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LOCAL CAREER SHIFT 振り返り

「就活」という言葉で周りが騒ぎ始め、不安を少し抱えつつも、今の就活に違和感を持っていた自分が、今後のキャリアを考えていくために参加したこのイベント。
先日全5回と振り返りの回が終了し、ここで得たものについて書いていきたいと思います。

LOCAL CAREER SHIFT とは?

僕のインターン先でもある、Inquiryの山本さんが発起人となった、変化が著しい現代における地域の働き方・生き方の新たなモデル、幸福のあり方や自己実現について探究するためのイベント。
全5回にわたり、地方で働く多様なゲストの話から、今の時代に地方で働く魅力や重要な要素を探っていき、グループワークを通しても自分達の考えを深めていきました。


5回のゲストの皆さん全員が本当に魅力的で、本当は5回分振り返りをしたいのですが、今回は一番印象に残ったお話と、全体を通して学んだこと・考えたことについて書こうと思います。

一番印象に残っていること

「僕は社会貢献とビジネスを50%ずつになるようにしている。そうすれば儲ければ儲けるほど社会貢献もできる。多くの人々は片方に寄り過ぎているからうまくいかないんだと思う」

第5回目のゲスト結城さんの言葉です。
高校時代、活動をし始めの僕が持った問いは「どうやったら人のため、社会のためになる良いことをしている人が、苦しまず、稼げるようになるのだろうか?」でした。
「世のため人のためになることが稼げない社会なんておかしい!!」なんて思っていたこともありましたが、そんな社会のことを嘆いていても仕方ない。
じゃあどうしたら良いのか。今の自分には二つの道があるかなと思ってます。

一つは、結城さんの言うように「社会貢献とビジネスを50%ずつ」にすること。自分が「誰かのため」や「社会のため」にやりたいことが、もし「儲からない」とわかっていることであれば、他に儲かることをする。そっちが儲かれば儲かるほど、本当にやりたいことの方に力を入れられる。儲けることばかりに傾いてしまったら、それを社会貢献の方に還元する。社会貢献ばかりに傾いて自分の生活が危うくなってしまったら、一旦儲ける方にも力を入れる。そういうバランスを取れるようにできるものがあれば、持続的にやっていくことができるんだと思う。

もう一つは、「稼げなくても良い状態を作る」ということ。畑で食べ物を作って自給的な生活をしたり、足りないものを補い合えるコミュニティを作ったりして、お金への依存から抜け出す。「そんなのできるわけない!」と思うかもしれないけど、実際にそういう生活をしている人は自分が知っているだけでも結構いる。そういった人たちの多くは本当にイキイキと楽しそうに生きているなと自分は感じている。

そうは言っても、お金でできることがあまりに多く、お金がないとできないことも多い今の社会ではなかなか後者のようにしていくのは難しいように感じる。
だから前者のようにしていくことから入って(社会貢献とビジネスのバランスを取ることも簡単じゃないと思うけど!)、後者のような方に進んでいくのが今の時代には合っているのかなと僕は今のところ考えてます。

全体を通して

山本さんがこのプロジェクトでずっと言っていたのが、「ロールモデルを見つけ、自分に統合していく」ということの重要性。
色んな人の良いなと思う部分だったりとか、自分に響く部分をちゃんと理解する。
それを取り入れ、統合していくことで自分の在りたい姿(being)を探究し、目指していくことが自分のキャリアを作っていくことなのかなと。
今回のイベントでそれぞれのゲストについて自分が響いたところを考えてみると、

佐藤さんのように、日常に好きなことを見つけ、それを仕事に繋げられるようになりたい。

吉原さんのように、自分とも、他人とも、自然とも循環していることを感じながら生きられるようになりたい。
自分も畑作業などを通して循環を生みながら、仲間と一緒に楽しみながらやりたい。

古林さんのように、周りの人とWINWINな関係を作りながら、みんなで幸せな世界を共有していきたい。

伊渕さんのように、人とのご縁を大事にしながら、自分がやりたいことを好きな人達とやっていきたい。
自分の持っているもの全てをかけ合わせて、目の前の人の為になることを考え、実行できるようになりたい。

結城さんのように、自分も含めて多様な人のありのままを受け入れられる人で在りたい。

こんな感じになった。(本イベントに参加していない人には何を言っているのかわからないと思うのですが😅)
こうやって言葉にしてみると、自分がどんなことに惹かれて、今後何を大事にしていきたいのかが見えてくる。
このようにロールモデルとなる人たちの自分に取り入れたいと思える部分を理解し、そう在ろうとしていくことが、自分の進む先を決める上での指針となってくれるかなと思います。

実際今までの自分を振り返ってみても、東京の満員電車の大人にばかり囲まれて、ただ通学していた時は未来に希望を抱けなかったけど、
自分で活動し始めて、イキイキしている大人に出会うようになってから、希望を持てるようになっていったように思う。

それは色んな大人と出会う中で、無意識的にそのイキイキしている大人たちの「いいな」と思う部分を自分に取り入れてきたからなのかなと。
無意識的にでもそれができてたら良いけど、ちゃんと意識的に言葉にしていけたらよりそれにグッと近づいていけるんじゃないかと思います。
そのためにも日々振り返って、言葉にしていく作業はやはり大事ですね。

冒頭で普通の就活に違和感を持っているということを書きましたが、実はこの期間に僕は「普通の就活は辞めること」を決めました。笑
その話についてはまた次の機会に。

ここまで読んでくれてありがとうございました。

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