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かもしとたねエッセイ

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山の家、海近くの畑、自然界、人や動植物の生死などを通して感じる不思議。この世は不思議でいっぱい!その答えはそれぞれの人が持っていて、どんな人生にするかもその人が決めることができる…
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#私の学び直し

*山の古民家で快適に暮らすー虫さん、カビさん対策しましょうか。後編

https://note.com/akarameya88/n/nced4a91eb0e1 と、いうわけで後編の虫さんカビさん対策といきましょうか。 ❋大地再生する 矢野さんの大地再生講座に何度か参加し、家の周りに溝を掘った。 ユンボなんて入らないから、スコップや鍬で水が流れるように傾斜をつけた。 軒下にぐるり1周と、家の下の池に通じる深めの溝を1本掘った。 土が硬い所は掘れるだけでいいと聞いたので、 深さが5cm程しか掘れない場所もあった。 そこは、山の落ち葉が朽ち積

*山の古民家で快適に暮らすー虫さん、カビさんさようなら~前編

お山を背負った古民家に住んで、10年ほどになる。 私を含めて、都会から移住してきた人間が、 慣れない古民家に住んでみて、逃げ出したくなるワースト3は 1、カビ 2、ムカデや蜘蛛などの虫 3、野生動物 辺りだろうか。 古民家に住み始めた頃は、そんな3つの問題点なんて知らないから、 なんの対策もせずに住み始めた。 梅雨の頃になると、カビとの戦いが始まる。 三段カラーボックスを多様していたが、それらは特にカビがひどかった。 箸や食器、革製品もカビた。 収納してある衣服や本もカ

*ヒエという嫌われ者・強者から学ぶ

  田植えが終わった6月後半になると、 田んぼの中や畔にはヒエという稲科の草がたくさん生えてくる。 田植えをしている時には生えていなかったのに、 1週間ほどして草取りに入るとたくさん生えているのだ。 成長スピードの速いヒエは、少し目を離したすきにぐんぐん大きくなり、 あっという間に米の背丈を超えてくる。 草取りの時に、このヒエを抜いておこうとこちらは必死になるのだが、 お米の苗とそっくりさんで、米の苗にそっと寄り添うように 生えているこのヒエを見落とすことしばしば、 気

*弱肉強食と共存世界・イノシシから学ぶ

  ジビエ、と言えば聞こえはいいが、 淡路島の中で増えてしまった猪(イノブタ)を 捌いて食べることがある。   ここ淡路島では、野生の猪と鹿が増えていて、 畑や田んぼに入っては芋を掘り、ミミズを掘り、稲をなぎ倒し、 果樹や木を食み、トラクターのごとく耕し穴を掘る。   この野生動物からいかに作物を守るか、人と獣の知恵比べのようになっている。 私の住む地域には鹿はまだ来ておらず、猪がたくさん住み着いている。 そのため、夜8時過ぎになると鳴き声を発し、 外を車で走ると、田圃には