネスの認知や集客のためにブログを書いていましたが、だんだんと書けなくなっていき、結局更新しなくなりました。少しですがブログから集客もできていたのに、なんともったいないことをしたのだろうと後悔千万です。

どこかに雇われていたりしていれば、自分の存在をアピールすることは必要ないかもしれません。
ただ、自分でビジネスをやっている、となると、発信しなくては誰にも気づいてもらえないです。

もちろん、リアルで会った方に営業することで、お客様を獲得することはできます。

ただ、これだけネット環境が発達し、無料で自分をアピールできる環境が整っている現代においてこれを利用しない手はないと思います。

より多くの人に知ってもらった方が、自分の商品・サービスを必要としている人に届きやすくなるのはみんな分かっていることでしょう。

これは私のことですが、発信するのもなんだか・・・、リアルであった人に営業するのもなんだか・・・という状態でした。今思えば、何を考えていたのでしょう。テレパシーで売れるとでも思っていたのでしょうか。恥ずかしすぎます。

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発信への抵抗感を弱めるには?

では、発信への抵抗感を弱めるためにはどうしたらいいのでしょうか?

私は、心的かスキル的かの二つのアプローチがあると考えています。

まず心的アプローチとして、コーチングやカウンセリング、コンサルティングなどを受けてみるのも手です。最近よく見かける「ブロック外し」「ブレーキ外し」というような、専門的に心的アプローチをするサービスもあります。

ただし、会話で外すもの、スピリチュアル的なヒーリングみたいなもので外すもの、いろんなタイプがあるようです。しっかりと自分に合ったものを選ぶ必要はありそうです。

そしていずれの場合も、実施者との相性がありますので、体験セッションなどを利用して、自分に合った人を選ぶのがポイントです。

スキル的アプローチはつまり、伝え方を学ぶ、ということです。書く、話す、どちらでも。技術は一生ものですし、相手に共感されながら、上手に自分の言いたいことを伝えられるようになります。変な誤解を受けることを減らしてくれるんじゃないでしょうか。

ただ、批判批評などは、ゼロにはどうしたってなりません。これだけたくさんの人間がいて、同じ価値観で生きているわけではないからです。10人中10人が同じ考えを持っているはずもなく、Aが良いと言う人もいればBが良いと言う人もいる。全員にAがいいと思ってもらいたくても、無理です。

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発信への抵抗感を弱める具体的な行動を起こす前に

ここまで、発信に対する抵抗感を弱めるにはどうしたらいいかについて書いてきました。
でも、これらを実践する前に、考えておいてほしいことがあります。

それは、「自分がどうして発信をしようとしているのか?」という目的です。単に、認知を広めるため、ということではありません。

自分の商品・サービスは誰のどんなことのためにあるのか?
これをやることで自分自身はどうなりたいのか?
何を成し遂げたいのか?

これらをしっかりと見据えていなければ、どんなにスキルを学んでも、どんなに発信に対する抵抗感を弱めても、それらはすぐに元に戻ってしまう可能性が高いと思います。

そういったことを考えた後の自分の中の納得感が、行間からにじみ出て、読んだり見たり聞いたりしてくれた人へ届くんじゃないかなと思います。

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