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Album BLANKO episode M8: 'Fireball goes the sea 火の玉が海を泳ぎきる'

(facebook初回投稿2015.12.26)

ALBUM 'BLANKO'曲ご紹介シリーズ。
今回8曲目、'Fireball goes the sea 火の玉が海を泳ぎきる'です 。
いや~~、話が長くなったらすみません☆

3枚目のアルバムって、どんなものにするか悩むんですよね。
アルバム1枚目は、やりたくて始めたバンドか、コンセプトがはっきりしてて作ったユニットかみたいな状態で作る最初の作品だから、そのカラーで自然と出来上がるんです。

で、2枚目はツアーしたりの活動の中で出てきたアイデアを盛り込んだりして、
これもなかなか勢いに乗って出来るんですが、、、
3枚目となると素直に作ってるつもりでもいろいろ考えてしまいます。

アルバム「ブランコ」は、クルベラブリンカにとってそんな3枚目のアルバムです。
曲作りの時点で結構コンセプトが二転三転しました。

この「火の玉が海を泳ぎきる」という曲は、最初はアルバム用としては選んでいなかった曲でした。
理由は、とてもポップだと思ったから。
でも、作った広美はそうは思ってなかったみたいで、最後までさり気なくプッシュ☆
...で、私もちょっと仮歌の仮歌(ベーシックに合わせて、適当にスキャットでメロディを歌って、歌メロを作る最初の作業) を録ってみたんです。
そして「あらホント。アルバム中の楽しい曲になりそう」と考えを改めることができました。

でも、私の中ではまだまだポップ色が強かったので、ハードに叫びながら歌うんじゃなくて、割と普通(?)な音域で仮歌を録って広美に送りました。
それを聴いた広美はあまりにイメージと違ったらしく「もっと元気に、ロックに…」とか、珍しくオーダーが来たので、私は「えー?」と思いながらも、とりあえず3度上か5度上の音で歌い直して (手を抜いたわけではありません) 再度送ったら「おー、これこれ~~☆」と合格したメロディが、皆様にお聴きき頂いている「火の玉が…」なんです。

説明長くてすみません。

でも、広美のおかげで良い歌が歌えて、魅力的な曲になったんですよね☆
そして、そうなると私も欲が出てきて「超バウンシーでイカしたピアノを入れた~~い♪」と考えたんです。
でも、私の知人にはイメージ通りのピアノ弾いてくださる方はおられず、半ば諦めてたんです。

がっ、、、

リズム録りしたスタジオ、MagicBusのヒカリンこと沢村 光氏が、クリスタル・キングのキーボード・プレイヤーとしても皆様お馴染みの今給黎博美氏を紹介してくれました。
それであの素敵なピアノを弾いてくださったんです。
今給黎さん的にはとてもリラックスしたプレイなんだと思いますけど(そのムードが絶妙にワンダフル♡)このピアノが歌ってることでアルバムとしてのBLANKOはさらに輝きを増しました。
「火の玉が海を泳ぎきる」はサーカスの演目のハイライトになったと思います。
今給黎さん、ありがとうございました。

さて次回は最後の演目'案外 Angai'です。


(Musicians)
赤尾和重 KAZUE AKAO : Vocals
鈴木広美 HIROMI SUZUKI: Guitar
鎌田 学 MANABU KAMADA: Bass
泉谷ボン賢 SATOSHI IZUTANI: Drums
片岡祥典 YOSHINORI KATAOKA: Keyboards

1:Blanko 7'15'' ブランコ
2:Hachi 5'16'' 8(はち)
3:Saikoro 4'37'' (サイコロ)
4:Kiwi 4'38'' (キウイ) 
5:Pierrot Heart 4'48'' (ピエロの心臓)
6:Noctiluca 5'03'' (夜光虫)
7:Sugoidance 3'22''(スゴイダンス)
8:Fireball Goes The Sea 4'30'' (火の玉が海を泳ぎきる)
9:Angai 5'13'' (案外)

歌詞はこちらです。
https://kazueakao.com/Kazue_Akao/Blanko_Lyrics.html

(Album Data)
https://kazueakao.com/Kazue_Akao/blanko.html

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