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カプセルハウスK

TOTO通信2023年新春号が届いた!

こっこれは!!!
いつかは泊まってみたい黒川紀章氏の『カプセルK』!!
それにしても、丸窓がトイカプセルを割ったような形をしている。この角度から見ると森の中で動けなくなったロボットのように見えて愛おしさを感じる。
昨年、惜しまれながらも老朽化で取り壊された『中銀カプセルタワービル』の弟分になるのだろうか。
1972年に『中銀カプセルタワービル』が完成して、翌年の1973年に軽井沢に『カプセルハウスK』が完成した。
カプセル建築は他にもあった。1970年大阪万博の『タカラ・ビューティリオン』や『空中テーマ館住宅カプセル』の提案があり、1979年には『大阪ソニービル』とカプセルシリーズは4作品あった。しかし、現存するのはこの『カプセルハウスK』だけらしい。

宿泊施設として黒川紀章氏のご子息、黒川未来夫氏が改修工事がされている。カプセルタワービルの内装に似た部屋もある。カプセルタワービルでは、潮風や排気ガスの関係でコールテン鋼外装ができなかったし、ドーム型の窓も防火の問題でできなかった。軽井沢ではそれが実現できたので、より黒川紀章氏の思想を体現できた作品となっているらしい。

そのカプセルハウスKが宿泊施設として利用できるようになった。別荘で1棟貸なので料金はそれなりにする。一人で泊まるには、相当な覚悟が必要だ。こういう時に同じ趣味の友達が5人くらいほしくなる。あるいは20万円くらい臨時収入があればなんとかなるのだが・・・
いつかの旅の目標、テーマとしたい。

所在地:長野県北佐久郡御代田町
施設名:カプセルハウスK
料金 :1泊187,000円~(税、サービス料別)
定員 :1棟貸し、7名まで
チェックイン :14:00~15:00
チェックアウト:12:00

TOTO通信 2023年新春号 名住宅に泊まって学ぶ

カプセルタワービル関連の本として、昨年『黒川紀章のカプセル建築を』購入した。しっかりとした装丁でカジュアルな気持ちで読めないでいたが、これを機にしっかりと読みたい。




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