良い嘘とは？

僕はウソはあまり付きません。
そしてウソは好きではありません。
しかしこれは現実世界の話です。

物語の登場人物が付くウソは大好きです。
そのウソが物語になり、そのウソを暴くのが気持ちいいからです。
そのくらい物語のウソはお話に重要なのです。

しかし現実世界でのウソのほとんどはしょうもないです。
すぐバレるウソだったり、付いてもしょうがないウソだったり。

ドッキリくらいちゃんとしたウソなら許せます。
なのでウソが全て悪いかと言われればそうでもなくて、良いウソというものもあるわけで。

良い嘘とはどういうものでしょうか？
僕が思う良い嘘は両者ウィンウィンになるウソです。

●ファンに向かって「大好きだよー♡」
これはザ・良い嘘ですね。

●友達が遅刻してきて「ごめん待った？」「いや、今来たところ」
これは良い嘘とは言えないです。
遅れてきた方は安堵して、優しい嘘かもしれませんが、待ったというストレスがあります。
両者ウィンウィンにならないと良い嘘と言えないのではないでしょうか。

そうなると、友達のミスを「これは僕の責任です」と庇う嘘。
これもカッコいい嘘ではありますが、責任を被るわけですからウィンウィンではありません。
なので僕の中では良い嘘とは言えないかなと思います。

ファンに向かって「大好きだよー♡」
改めてこれは最強に良い嘘だなと思います。
言っている方もウソ、言われている方もウソとわかっていても成り立つ良い噓です。

「さすがですね」「いつも素晴らしい」
確かにこれを言われてイヤな気分になる人はいないし、言ってくれた人には気を掛けるし。
こういうごますり系のウソが両者ウィンウィンになるのかなと思います。

なので僕の中では、ごますり系ウソが良い嘘ということになりました。
あまり大声で言いたくない結果になってしまいました。

他に両者ウィンウィンになるウソはないのか？

ありました。
始めからウソの話をしますと言って話すと、段々と聞けるようになって面白くなるということがわかりました。

そんなわけでお聞きください。
「昨日起こったウソのようなウソの話」

#385昨日起こったウソのようなウソの話