『ひぐらしのなく頃に』キャラクター性格分析

この間一挙放送をやっていたので、このキャラ好きだったとか共感が持てたなぁとかいろいろ思い出して、ふとMBTIで説明してみるかと思った。

前原圭一:ENTP

運命ぶち破り系男子。「口先の魔術師」の異名ももうそれっぽい。
序盤のハッタリと上昇志向が強めなのがNe-Ti、物語終盤は第三機能以降のFe-Siが開花している感じがする。(皆殺し編で魅音に人形を渡しているあたりはFe、解決手段を早まることなくきちんと仲間と協力、連携して指揮官を全うしたあたりはSiと言えるだろう)

園崎魅音:ENFP

某キャラクター性格分析wikiではESFJとなっていた気がするが、もともと悟史や沙都子の苦境をなんとかしたいという一心で「部活」を立ち上げるわけだが、これはFe-SiのESFJ的であるか、疑問。なんというか受け継いできた組織を懸命につなぎとめて守ろうとするような姿はESFJ的だが物語の魅音の像に一致するかと言われると、それよりは新しく何かを立ち上げて物事を好転させようと奮闘する姿からNe-FiのENFPとするのが適切なように思う。目明し編あたりまでの魅音は単独で窮地に立たされると決断力に欠けるようなところがあるが、物語終盤になるとTeが開花してきちんと部のために物事を決断していく立派な部長となる。

竜宮レナ:INFJ

彼女のセリフに「楽しい毎日がいつか終わるものなら、それがいつかなんて誰にもわからない。だったら、たとえ明日そうなっても悔いがないように、精一杯楽しく生きるのが正解じゃないのかな。」というものがあるのだが、僕はこの言葉を聴いたときから、座右の銘の一つとして今日まで生きてきたようなところがある。
非常にNi-Feが強めの発言といえるだろう。
また全然闇属性なのに、周囲には明るく振舞い心配をかけさせまいとしているあたりもそうである。
おなじみNi-Tiループにはまり本人も望んでない誰も幸せにならない世界線に到達しがちなあたりもすごく共感できる。自分だけが犠牲になればいいや思考。
罪滅し編以降のレナは仲間に相談してみるというSeを発揮しているようにも観える。物語全編を通して、ある意味一番「大人」だったかもしれない。

北条沙都子:INTJ

一見するとENTPやENFPに見えなくもないが、それは年齢故のものもあるだろう。自立心と機知に富み、相手の心理を巧みに誘導して罠にかける姿はNi-TeのINTJがぴったりだと思う。目明し編で明らかになる沙都子の悟史の失踪に対しての決意はまさに第三機能のFiの成長を現したものだろうし、皆殺し編での仲間を信じて助けを求めることができたのは第四機能のSeの成長だったかもしれない。全編通して一番成長したキャラではないだろうか。

古手梨花:INFP

かなりINFJと判断が難しいが、まだいけそうとか思わないで一人で納得して自爆するあたりが大変Fi-Ne。(100年もループして偶然糸口が掴めたから脱出できたものの、それまでは何の進展もなしに荒れて酒を煽っていたあたり
終盤に物語を整理し、仲間の気持ちを受け取ってきちんと決断を下すあたりがSi-Teの心理機能の発達をまさに表しているように思う。

園崎詩音:ENFP

一卵性の双子なので、というわけではなくきちんとした考察があり、某wikiではENTJとなっていたが、これは詩音の上昇志向と支配傾向を加味したものだとは思うが、ENTJがTe-Niによってかなり実のある上昇志向なのに対し、詩音の上昇志向はだいぶ夢見がちである。
物語をよく見ればわかることだが、支配傾向も別に元からあったわけではなく、抑圧された環境によってFiが殺されまくった結果第三機能のTeが異常発達したような結果であろう。
終盤になると役目を全うしようとするSiが強くなるのがわかる。
なんというかどこまで行っても双子なのをきちんと描かれているなぁと改めて思う。

羽入:INFJ

羽入は古手梨花の遠縁(縦)先祖であるわけだが、その生涯を見ていくと、最期には自ら進んで生贄となり、村を鎮めたような描写が出てくる。
祭囃し編の最後でも、仲間をかばって鷹野三四に撃たれようとするが、そのあと「これは誰も犠牲になっちゃいけないんだよ?」とみんなに諭されてしまう。
とはいえそもそも傍観者を辞めて、実体化して、部活に参加し、みんなと望ましい結末を目指したのは第四機能のSeあってのものだろうから、そこまでの心情は察せられるべきだろう。

鷹野三四:ENTJ

ENTJ、オカルトに傾倒しがち説
IとEで迷うものの、養祖父である高野一二三の研究が世に認められるべきという動機はTeが先行する形になると思う。
加えて言えば、養護施設にて追い詰められた先で全く臆することなく、自分にこんな運命を与えた神を引き摺り下ろそうと考えるあたりがきちんとTe-Niである。(Niの開花)
最後の最後、彼女は自身のFiと向き合うことになる。そこで物語は一応の終わりを迎える。

北条悟史:ISFJ

登場シーンはどうしても限られてしまうが、語られる印象としては
・現実的な手段で考えて(Si)
・沙都子のために(Fe)
・叔母を殺害することを決断した(Ti)
といったところだろうか。
誘いを断れない性格や、以外にも運動神経がよかったりなどするあたりがSi-Fe味を感じる点でもある。

富竹ジロウ:ESFP

ひぐらしといえばこの人。
能力の高さのわりにネタ扱いされているが、それも彼の性格ゆえだと思う。
ENFPと迷うものの、言葉に対しての察しの悪さと感覚の鋭さからSe-Fiのように思う。カメラやバイクを趣味にしているのもXSFPっぽい。

入江京介:ENFJ

ESFJと迷うものの、メイドに対しての尋常でないこだわりはNiが強めなんだと思う(偏見)
割と不合理に誰も見捨てたくないような性格が見て取れるあたり、Fe-Niが適当だろう。

赤坂衛:ISTJ

一言でいえば義の人である。命の恩人の梨花のために5年間修業を重ねムキムキになって帰ってくる。Si-Teが適切だろう。

大石蔵人:ESTJ

終始ミスリードしてしまう憎まれ役。しかし歴戦の刑事の勘というやつはやはり確かなもので、第二機能Siと第三機能Neでもって人を見て、やや遅れて真相にたどり着いていく。

園崎お魎:ESFJ

「もう年寄りには憎まれ役しかできん」この一言が大変この人を表していると思う。最初から最後まで与えられた役目に徹することで、広く何かを守っていく。その根底にはやはりFeがあるように思われる。分譲地を出して、村に新しい風を入れようというのは第三機能のNeの表れだろうか。この辺本当によく描写されていると思う。

北条鉄平:ESTP

別にチンピラ=ESTPと思っているわけではないが、なんというかSe-Tiが強そうだなという感じである。
続編では沙都子に追い詰められまくった挙句、Fe-Niまで開花してそうなのは笑うところだろうか。個人的に好きな人物の一人である。

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