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[映画日記]PERFECT DAYS

今年の映画鑑賞本数の目標は80本で、日記は書いてませんが、この作品で3本目です。ペース的にはすでに遅れ気味ですね(T ^ T)
これから巻き返したい。

1.2本目は、まあ金ローで観たハリポタ1.2ですので割愛いたしますが、割愛と言っても軽く扱っているわけではありません。再鑑賞ですがハリーポッター面白いですよ。絶対観た方がいい。
今日は豊島園の映画館に行ったんだけど、ハリーポッターのスタジオなんちゃらに行きたくて仕方なかったもん。
来週もハリーポッターやるようなので楽しみで仕方ない。金ローは最高である。

さて、パーフェクトデイズ。
なかなか時間がなくて劇場に行けなかったんだけど、行かねばならぬであろう作品でした。

なにしろヴィム・ヴェンダース監督作品で久しぶりの、ヴィム・ヴェンダースらしい作品の予感がビンビンする映画だったものですから。
とはいえ、近年の作品をあまり鑑賞出来ていないので、本当にそうとは言い切れないので、ガチのヴェンダースファンからお叱りを受けてしまうかもしれませんが、僕の印象ではそんな感じです。

東京が舞台で、ミニマリスティックな生活を送る男が主役(役所広司)。で、必要最低限のものが綺麗に整頓されている古いアパートの部屋で、読書灯で文庫を読む主人公の写真。
で、監督がヴィム・ヴェンダースですから名作の予感しかありませんでした。
小津安二郎が東京物語を撮っていて本当に良かったですね。2024年になって感謝するとは夢にも思わなかった。

上映時間が11時45分からだったので、10時くらいにそばを食べてたんだけど、思ったより早く着きすぎてしまったので、近くのスタバでアーモンドミルクラテとワッフルを食べてしまいました。

お腹いっぱいになってしまって、ある心配がモコモコと湧いて来ます。

「めっちゃ淡々とした映画だったらどうしよう」

東京、ミニマル生活、セリフ少ない、役所広司。
前提条件からして淡々とした映画っぽさ満載ですよね。お腹いっぱいだと眠ってしまうかもしれない、、、。目を覚ますために、ペプシゼロのLサイズを買って鑑賞に臨みました笑

結論から言うと、全くの杞憂でしたね。
素晴らしい映画でした。

確かに淡々としていますが、淡々と繰り返される日常だからこそ、1日の出来事が際立つのですね。淡々とした繰り返しの毎日が光に包まれている。ところどころに差し込まれる木漏れ日や、鮮烈な朝日、雨降りといった光の描写が、日々の出来事のメタファーとなり、主題となり、さらにそれをフィルムカメラで写真に撮ることで伝えようとする素敵さ!

劇中歌の選曲も素晴らしいの一言。
すでにSpotifyにサントラがありますが、10年は聴き続けられるサントラになっていると思います。こいつをテープに録音してカセットで聴きたいところです。

この映画を観た、おそらく多くの人が、ジム・ジャームッシュの「パターソン」を思い浮かべた事だろうと想像していますが、この映画はまさにヴィム・ヴェンダースにとっての「パターソン」と言えるのではないかと思います。
むしろジャームッシュが撮った「パターソン」を観て、「いやいや、コレは俺の世界だろう」とヴィム・ヴェンダースが「パーフェクトデイズ」を作ったんじゃないかな?と勝手に想像していますが^ ^

ヴィム・ヴェンダース好きの人が、1番好きな映画にこの作品を選んでも全然驚かないですね。
それほどの傑作ではないかと思います。

エンドロールの最後に「木漏れ日」という日本語の解説があるのも素敵すぎ^ ^

必見です!

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