スマホの電話番号が変わると、2段階認証も使えない?!
この記事は、初稿から大幅加筆修正の二稿目です。
2段階認証が使えない!!
スマホの機種を変更、SMS用の電話番号の変更で思わぬ落とし穴が発覚。
2段階認証が使えなくなるのです。
今回は、機種の構造自体のせいでしたが、
以前に使っていた機種が手元になくなっている場合でも、
起こりうるかと。よければ参考にしてください。
スマホAからスマホBへ機種変更…前の電話番号が使えなくなった。
変更前の機種を「スマホA」、変更後の機種を「スマホB」とする。
それぞれの電話番号の変化を、下図に示します。
スマホの機種変更により、IP電話の番号には変化はありませんでした。
ところが、スマホAのSMS用専用の070電話番号が、
スマホBでは、SMSと音声通話が可能な090電話番号に変更。
SIMカードを移動させた時点で、
スマホAの070電話番号は使用不能に。
音声通話が可能な電話番号が増え、今までSMSで使っていた電話番号が変わったので、「メッセージ」アプリでSMS通信をしていた相手に、番号の変更を伝えれば、問題はないと思っていたのですが…
SMSに使う電話番号は、2段階認証にも登録していた
Twitterを開こうとして、初めて問題が発覚。
機種を移行して最初に開くと、ログインを求められます。
IDとパスワードを入力したところで問題が発覚。
2段階認証に登録している電話番号は、スマホAの電話番号だった。
そしてその番号は、すでにどこにも存在しないことに….
2段階認証の登録電話番号を変更するには
通常であれば、図2のように変更前のスマホAからアクセスして、
2段階認証をクリア、パスコードを入力してログイン。
プロフィール登録から、2段階認証用の電話番号を変更すれば
問題なくできるのですが、今回の問題点は、
その番号そのものが、すでに使用できなくなっている点です。
図2のBにおける2段階認証コードが受け取れない。
メールも同時に設定していれば、そちらで受け取ることも可能ですが、
そういう設定がない場合どうするか?
変更前のスマホA、もしくは他に利用しているデバイスは?
ここで大事になるのが、同じアプリを並行して利用していたデバイスです。
変更前のスマホA、iPad, PC…
変更前のスマホAも、WiFi環境であれば、
SIMカードがなくても、手元にあれば使えます。
それらのデバイスで、ログアウトしていない、
もしくは、そのデバイスが
アプリ、もしくはサイトに安全と認証されていて、
すぐ開くことができるという点が重要です。
とりあえずTwitterを例に話を進めます。
まずは、稼働できるデバイスからアプリにアクセス
いつものように他のデバイスからTwitterに入れたら、
プロフィール登録を開いて、
登録している電話番号を変更しましょう。
今度はすんなり変更できるはずです。
そこから、2段階認証の電話番号も変更しておきます。
ここまですれば、新しいスマホBからログインも、
図2の手順で、スムーズに運びます。
設定が完了してしまうまで、変更前の機種は
手放さないのが良さそうです。
下取りに出すなということではなく、
とりあえず、以前利用していたアプリが
通常通り利用できることを確認できるまでは、
手元に置いておかれた方が無難です。
他のデバイスでもいいですが...。
あなたのよく利用する、2段階認証が必要なサイトは
どこかに控えておくと良いかもしれません。
リスク分散とはなんだろう?
セキュリティーは、きちんと対策を取らなければ
とんでもない事態を引き起こすことは、
よく知られています。
とはいえ、2段階認証も、一歩間違えば、
自分で自分の首を絞めるという
事態を引き起こすことがわかりました。
特に、IDやパスワードと違い、
2段階認証をどの手段で設定したか
ついうっかり控えていないのは、
私だけでしょうか?
みなさん、くれぐれもご注意を。
一旦決めれば、
ずっと安心なんてものはないのです。
まずは深呼吸して落ち着いて、
それから対策を考えましょう。
意外とリカバリーできます。
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