2023/07/15第一回ボドゲかるた大会
自称ナインタイル世界最速あからんです!
最近Switch版でライバルができて絶賛抜かされ中ですw
(※御本人許可済でリンクを貼っています)
「ボドゲ大会」のノウハウを自分のために残す記事を書いてみました。
JELLYJELLYCAFE大宮店さんを貸し切って、30人規模の大会を開催しました。
かるたみたいなボードゲームで最強を決めるバトルです。
約40分の動画をアップロードしました。
ダイジェストと各最強決定戦をおさめています。
埼玉県は初めてでしたが、こういう大会を開くのは初めてではありません。
2018年に阿佐ヶ谷でオインクゲームズさん公認で最強戦を開催しています。
このときは6種目あったのに4時間ぶっつづけでナインタイルを遊びました。
その後、コロナ禍に入りボードゲーム会の主催は休んでいました。
ところがオインクゲームズさんが出してしまったんですよ。
Switchでナインタイルを…!!
そこでナインタイルエゴサ(エゴサではない)を再開しました。
結果ナインタイルファンのボドゲカフェ店長を発見したのがきっかけです。
無人島にナインタイル8人分…。
ぶ、ぶっとんでる…!!
早速ぶっとんでる店長宛にぶっとんでる提案書を作って送りました。
・【提案】ナインタイルとボドゲかるた大会byあからん
(※店長さんはちゃんとした方です)
実際に第一回目の種目を決めるため、店長さんと打ち合わせしました。
ボードゲームの作者・デザイナーさんにも声をかけて相談しました。
相談した作者さんは会場にも選手として参加してくださいました。
いろいろとサプライズも用意してくださって本当に感謝です。
(※3名の作者さんには頭が上がりません!)
◎Masao Fukase
・実績:キツネのいたずら/Ostle/CDNM:428/ミツカルタ/ダイソーボードゲームシリーズ監修/ボードゲーム撮影
・種目:ミツカルタ
◎佐藤雄介
・実績:タイムボム/スプリット/ダイソー謎解きミステリーボックス/恐怖の古代寺院/菓子道/ハイドアウト
・種目:スプリット
◎ミヤザキユウ
・実績:トポロメモリー/サラダマスター/ペルソナVSVIVRE RUSH/ジンクラフターズ
・種目:トポロメモリー
結果、私の一番の目的のナインタイルに加えて、3種目が決定しました。
レイアウトと人数も考慮して全部で6種目におさめました。
残る2種目はおばけキャッチとツインイットです。
ここまでが大体の開催の経緯です。
いきなり店長さんに提案書を送り付けたり、
いきなり作者さんに声をかけるのは迷惑をかける恐れがあります。
マネしないでください。
ここからがマネしてもよい本題です。
ボードゲームのチョイス
ボードゲーム会では参加者が遊びたいと思っているものを選びます。
あるいはくわしい人がくわしくない人の要望を聞いて選びますね。
大会でのボードゲームは競技性、公平性が大事です。
「引き分けたら勝利を分かち合いましょう」では1位が決まりません。
勝利条件が明確で、確実に誰が勝者かわかるものがいいですね。
ゲームなので多少の運要素はあれど、競技に不公平な要素は不要です。
勝者が実力で1位になったという事実を分かち合いたいからです。
本大会では、当日初めて遊んだ人も大会に参加できることを目指しました。
なので競技性、公平性にもうひとつ条件を足すことにしました。
それが「ルールの誤解が限りなくない」ということです。
ルールを熟知している同士ならばルール説明は不要です。
でもこの大会は当日突然訪れて、その場でルールを理解して遊べます。
さらに「このゲーム才能あるかも」と思ったものがあれば出場できます。
実際、参加者の大半が初心者でした。初心者でも来てくれました。
そんな初心者の方に「ルールを勘違いしてた」とがっかりさせたくない。
だから錯覚しやすいゲームでもルールの誤解はないものにしました。
幸い作者さんにも相談できたので大会用に多少のアレンジも加えています。
「おばけキャッチ」「ツインイット」「ナインタイル」はそのままです。
ただコマの位置、カードのめくり方などに注意しています。
カードのめくり方
カードをめくるときどうめくっていますか?
そもそもめくり方を意識したことなどあまりないと思います。
「テストプレイなんてしてないよ」でこんなカードがあります。
「カードをみんなに見える向きにしてください」
自分は読みづらくなり、他の人が読みやすくなります。
お題カードをめくるスピードゲームではこれが大事です。
「ナインタイル」や「ツインイット」では注意書きがあります。
「自分より相手が先に見えるようにめくる」と。
あとはめくったあとに右利きなら右側が隠れがち。
手をすぐひかないと位置によっては見えづらい不利な人が出ます。
このようにカードをめくるだけでも技術と配慮が必要です。
慣れた人が「めくり手」を担当するのが理想的なくらいです。
ゲームをプレイしている人は夢中で忘れがちになりますから。
広島のおばけキャッチ大会ではもっと厳密でした。
コマの定位置、手の定位置にシールが貼ってありました。
めくり手さんもいらっしゃって、競技大会としてより質が高い内容です。
関東でも種目1つのスピードゲーム大会を開催したいですね。
本大会では種目が同時に6つありました。
なかには似ているものもあります。
「このゲームは得意でもこっちは苦手」
「同じようなゲームなのにこっちだけできる」
といったことがよくあります。
似たゲームを遊ぶと自分の特性がどういうものかわかりやすくなります。
もっというと特性に対する解像度が高くなります。
アクションがあるゲームだと特に気づきやすいのです。
得意なゲームを見つけてその場で買っていらっしゃる方もいました。
会を開催する側としてはとても嬉しいことですね。
選ばれた6つのゲームはルール以外にも共通することがあります。
それはゲームの説明が秒で終わるということです。
秒で終わるルール説明
四の五の言わずにルールを見たいという方へ、こちらです。
・大会予選/決勝戦ルール
「インスト」というものがありますね。ゲームの説明です。
どのゲームも「インスト1秒」を目標として1行で説明してます。
なぜ1秒なのかというと、早くゲームができるからです。
だから1秒でも早くゲームをしたいという人にむけて1秒です。
すぐにゲームができるような説明書きをテーブルごとに設置しました。
説明書きも書き方の順番に法則があります。
(小難しい感じに話すと「マズローの欲求5段階説」とかになりますね)
つまり興味をもって段階的に理解してもらえるように書いています。
先に聞いてない、知りたくないことを書かれても忘れがちになります。
なので流れを説明して、勝利条件、やったらいけないことの順に書きます。
初めての人がまず何から気になるだろうかというのを想像しています。
あとは漏れ、ミス、誤解が起きないかも注意しますね。
競技性、公平性、ルールの理解がそろったらあとは勝利数の計測です。
勝利数の計測
テーブル毎に色違いのシールを設置しました。
勝利した人がシールを名札につけることで勝利数を各自が集計します。
対戦相手もいるのでシールの貼り忘れは起きませんでしたね。
予選での勝利数=シールの数が多かった1位と2位が決勝に進みます。
開始の合図から終了の合図までの間、各種目のテーブルで予選をします。
各種目の予選が同時におこなわれるのです。
プレイしたゲームがあわなければあうゲームに出ればよし。
この種目で決勝に出たいと思ったゲームで勝ち数を稼ぎに行けます。
この方式によって6種目の予選がたった1時間で完了できました。
終了の合図のあとに全ての試合が終了します。
そのあと、各種目ごとにシールが1つ以上ある人は挙手してもらいます。
2つ以上ある人だけ挙手、3つ以上ある人だけ…と繰り返します。
これにより上位プレイヤーが絞れます。
複数人いるときは複数人での決勝です。
予選が同時に起きると書きましたが、予選に出たくない人はどうしたか。
勝ち数を記録する「ゲーマー卓」とは別に「エンジョイ卓」を設けました。
次はレイアウトについて説明します。
ゲーマー勢とエンジョイ勢の住み分け
6種目あるのでゲーマー卓を6つ、エンジョイ卓を6つです。
「トポロメモリー」「ツインイット」はエンジョイ卓から離しました。
比較的モノがふっとびやすいと考えたからですね。
エンジョイ卓の中でも角側に卓を設置しています。
エンジョイ勢はエンジョイ卓のペースで遊びます。
自信が出たらゲーマー卓に参戦することもできます。
最大40~50人くらい集客可能でしたが6種目*4+1名=30名に収めました。
卓をしょっちゅう移動することも考えると妥当な人数です。
私(主催)は今回決勝進出したいゲームを3つに絞りました。
なのでそれだけは勝ち数を稼ぐようにしました。
エンジョイ卓でルールや定石を教えたり、挨拶したりしています。
全部ガチのゲーマー卓だと遠方から来てくれた人と話す時間もないですw
こうして住み分けすることで雰囲気が良くなりましたね。
お話もゲームのエンジョイも、カウンターでの休憩もできます。
個人的には肝心の複数の決勝進出も目標でした。
この大会の映像を残して次の大会につなげたかったですからね。
自身も決勝に出て盛り上げねばと思っていました。
各ゲームの撮れ高プレイを見せてくれたファイナリストのみなさん、
本当にありがとうございます。
映像を残すためにカメラマンを担当してくれたハッセさんにも感謝です。
さて記録を残すので撮影許可が必要になります。
誰が顔を隠してほしい人だっけというのは全員隠す手もあります。
聞いておいてもあとで忘れてしまっては意味がありません。
なので撮影したあとで誰を編集すればいいかわかるようにしました。
それが名札ストラップの色を変えるという方法です。
色別ストラップで撮影NGを判別
赤色と青色のストラップをあらかじめ用意しておきます。
入店時に撮影の説明をして、顔を隠してほしいかどうかを聞きます。
とりあえずこれで撮影OKとNGが後で判別できるようになります。
・ストラップと撮影の案内
ときには逆に渡してしまうということも起きます。
そんなときは後で「こうでしたよ」という案内を参加者に渡せば解決です。
赤と青ってどちらもOKとNGのイメージがありますよね…。
緑と赤の方がいいかもしれませんね。信号由来で。
緑と赤なら緑の方がOKのイメージになるでしょうから。
大体伝えたいノウハウはこんなところです。
ほかにも「これが聞きたい」みたいな質問がきたら更新します。
みなさん、本当に楽しんでくださってありがとうございます!
第二回目やアクション会、ほかの企画もあります。
どうぞよろしくお願いいたします!
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