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気付けば時が止まっていた。

ずっと我慢していた海外に行けて。夢だったアフリカに行けて。
あれ、何でなにも考えられないんだろう。
気付けばここ1年、成長を辞めていた。

アフリカに出会った高2の夏。どうしてもあの地に呼ばれている気がして、自分なりに関わりを始めた。
全てが新鮮だった。新しい土地で活動し始めて、新しい人と出会い、今まで自分が居た行動範囲を超えて生きていくのがとにかく楽しかった。
その中で、漠然とアフリカに関わって生きていきたいという夢を持った。
もっと知りたくて、もっと深く関わりたくて、当時理系専攻だった進路を変更して国際系の今の大学へ行くことを決めた。

大学に入ってから、高校生の頃の自分より成長できただろうか。
あの頃のわくわくは、好奇心は、どこへ行ってしまったのだろうか。
自分の”やりたい”が見つからなくて、”できない”ばかり目につくようになってしまって。考えることを、挑戦することを、辞めてしまった。

そんな自分にモヤモヤして、悔しくて、ルワンダに行くことを決めた。
それでも、ただ行ったからといって変わることはなくて、
どうしても、目に見えるもの感じるもの全てが新鮮には感じられなくて。
何も考えられなかった。

どうすれば今の状態から脱却できるか、帰ってきてから考えに考えて編み出した仮説。
「焦るのをやめること」
大学生になって、どんどん挑戦している周りの人に出会って、どうにかして何者かになろうとしていた自分がいた。
まだまだ、知らないこと、吸収すること、たくさんある。
そんなに焦らなくたってまだまだ時間はあるし、昔の様に好奇心のままに動いてただ経験すれば、きっと何かは見えてくる。
今から焦って何かを自ら成し得ようとしても、できっこない。
まずは目の前のことから、ちょっとずつ、自分のペースで進んでいけばいいの。

そう考えた時、ルワンダで経験したこともすーって思考に落とし込めた気がした。
自分の”やりたい”を素直に、失ってた時間を取り戻そう。周りの目なんて気にしてる場合じゃ無い。今できること、ちょっとずつ真剣にやるだけだ。

大学2年の春、再スタート。

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