日本人と印鑑


印鑑の始まりは

紀元前4千年頃

古代メソポタミアで

認証の道具として

使われていた事が

分かっています


そしてツタンカーメンの

遺跡には

王家のしるしを表す

スカラベ型の印章が

残されていました


中世の権力者たちも

使っていたようですが


現在では

ほとんど何処の国でも

サインですからね


日本でも20年ほど前から

印鑑社会をやめましょう!

印鑑が無くては

業務が回って行かない

と言う

おかしな制度をやめて


欧米のように

サイン社会にしましょうと

盛んに言われてきましたが


未だに不動産を

買ったり借りたり

投資信託や

様々な事をしようとする時や

役所に各種届を

提出する時など

何かにつけて印鑑が必要です


マイナンバーカードを

持っていても

パスポートを持っていても

運転免許証を持っていても


本人確認という事で

住民票や印鑑証明書が必要で

(本人が来てるのに)


その度に役所へ行って

お金を払って

待たされて

「なんだかなあ」

と不満に思っていましたが


今度こそ印鑑が不要になる

と思ったら大間違いでした


確か(私の勘違いだったのか?)

マイナンバーをつくる時も

マイナンバーがあれば

住民票もコンビニで取れるとか

そもそも住民票が

要らなくなるとか

思わされてきたのですが


実際、マイナンバーなんて

私達には

いちいち

マイナンバーの

コピーが要るとか

マイナンバーの

12桁の数字を書き込めとか


面倒が増えただけで

何のメリットもないのです


世界中で日本のように

「ハンコ」が無ければ

業務が進まないと言う国は

珍しいですし


日本だって

重要書類には

印鑑が必要という

法律を変えれば


不動産だろうが

投資信託だろうが

結婚、離婚だって

印鑑なんて

要らないでしょう?


実際100円均一の「ハンコ」

を買って一人で勝手に

離婚届を出す人もいて

(法律違反ですが)


形式のためにだけ

印鑑を押すなんて

はっきり言って

バカバカしい事ですよね?


疑問なのは

外国人が日本で

日本の土地や家屋を買うとき

サインでOKなのですから

おかしな話です


何故かしら

長い間に

沁み込んでしまった

「ハンコ」が無ければ

と言う

脳みそと

身体に浸み込んだ

思い込みを消し去るには

まだまだ時間が

必要なのでしょうね






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