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久しぶりに自分用の着物を着たら、着付けの早さにびっくりした

今シーズンは、祖母の着物をずっと借りてお茶のお稽古に行っていました。お茶用に仕立てた祖母の着物は、裄も身丈も本当にギリギリだったのですが前巾には余裕があったので、お茶用に仕立てておらず長襦袢が見えやすい私の小紋よりも良いかも…と思って借りていたんです。
袷の季節が終わるまで祖母の着物で通すつもりだったのですが、先日うっかり袂を水につけてしまいシーズンオフを待たずお手入れに出したので、久々に自分の着物を引っ張り出すことに。

雨の日のお稽古は洋服で行っているので天気がぐずついた今年の2月には全く着物を着る機会がなく、着物を出したのは1か月振り。
ちゃんと着れるかな~とドキドキしながら着てみたのですが、いつもよりずっと短い時間で着られて「私も結構上手になったんじゃない?」と気分よくお稽古に行ってきました。

で、帰ってからよくよく考えてみたんですが、単に着物が自分用のサイズだったので着やすかったのだな、と。
祖母の着物はどうしても調整が必要で、着物の裾を短くし過ぎず腰紐が見えない程度にはおはしょりを作って、衣紋も適度に抜いて裄が短くなりすぎないよう衿元も気にして…と調整するのに意外に時間がかかっていたんですね。
後から思い返してみると、自分の着物を着るときは何も考えずに手順通り着たらちゃんと出来上がっていました。
着物はマイサイズが着やすい、というのは良く文章として見かけていたのですが、なるほどなあと実感した、という話。

ちなみに「早く着れた」と書いてますが、髪とメイク込みで1時間かかってます…。祖母の着物のときは2時間見てたのでそれにくらべればぐっと短くなっているのですが、もっと早く着れるようになりたいなー。


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