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家族ってなんだろう

あやかが旅立った。

これまでのアサヒ荘の住民はなぜかみんな海外に行っていて(メキシコ、スイス、インド)

国内だしすぐ会える!
(というか実感が湧いていなかっただけなのかも)

と思っていたのだけど

改札を通って悲しそうに歩くあやかを見て

いちばんアサヒ荘でしっかりしてたなあとか
でもやっぱり23歳で
自分の将来について悩んだり
働き方についてたくさん考えたり
アサヒ荘からファミリーマートまでの道を全力疾走したり
大好きな大地さんをいじりたおしたり
親父ギャグはすぐ言うし
笑顔はとびきり可愛いし
嬉しそうににっしーの話をしてくれたり
アサヒ荘合宿とか、企画展とか
あやかの美味しいご飯とか
一緒に電車に乗って帰った風景とか
いろんな思い出が蘇ってくるのである。

もうお土産を買うときに桃が入ってないか確認するのも減ってしまうのか、とか、些細なことが自分の中で習慣になっていることに気づいて

あやか行かないで

と言いたい気持ちを抑えて
(一緒に見送った大地さんには言った)

またすぐ会える
あやかも新潟楽しんでね
一人暮らしは寂しくなるし
修行をしながら暮らすことは大変なこともあると思うけど
応援してるよ
いつでも帰ってきてね

という言葉も出せずに
(話すと泣いてしまいそうだった、泣いたけど)

ハグをして改札から見えなくなるまで手を振った

アサヒ荘はあやかの帰る場所だし
私たちはもう家族で
友達とは少し違ういろんなものを共有したのだ。

それぞれ歩み方は違うけど私たちは繋がっている。

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