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『内臓とこころ』を読んだ
『内臓とこころ』を読んだ。
おなかと、こころが繋がっている。
たぶん、昔の人は、みんな知っていたのだろう。
本当の自分の気持ちが、どこにあるのか。
昔の人は、おなかで考えていた。
腹が据わるとか腹を割って話すとか、おなかに関わる言葉がたくさんある。
おなかというものは、ただ食物を消化吸収するだけでない。もっともっと重要な場所だ。
日本では『丹田』と言って、おなかを非常に重要な場所だと考えられていた歴史がある。
近代になって、西洋の思想が広まると、それは人間の理性を中心としたものであったので、皆が頭で考えるようになって、おなかで考えるということを、忘れた人は多かった。
頭で考えることが悪いという話ではない。
理性だって、頭で考えることだって、軽視していい話ではないだろう。
けれども、人間のこころが宿る場所としての、おなか。
おなかで考えるということも、また、忘れ去ってはならないと思うのだ。
おなかというと、なんとなく美しくないイメージがつきまとうようで、話題に出すことをためらう人がいるかもしれない。
けれども、『今日のおなかの調子はどう?』という会話ができると良いのではないだろうか。
おなかの調子がいい、ということは、こころも安定しているということ。
ちなみに、この本の中、シモに関わる話題が満載。もともと保育園の講演会の内容を本にまとめたため、聴衆の(笑い声)が文中に登場する。
最初に表紙を見た時は、少し手を伸ばすことをためらったが、その表紙の絵にも逸話がある。
本との出会いというものは、ご縁というか、自分ひとりだけでは、なかなか出会いたくとも出会えないものだと思う。
今回は、いろんな人たちのおかげで、この『内臓とこころ』という本を読むことができた。
すべての人に、感謝とともにペンを置くこととする。
チャリーン♪ しあわせに、なーあれ(о´∀`о)