日本語パートナーズとは？
日本語パートナーズとは、独立行政法人国際交流基金が行っている事業の１つで、アジアの中学・高校などで授業アシスタントや日本文化の紹介を行います。
簡単にいうと、日本の学校にもいるALT（Assistant Language Teacher）のような感じです。私の通っていた高校でも、英語の授業の際には英語圏出身の方が英語のネイティブスピーカーとして授業のサポートをしてくれていました。私はALTの先生と話すときは自分の英語が通じるのかドキドキしながら話したのを今でも覚えています。みなさんはどうでしたか？
そんな日本語パートナーズについて、今回は国際交流基金の公式ホームページの説明に沿いながら、私なりの豆知識も入れつつ、紹介していきます！
① 主な活動
主な活動は以下の３つです。
・現地日本語教師のアシスタントとして授業をサポート
・日本文化の紹介を通じて、派遣先の地域の人たちと交流
・現地の言葉や文化を習得
といっても派遣先の学校によって具体的な活動については波があるようです。日本の文化紹介をメインにサポートする人もいれば、日本語学習をメインにサポートする人もいるようです。
② 応募要件
主な応募要件は以下のことなどが挙げられます。
・満20歳から満69歳で日本国籍を有する方
・日常英会話ができる方
・派遣前研修（約４週間）に全日程参加できる方
上記の要件の中で、個人的に面白いと思うのが「満20歳から満69歳」と参加できる年齢層がとても幅広いところです。実際に、私が参加するインドネシア21期の参加者も、いろんな目標に向かって頑張っている20代の方から、ちょっとした変化や成長を求めて挑戦する30代・40代の方、会社などをリタイアされた50代・60代の方などがいます。異なるバックグラウンドを持った幅広い年齢層の方に出会うことで、事前研修の時点でも、たくさんの学びがありました。
③ 研修・サポート
日本語パートナーズでは、渡航前に約４週間の事前研修が実施されます。そこでは「現地語研修」「日本事情・日本文化紹介」「海外生活に関する講義」などが実施されます。
現地語研修
ネイティブスピーカーの講師による、少人数制のクラスに分かれての現地語研修がありました。短い期間ですが、びっちりと言語を頭に詰め込みます。この研修を通して、インドネシア語はじめましての私でも少しはインドネシア語を上達することができました。最後に各クラスごとにインドネシア語で簡単な劇をしたのが良い思い出です。
日本事情・日本文化紹介
現地での主な活動として、日本の文化紹介などがあると言いました。しかし、あなたはこれなら自信を持って紹介できるという日本文化はありますか？悔しいことに私にはありませんでした。私は茶道や剣道を習った経験もなければ、浴衣の着方もわかりません。もしかすると、今この記事を読んでいる方のなかにも、心配をしている方がいるかもしれません。安心してください。大丈夫です。周りには様々な個性を持った仲間がいます。その方達の力を借りましょう。
日本文化紹介では、それぞれができることを紹介したり実践したりすることで、互いに日本文化を知ることができます。
海外生活に関する講義など
ここまでの話を通して、派遣先で活動する自分の姿を想像できてきたのではないでしょうか。でも、やっぱり派遣先での生活や安全についても心配ですよね。
ということで、派遣先の文化について、どのような生活を送っているのか、流行している病は何かあるかといったことについても学ぶ機会がありました。具体的にはオンラインで派遣先の健康相談員の方やその派遣先で実際に活動していた先輩方からお話を伺う機会などがありました。また、海外保険の加入手続きやワクチン接種といった実際に派遣先で安全に活動するための時間もありました。
（霧がすごくて寮から授業を受ける教室までの移動が大変でした）
今回のまとめ
私が日本語パートナーズに参加することになって非常に嬉しく思っていることは、素敵な仲間に出会えたことです。もちろん、これまでにも部活動や大学生活などを通して素敵な出会いがありました。しかしながら、ここでは参加条件の幅がとても広いため、今までとはちょっと違う様々なバックグラウンドを持った幅広い年齢の方に出会うことができました。
そんな素敵な仲間と過ごした事前研修では、研修内容だけも濃いのに、彼らと関わることで「え、そんな面白いことしてたんですか！」「何その経験！」「行動力ありすぎでしょ！」とツッコミどころ満載の濃い話も聞くことができます。
そういった面からもぜひ日本語パートナーズを楽しんでみてください！
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