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子供心を忘れぬよう

夢見る大人でいたいと僕は常に思っています。子供心は決して忘れないように。何でも理屈で片付けたくはありません。

トイレというものは異空間の場所であり、プライベートスペースなので、そこに他人が踏み入れるとより別世界に来たような気がします。僕はそんなトイレで目撃しました。普通では考えられない状況でした。

それは僕が20代の頃。23時台の居酒屋男子トイレにて。

男子トイレは小便器が2つ並んでいて、大便器が個室で1つというラインナップでした。

おしっこをしようと僕は小便器の前に立った時。そこには世にも珍しい光景が広がっていました。小便器の中央に、とぐろを巻いた細長いウンコがありました。

大便器はすぐそこにあるのに小便器にウンコです。この状況をどう判断すればいいのか?

大便器には人が入っていて、なかなか出てこくて仕方なく小便器にした。もしくは、完全に酔っぱらって小便器にした。

考えられるのはこの2つです。この2つの答えに納得してしまいました。この時僕は思ったのです。

自分は大人になってしまった。あんなに理屈で片付ける大人にはなりたくないと言っておきながら、事実かどうかもわからないのに自分で勝手に決めつて納得してしまっている。

もっと夢を持ちたい。自分で可能性を狭めてどうするんだ?もっとトイレでは僕の知らないことが起こっているはずです。

こんな現実的な2つの答えではない。もっと夢があるこんな答えです。

きっとこの人は、おチンチンからウンコが出る人なんじゃないかな~。

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