7日間ブックカバーチャレンジ 2回目
読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、好きな本を1日1冊、7日間投稿するというもの。
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ルール1:本についての説明なしに表紙画像だけアップ
ルール2:毎日1人のFB友達を招待しチャレンジに参加してもらう
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Facebookでバトンが回ってきました。
せっかくの機会なので、noteに記録を残していきたいと思っています。
それでは2日目
戯曲「朝日のような夕日をつれて」鴻上尚史さん
私が小劇場の演劇に興味を持った作品です。
この作品が第三舞台の旗揚げ作品です。
元ネタはサミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』です。
1953年に初演されて以来、不条理演劇の代表作と言われています。
っと賢そうに知った風な感じで書いてますが、原作に忠実な舞台を見たのは、2018年の12月に札幌文化芸術劇場 hitaru オープニングシリーズ事業 になります。
つまり、インスピレーションを受けてつくられた作品しか知らなかったのです。
カバーした人が有名になって作品が独り歩きしてしまったようなものです。
話は第三舞台に戻しますが、鴻上尚史氏率いる第三舞台、野田秀樹氏率いる夢の遊眠社が出てきた時代に私の兄がそれらにハマり、家で戯曲を読み、友人から借りてきたビデオで鑑賞していました。
私も巧みな言葉遊び、軽快なやりとりが楽しくて演劇を見て(正確に言うとビデオですが)は戯曲を読み返しての繰り返しをしていました。第三舞台はシンプルな舞台でそんなに派手な動きがなくて好きでした。
地方都市に住んでいると、なかなか東京で流行っている小劇場の演目を見る事ができません。そんなある日、札幌で「朝日のような夕日をつれて」が講演がされることを兄から聞きました。勿論、兄に買ってもらい見に行って衝撃を受けたのを今でも覚えています。
その十年後も同じ演目で上演された時も見に行きました。ところどころその時代に合せた台詞に変わっていて、鴻上氏の知性と皮肉が鈍っていないことと思春期に衝撃を受けたものが時代が変わっても面白くて、その元になった作品もたいそう面白いものなのだろうと思っただけで、元の作品を読むことはありませんでした。(実は本を読まない人です)
その後、好きになったラーメンズの15回公演「ALICE」にも「後藤を待ちながら」という名でコント演劇をしていて、やはり原作を読まねばと思いながら忙しさにすっかり忘れてしまっていました。
そして2018年にやっと原作に忠実なものを演劇でみるという・・・
そしてまだ、原作を読んでません。(今度は字を読むことが苦になってきました。)
原作を読んでませんが、思春期に出会った「朝日のような夕日をつれて」は私にかなり影響力を与えています。
思春期に読んだ鴻上尚史氏の戯曲は他に「リレイヤー」「 デジャ・ヴュ」。
こちらも面白かったのですが、「朝日のような夕日をつれて」には及びませんでした。
最初のインパクトが強烈だったのでしょう。
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