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キーボードを超えて:両利きの訓練への新しいアプローチ

脳を活性化させるために、両利きは良いと言います。
両利きの人は、言語を理解するのに左右両方の脳を使っている場合があり、これにより言語処理能力が向上する可能性があります。
また、両手を使えるようになることで、日常生活やスポーツなどの活動において柔軟性が向上します。
なので、訓練として、箸を利き手とは逆に持ったりする人もいます。

ただ元々左利きの人は脳の訓練には有利です。
それは右社会だからです。
駅の改札とか、ハサミとか、三角形のお玉とか、右用になっています。
なので、左利きの人は右の訓練は自然としているのです。

しかし、今の人、もしくはもう少し前の人から、両利きの訓練を自然としていることがあります。
それはタイピングです。

今、手書きで書くことはほぼないです。
パソコンで文字を書きます。
昔は字は右利きとか左利きとかあったかもしれませんが、タイピングは右も左もありません。
両方です。
なので、今は昔より両利きの訓練は自然とできているのではないでしょうか?

僕はそう思ったのですが、そうではないらしいです。
タイピングはあまり両利きの訓練にはならないらしいのです。

キーボードでのタイピングは、両手を使う活動ではありますが、両利きの訓練とは異なります。
両利きになるための訓練は、非利き手の運動能力を高め、利き手と同等に使えるようにすることを目指します。
これには、非利き手での日常的な作業の実行や、非利き手での字を書く練習などが含まれます。

キーボードタイピングは、両手の指を使って特定のキーを押す技能であり、両手が協調して動く必要がありますが、それぞれの手が特定のキー群を担当するため、非利き手の能力を利き手と同等に高める訓練にはなりません。
タイピングは、手の協調性と反応速度を向上させることができますが、両利きになるための訓練とは異なります。

要するに、左手と右手の打つキーが決まっているので、多少は非利き手を動かすということで助けにはなっているかもしれませんが、訓練にはならないということです。

もし、タイピングで訓練をするとしたら、右側を左手で打って、左側を右手で打つということでしょう。
なので、腕をクロスさせてのXポーズでタイピングすると、訓練になるのではないでしょうか。

「あいつ両利きの訓練している」と他人から丸わかりですが、やってみてはいかがでしょうか。

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