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かもしとたねエッセイ

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山の家、海近くの畑、自然界、人や動植物の生死などを通して感じる不思議。この世は不思議でいっぱい!その答えはそれぞれの人が持っていて、どんな人生にするかもその人が決めることができる… もっと読む
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#移住生活

*山の古民家で快適に暮らすー虫さん、カビさん対策しましょうか。後編

https://note.com/akarameya88/n/nced4a91eb0e1 と、いうわけで後編の虫さんカビさん対策といきましょうか。 ❋大地再生する 矢野さんの大地再生講座に何度か参加し、家の周りに溝を掘った。 ユンボなんて入らないから、スコップや鍬で水が流れるように傾斜をつけた。 軒下にぐるり1周と、家の下の池に通じる深めの溝を1本掘った。 土が硬い所は掘れるだけでいいと聞いたので、 深さが5cm程しか掘れない場所もあった。 そこは、山の落ち葉が朽ち積

*山の古民家で快適に暮らすー虫さん、カビさんさようなら~前編

お山を背負った古民家に住んで、10年ほどになる。 私を含めて、都会から移住してきた人間が、 慣れない古民家に住んでみて、逃げ出したくなるワースト3は 1、カビ 2、ムカデや蜘蛛などの虫 3、野生動物 辺りだろうか。 古民家に住み始めた頃は、そんな3つの問題点なんて知らないから、 なんの対策もせずに住み始めた。 梅雨の頃になると、カビとの戦いが始まる。 三段カラーボックスを多様していたが、それらは特にカビがひどかった。 箸や食器、革製品もカビた。 収納してある衣服や本もカ

*米から与えられるもの

お米が自給できるようになってから、1年分で余るものだから、 田んぼ作業がお休みの期間に米糀を仕込み始めた。 米糀を仕込んでおけば、味醂を仕込んだり、 味噌を仕込んだり、濁酒を仕込んだり、 甘酒、柚子味噌、米飴、塩こうじと気が向いたものを仕込んでいける。 お米さえあれば、ご飯としてだけでなく、様々な調味料から甘味まで、 日常の食卓に必要な物に変化してくれる。 米粒だけでなく、糠で漬物を漬けたり、藁で藁かごや草鞋を編んだ。 とぎ汁も、植木の肥料に留まらず、洗濯や台