【R18】お見合いが嫌なのでギャルのふりをしたら、相手が初恋の人でチョベリバでチョベリグでテンサゲでテンアゲ↑↑最終話
注)性的表現が入ります。未成年はブラウザバックお願いします。
あれから、行永と由実の行動は早かった。
由実は早々に大学の寮に入ることを決めてしまい荷物まで素早くまとめてしまった。
淑子としては籍は入れても由実が大学を卒業するまでは通い婚にして行永といっしょに住むのは待つつもりだったが、新婚さんの邪魔するなんてごめんだわ、と取り付く島もなかった。
その上、行永は行永で淑子の会社からアクセスのいいマンションを買ったと報告してきたため、もう引っ越すしかなくなったのだ。
更に、たいして荷物のない引っ越しだというのに行永は業者がすべて行ってくれるパックにしてしまい、逃がす気な! と由実が爆笑していた。
「オニーサン、姉さんのことよろしくね。ジャネバイ!」
そう言って、昨日、ギャルファッションに身を包んだ由実はあっさりとキャリーを引いて旅立っていった。
「寂しい、ですか?」
引っ越し業にほとんど任せたとはいえ、新しい家具も買ったので、まだ色々することがあり、淑子は行永と新居の片付けをしていた。
「そりゃあね」
行永に肩を抱かれ、頭にキスをされた。
証人を行永の親と由実にしてもらった婚姻届はもう提出されており、結婚式は行永の親と由実だけ呼んでのリゾート婚にするようだ。
結婚式に興味がないわけではないのだが、女の淑子よりも行永の方がよっぽどはりきっているのでほぼほぼ任せている。
叔父のことも行永がどうにかしてくれたようで、あれから由実も淑子も一度も会っていない。
叔父さんってどうなったの? と、聞いても行永は笑みを浮かべるだけ。
だが、娘の由実に対し、行永は一度だけ、どうなってもいいか? と聞いたらしい。由実はそれにおけ! と軽い返事で済ませたと後で教えてくれた。
由実曰く、会社を潰した叔父はタコ部屋というところで、生涯帰しきれぬ借金を返す生活をするらしい。
もう会わずに済むのならそれに越したことはないので、淑子は気にしないことにした。
「これからは僕がずっと一緒にいます」
由実曰く、ゴリッゴリストーカーのバリっバリの執念を発揮しているという行永は、確かに一生一緒にいてくれそうだ。
(幸せ)
ふと、淑子は行永をからかうチャンスが来たのだと思い、ニヤリと笑い、耳元で囁いた。
「うん。だってあーしがゆっきーの好きピだもんね」
顔を真っ赤にする姿が見たくて言った一言にしかし、行永は微笑んだ。
「そうですよ。淑子さんが僕のこの世で唯一の好きピです。だからお願い、聞いてくれますよね?」
「ゆっきーってホントはギャル好きなんじゃないの?」
「酷い誤解です。ギャルファッションに身を包んだ淑子さんが好きなんです」
「ホントかなー」
ネット通販で買っておいたというギャルファッションに身を包んで淑子がリビングに戻ってくると、行永が目を輝かせた。
胸元に大きなチャックが付いた黒の超ミニワンピだ。
あまりにも短すぎてワカメちゃんよりはまし程度である。
それでいて、体の線がよくわかるバブル時代に流行っていたボディコンを彷彿とされるピッタリした生地なので絶対に外には着ていけない。
その上、一人で歩ける自信のない真っ赤なヒールの高い靴を何故か室内で履くよう頼まれていた。
因みに、髪の毛は金髪のかつらを付け、化粧も濃くしている。
「それで、ゆっきーを踏めばいいの?」
淑子は小首をかしげた。
「大変魅力的な提案ではありますが違います」
てっきり女王様をしてほしいのかなと思ったのだが、どうやら違うらしい。
行永がカメラを出してきた。一眼レフである。
「撮らせてください」
「いいけど、エロいのは駄目だからね」
頬の横でピースをすると行永が不満そうな顔をした。
「……………………」
「返事は?」
「……………………ネットにつなげていないパソコンを有線でコピー機に繋げて印刷しますから」
「よくわかんないけど、そういう問題じゃないから駄目」
「大事なところは映しませんから、ね?」
淑子は自分で自分の体を抱きしめて上目遣いで見た。
「ゆっきーには私の体に大事じゃない部分があるんだ」
「うっ!」
行永が心臓を押さえ、床に膝をついた。どうやらこの口撃は効いたらしい。
「すみません、いまのは僕が悪かったです。頭の先からつま先まで淑子さんの体で大事ではないところなんかありません」
そう言うと行永はヒールを履いたままの淑子の足の甲に跪いてキスしてきた。
「あっ……」
そうして舌を這わせてきて、淑子が行永の肩に手を置くと、早速靴を脱がせてくる。せっかく履いたのに。
まずは片方、そうして、もう片方。
折角の靴を行永が遠くに放り投げられ、背中に手を回され抱きつかれた。
「ベッド行く?」
「許されるならここで」
陽の光が明るいリビングで、ワンピースの短すぎる裾から行永の手が伸びてきて、指が下着をまさぐりだす。
「あっ」
淑子の弱い突起を引っ掻く指のせいで声を上げると、行永が小さく息を吐いた。
「淑子、もうこんなに濡れているんですか?」
普段は淑子さんと呼んでくるくせにこんなときだけ行永は呼び捨てしてくるのだ。
まるで自分のものだと言うかのように。
そしてそのことに淑子は興奮していた。
「だって……、そういうことするために着てほしいって言われたと思ったから……」
欲に濡れた瞳で乾いた下唇を舐めながらそう言うと、行永は息を詰めた。
「っ!!!! ……ああ、これが尊死というやつですね、身を持って理解しました」
今、淑子と行永の間にはちょっとしたギャル語ブームが来ていた。
「可愛い、淑子、かわいい」
片手で淑子の背を強く抱きながら、反対の手で下を弄っているためだろう、行永はワンピースの胸元についたチャックを噛み、ゆっくりと下げてきたので、淑子は自分でブラジャーをはだけさせた。
「えっ?」
てっきり胸をいじってもらえると思っていたのに、再び跪いた行永がワンピースの裾から顔を突っ込んできて、内ももに、下腹部に、弱い突起にちゅちゅちゅと、キスをされる。
「あっ」
下着を外され、片足を行永の肩にかけられた。
「んっ!」
舌が行永のための準備はほとんど終えている場所に入ってきた。
「は……あっ」
行永はミルクを舐める子猫のように夢中になっているが生憎とすっかりその気だった淑子には足りない。
「も、いいから早く」
「駄目です。淑子に怪我をさせてはいけませんから」
「したいだけのくせに!」
そう言うと、行永がふふと笑った。
「そうですよ。ずっとこうしたかった」
「あんっ、んん!」
指がゆっくりと入ってきて、弱い場所をわざと何度も突かれ、与えられる快楽に逆らわずに奔放に甘い声を上げる。
そもそも昨夜も今朝も抱かれたのだ。わざわざほぐしてくれなくとも十二分に解れている。
「ふ……あんっ。ね、お願い、行永君、お願い」
腹の奥が切なくて仕方がない。
「まだ駄目です」
突起を舌で弄られ、腰が砕けそうなのに腰を掴んでいる行永の手が許してくれず、淑子は行永の肩を掴んだ。
「ね、ゆっきー。んっ! 焦らさないで、あっ、早く……テンアゲにして」
使い方が間違っている気がしなくもないギャル語を使うと行永がワンピースから顔を出してすぐに立ち上がった。
行永がズボンに手をかけたので、淑子は自分でワンピースの裾を捲し上げた。
「淑子っ」
行永が抱きついてきたので、淑子は背中に手を回して抱きついた。
行永が入ってくる。淑子は仕返しとばかりに行永の首筋に舌を這わせ、吸い付いた。
「こら、淑子、駄目ですよ!」
「ああっ!」
一気に奥まで入ってきて打ち付けられた。
つまさきが浮いていく。
行永に尻を持ち上げられ、淑子は手も足も行永に絡めた。
「あんっ!んんんああ」
(行永君、本当に大人になった)
細くてヒョロかったあのころは絶対にこんな体位できなかったと、こんなことで行永の成長を感じてしまう。
「淑子、愛してる」
「あっ、ん! ゆきっ、君、キスして」
そう言うと、淑子を捕らえている行永の動きが一段と激しくなり、唇を貪られた。
そうして、新婚の二人はそのまま引っ越しの準備を終えることなくテンアゲし続けたのだった。
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