枝葉末節談話3話目:細かい所を作る意味

オープンワールドはこだわりの世界か

昨日の粗さゲームズでオープンワールドの話を書いたが、このジャンルのゲームはこだわりの世界でもある。なんせ一つの世界を仮想空間に作ろうというのだから、こだわろうと思えばいくらでも作り込める。木の一本をどこに設置するか、街灯をどこに立てるか、ランドマークはどこに作ろうか、クリエイターは仕事半分楽しみ半分でマップ設計しているのだろう。

しかし、あまりにも凝りすぎるこだわりは批判を呼ぶこともある。あれは何年位前だったかな。FF15発売前におにぎりの話題がゲームサイトに載ったことがあった。FFシリーズはグラフィックに特に力を入れている。それをアピールするためだろう、FF15のおにぎりはとにかくリアルに作られていますと宣伝されたのだ。今調べてみると、容量がリヴァイアサンと同じくらい使われているとかで……

そして多くの人たちからはこのように嘆かれた。だから8年以上も時間がかかっているんだ、と。

細かく作る中毒性

でも私はFFのスタッフを批判する気になどなれない。ゲーム作れるだけ自分よりはるかに上、ということもあるけれど、細かく作り込むのって楽しいのだ。昔漫画を描いていた時期があったのだが、あれも書き込もうと思えばいくらでもきれいに書き込めるのである。だが、それをやっているといつまで経っても完成しないのだ。参考にしているプロの漫画家の絵と見比べると見劣りしてしまうし(当たり前だけど)、どうしても諦めてこれで完成とペンを置く必要があるのである……

そもそも細かく書かれていれば面白い漫画、というわけではない。背景がスカスカのマンガなんていくらでもあるけれど、きちんと人気のものはある。売り上げを伸ばすとか、人気を得るとかいうのはこだわりによってのみ得られるものじゃない。もっと複合的な要因が重なり合っているのだろう。

結局こだわりと品質は必ずしも正比例するわけじゃない、という話。


なんか落ちも意味もない雑記になってしまったなあ。noteを始めたことだし、また漫画描くのを再開してみようかな……

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