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“どうしてそんなに話せるの?“ 〜岐阜県大垣市のミドリバシ・垣本さんに聞く英語の学習方法〜前編

「なんて上手に話す方がいるんだっ」

ある日本人の方の英語インスタ告知を聞いた時の第一印象でした。

ちょうど子供へ英語レッスンのお誘いを受けて、レッスンの組み立てを考えていた時でした。一つの完成形を見た気がした私は、

「これは、本人へ英語の学習経験や意見をインタビューするしかない!」

と申し込み。快諾していただきました。

現在、一級建築士資格取得を目指して勉強とお仕事に励んでいるレンタルスペース・ミドリバシの垣本さんの英語学習遍歴。

大人の英語学習者の方、お子様が英語を学んでいるご両親、学生さん、英語学習に関わる方達に役立つ情報満載のインタビューです。


〜中学生から英語学習スタート、20歳で本気で取り組むもナチュラルな発音・イントネーション・表現を身につける〜

英語のイベント開催のため、レンタルスペースを訪れたのが担当者・垣本さんとの出会い。

私たちのイベント告知のため、英語音声付きインスタをupしてくださいました。

岐阜県大垣市のレンタルスペースミドリバシの担当・垣本さんがupしてくれたインスタ音声告知はこちら


これまで色々な英語学習者の方、英語が第二言語の英会話講師の方々にお会いしてきましたが、ここまで自然な表現方法やイントネーションを身につけている方とお会いしたことはそれほど多くありません。(というかほとんど思い出せない)

近親者に英語話者もおらず、中学生から英語を学んだ垣本さん。一体どのように学習を進めてきたのでしょうか。



インスタの告知お聞きました。発音やイントネーションが自然で大変驚きました。一体どのように勉強をされてきたのでしょうか?


垣本さん
中学生から英語の勉強を始め、文法中心の学習をしていました。その後高専※へ進み、5年終了時に休学し、イギリスへ留学しました。
※高専:(高等専門学校・専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を育成することを目的とする5年生学校。2年プラスすれば大学卒業学位取得)


海外に留学しようと思ったきっかけは何だったのですか?

垣本さん
英語で話せるようになりたいとは以前から何となく思っていて。高専5年生になった時、あるパブで海外の方と話したのですが、思うようにコミュニケーションが取れずに悔しい思いをしました。そこで悔しく思ったことでスイッチが入りました。

先生に話したところ英語部を紹介してもらい入部。その後3人でチームを組んで高専の英語スピーチ大会へ出場しました。

この時垣本さんは20歳。本格的に英語を学び始めたのはこの頃。
スピーチ大会では予選を通り全国大会へ。帰国子女の方たちとともに大会に参加し敗退したことがさらに英語学習への意欲を掻き立てたそうです。

Kさん(私の友人)
イギリスの語学学校では、どのような人が多かったのですか?

垣本さん
当時短期間通っていた英会話スクールに語学学校を斡旋してもらったのですが、日本人がなるべく少ない学校を選びました。アラブやトルコ、韓国の方々、そしてコロンビアの人も多かったです。ホームステイをしながら通い、自由な時間も多かったのでコロンビアの人たちとよく遊びました。

垣本さんの語学学校では、基本的に午前3コマのレッスン。週に2回午後の2コマが追加された。。クラスは5段階に分かれ、1年内に1番上のレベルに到達。


イギリスの語学学校ではどのように学んでいたのですか?

垣本さん
アドバンス(上級)クラスではテキストはほぼなく、ニュースなどのオリジナルテキストを使っていました。ネイティブの使う言い回しや句動詞を学び、仮定法などの文法も学び直しました。日本ではただ授業をこなしていくだけでしたが、語学学校では自分の意見を求められることや、学んだことを使う場面があったのが良かったです。また宿題も出るので、次のレッスンで学んだ表現を使おうと準備して臨みました。



これまで多くの留学経験者にお会いしてきましたが、留学したからといって必ずしも語学が堪能になるという訳ではなさそうです。ご自身で何か努力されたことはありましたか?


垣本さん
とにかく沢山見たり聞いたりしました。テレビやYoutubeでサッカー選手のインタビューを見て真似たり、自分に近いトーンで話す人の真似をしたり、声の出し方を工夫したりと色々研究しました。部屋で物真似をして独り言で話したりもしていました。


インプットを沢山行い、アウトプットもどんどんしていった。ということですね。印象に残っている学習方法はありますか?

垣本さん
発音のトレーニングで、単語を音節に分けた練習方法が印象に残っています。例えば、probablyなら、最後から練習をしていって、bly, ba, proのように。それからpro/ba →ba/bly→ probablyのように、音節ごとに区切り発音、徐々につなげていきます。


Kさん
垣本さんは、幼少期から英語に触れていた訳でなく、大人になってから習得したのですね。大人になってから、あの告知のような話し方ができるようになるのは、すごいことですね。

子供はすぐ発音を身につけますが、大人になってからでも練習をすればできる。というのはいいですね。


垣本さんは、表現方法も大変自然でしたが、どのように学ばれたのですか?


垣本さん
色々読みました。本やYoutubeや宣伝など。クラスでも “何かを宣伝する英語を使いましょう“ “商品を宣伝してみましょう“ のようなレッスンがあり、場面や状況に応じてそれぞれ使う英語が違うことを面白く感じました。

〜〜〜〜〜


以上、インタビュー前半は、垣本さんの英語の学習経験をお伺いしました。

大人になってからも、工夫次第で自然な言い回しや発音、イントネーションが身につけられる。とのお話には勇気がもらえますね。

子供へのレッスンを考えても、ナチュラルな英語をインプットし、アウトプットの場面も設けることで自然な表現を身につけることができそうです。また音節に分けた単語の発音練習はすぐにでも活用できそう!

後半では、「英語教育に関しての垣本さんの意見」をお伺いします。

後編はこちら↓

“どうしてそんなに話せるの?“ 〜岐阜県大垣市のミドリバシ・垣本さんに聞く英語の学習方法〜後編



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