退院後3日で再入院
3/16からの再入院、再手術について詳しくお話します。
苦手な方は無理に読まないでね!
あとご飯中は避けた方がいいと思います。
今回の経緯
3月頭からの緊急入院緊急手術についてまだ記事を読んでいない方はこちらをご覧下さい☟☟☟
3/13に退院後、規則正しい生活を続けておりました。食生活も朝昼おやつ夜と、少し病院食よりは量を増やしはしましたが、消化の良いものを食べるように気をつけていました。
3/16 16:00頃におやつを食べてから散歩をし、体力が落ちていたので少し横になって休憩をしました。18:00に配信をつける予定だったのですがその前にお腹が張っている苦しさで目が覚めました。
配信は申し訳ない気持ちだったけど、この日は中止し、布団にコロコロ転がってみたり、歩いてみたり、色んなことをしてみて1時間経っても治らず、2時間経っても変化がなければとりあえず病院に相談だけしてみようと思い耐えました。
2時間経っても治らず、病院に連絡すると、「来てください」と言われたので、夜間緊急外来を受診。
前回の緊急搬送の時よりはまだ少し耐えられる痛みでしたが、少し動いたら吐きそうなでも出ないようなそんな感じ。
先生が来て、レントゲンを撮ったり、点滴をしたりしている途中で私は気づきました。「これはまた入院になるやつだ」と。
案の定、PCR検査(=入院の合図)をされ、その後先生から「前回のイレウス(腸閉塞)の手術の癒着によるイレウスが考えられます」と言われました。
だろうなと思っていたので、とにかく早くこの痛みから解放して欲しいという気持ちでした。
ここからが壮絶だった…
治療について
退院して3日程しか経っていなかったので、すぐに再手術はあまりしたくないということで、保存的治療を試してみることになりました。
(この時私は開腹してでもすぐに痛みをとって欲しい気持ちでした…)
●胃管
鼻から胃に管を入れ、胃の中のものを取出すことで腸への圧迫が減り癒着が解除される可能性がある。
これね、ほんとに辛かった。
鼻から直径5mmくらいの管を入れるんだけど、その前に鼻から麻酔を吸う。鼻水すするみたいに麻酔をすすって口まで落ちてくるのを待つ、それが気持ち悪すぎて吐いた。先生は「吐いちゃった方が楽になるから」って言ってくれたけど全然楽にならないし、管はどんどん入ってくるし。そしてそのまま入院病棟へ。
鼻と喉が管で刺激されて鼻水がでるけど管が入っていてテープで固定されてるからすすれないし、全く寝られなかった。
お腹の張りは治まらないので嘔気も治まらず、深夜の病院を鼻水を垂らしながらほぼ寝ながら徘徊したりしてました。
●腸管(イレウス管)
次の日もお腹の張りは治まらずだったので、次の段階、腸の中身も全部出して腸をぺしゃんこにして、癒着を解除する方法に移りました。
入れる時はまた鼻から麻酔を吸い込みグイグイ中に管を入れ込むのですが、これをしたら良くなると思ったら全然。
その後も管がたわんでしまっていてもう少し保存治療で様子を見たいからということで再度管の調整が入った。その時が本当に1番辛かった。
パンパンのお腹に、造影剤(液体)が流し込まれて、そりゃ吐くしかないという状況。多分あの時私人間じゃなかった。痛み止めが時間指定で4時間使えなかった深夜はまじで死ぬんだ私と思った。
苦しくなり始めてから約4日目にやっと、管から廃液が出切って、ほんの少し楽になった。
●開腹手術
結局胃管、イレウス管では癒着が解除されなかったため、開腹手術になった。
術後、朦朧とした意識の中先生は…「やっぱり癒着してて、1箇所は剥がして解除したんだけど、もう1箇所前の手術でくっつけた腸のところを守るように小腸がギュッてまとまってて、そこをそのままにして閉じるわけにいかなかったので、バイパス手術をしました。」とかなんとか…
わからんわからん。一旦寝よ。
(図参照)
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図1が通常の腸だとすると…
(もっと小腸って長くてうようよしてるんだけどね)
図2の真ん中の前回の傷口への癒着が原因で今回は苦しくなったらしい。
それだけじゃなくて前回小腸を切った繋ぎ目を守るように他の小腸が傷口を囲っていた。これを剥がすとまた癒着の原因になるかもしれない。でも、このままにしておけない…
ということで、図3の大腸へとつながるもう一つの道を作ったらしいです。(バイパス手術)
…ん?いや、痛すぎて寝られないぞ?背中から硬膜外麻酔(術後の痛み止めが効きやすいように)したはずだけど死ぬほど痛いど??
1時間毎くらいにナースコールで「いたいです…(極細声)」と言い続け、寝られない夜を過ごしていた…
朝、看護師さんに「膝を立ててみてください、この手を蹴ってみてください」と言われてやってみるが、全くできない。足に感覚がない。冷たさも触られてるのも感じない。
どうやら、硬膜外麻酔が神経に触れてしまっていたようで…結局硬膜外麻酔を抜いて、術後の痛みをもろにずっと食らっていました。硬膜外麻酔を抜いたあとは徐々に足の感覚も戻ってきて歩けるように。
お腹の痛さは全く無くならず、胸のところに定期的に入るモルヒネ(響きが怖い)も使ったりプラスで点滴での痛み止めも2種類使ったり…
それでもずっとずっとめちゃくちゃ痛かった…
やっと傷の痛み、お腹の中の傷の痛みが無くなってきたと思ったら、
その後は蠕動痛。
【蠕動痛…腹部手術では、術後一時的に腸管麻痺が生じますが、しだいに蠕動が始まります。術後は知覚過敏となっているため、腸管壁が蠕動によって引き伸ばされて蠕動痛が生じます。】
つまり、食べ物を食べたり飲み物を飲んだりするとと腸が動く。その動きが手術中の麻酔や痛み止めによって麻痺していたのに、麻酔が切れたり、痛み止めを止めるとその動きに腸が追いつけず痛くなるというもの。手足が痺れるような、意識が遠のくような、下痢の時の痛みの10倍くらいの痛みがずっと続く感じ。
今は治まってきましたが、まだ若干続いているし、私の場合は術後4日目から7日間もピークの痛さが続いた。ぴえん。
今後について
まだ自分の体に自分がついていけていません…
とにかくお手洗いに行く回数が多く、急にお腹が痛くなります。
バイパス手術をした方の腸を通った食べ物が原因か、小腸と大腸のつなぎ目を通った食べ物が原因か、全く検討がつかず、自分の体に合わない食べ物を見つけるにも難しくなってしまいました。
蠕動痛がいつまで続くかもわからない状況…
多分暫くはこのお腹の痛みと付き合っていく必要があり、元の生活に戻るにはまだすこし時間がかかりそうです。
そして、怖いことに、お医者さんは最善を尽くしてくださいましたが、また癒着を起こすことは可能性としては全然あることらしいです…
生活習慣食習慣を整えたり、運動を欠かさずしたり、再発しないためにできることは自分でもしっかりやっていこうと思います。
最後に
最後まで拙い文章を読んでくださりありがとうございました♪
元々手術歴がなかったのに腸閉塞になることも、わずか3日という短い間に癒着を起こしてしまうことも珍しいそうです。硬膜外麻酔が効かなかったのも珍しいし…
私が入院している間全く同世代の人が入ってこなかったから、やっぱりよっぽど珍しいらしいです笑
この歳にこんな経験ができたのもきっとなにか意味があるはず。
いつ何が起きるか分からないから、1分1秒後悔しないように生きたいねっ😉
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