地球上で最もな迷惑な住人の手に、それでも未来はかかっている

これは、TwitterでTAKAさんがぶつけてくれた疑問について、私が考えた内容です。

TAKAさんの言うように、自分たちが好き勝手やってきて、環境を破壊してきたのは、紛れもなく人間です。人間の強欲はとどまるところを知りません。サメは、お腹がすいていなければ他の生き物を攻撃しません。でも、満足に際限のない人間は、この地球を破壊してまで、搾取を続けています。本当に愚か者だと思います。人間は地球上でもっとも迷惑な住人であり、人間がいなくなれば、地球がもっと平和な場所になるのは間違いないと私も思います。

でも、地球上で本能に逆らって理性的な行動が出来るのは、おそらく人間だけです。ライオンは、お腹が減っていれば容赦しません。目の前の獲物を全力で殺します。でも、人間は、もうちょっと違う行動を選択できるはずです。もちろん、生きるか死ぬかの究極的な状況では、ほとんどの人が自分を優先するでしょう。私だって絶対そうすると思います。でも、お肉を食べる回数を減らしたり、やめたりすることで、飢え死にする人が減ると分かったらどうでしょうか?別にお肉でなくたって、美味しく滋養に満ちた食べ物がたくさんあるなら、なおさらです。

「こんなの(環境破壊)はどうせ止められっこない」。確かに考えたくないくらいの、途方もない規模で環境が破壊されています。私も正確にはどれくらい深刻なのか、全然分かっていません。でも、声をあげれば変わることだってありますよね。

フィッシュアンドチップスの「タラ」の生息数が、しばらく前にイギリス近海で激減しました。それによって、タラの漁に制限がかかりました。数年前からタラの生息数はかなり以前の状態に戻ったと聞きます。

最近はプラスチックの問題に注目が集まり、イギリスでは2015年からスーパーのレジ袋に5ペンス課すようになりました。今では主要スーパーでのレジ袋使用率は90%も急落したといいます。これはかなりの効果だと思います。

健康志向も手伝ってでしょうか、今やイギリスでは1/4の人がプラントベースのミルクを飲んでいます。牛乳の消費量は確実に減っています。

「人間が人間のために生きていて何が悪いのか。それぞれが自分のために好き勝手やって何が悪いのか」。これに対しては「多くを与えられた人は、その社会的責任も大きい」と私は考えています。別に経済的なことばかりではありません。教育も、生育環境も、人間関係も含めてです。

それから、人間は最悪かもしれないけれど、「真・善・美」を希求する心が備わっていると思います。透き通る、美しい南国のビーチに生ごみをぶち込みたい人はいないと思います。辺野古の埋め立てに多くの人が怒りを感じるのは、その表れです。インチキや不正には腹を立て、美しいものに惹かれるのが人間でもあります。

こういうことを考えると、「自分の及ぼす行動の結果を考えず、好き勝手やる」ことは、他人はもちろん、結局自分も幸せにしないのではないでしょうか??人間に備わった最も良き本性に反するからです。

完璧な人なんていません。私はお肉を食べる人を批判しません。私は哺乳類には同情心があっても、魚介類や虫にはそこまでシンパシーがありません。回数は減りましたが、いまだに1年に数回はお魚を食べますし。

「何を食べるか食べないか」は、各人が決めることです。ただ、何かを判断する時は誰だって情報に基づいて判断しますよね。そういう意味で、私は正しい情報を求めるし、正しいと思ったことは発信しています。

今回みたいに、「ちょっと違うな」と感じた方がいるのは、とても歓迎すべきことだと思っています。むしろ、考え方が違う人とこそ、話をすべきだと思っています。お互いの考えが深まりますから。

長くなりました。読んで下さり、どうもありがとうございました!










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