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としまえんが閉園するので今までを振り返ってみる(少し怖いのもあり)

はい、どうもぱかにいです。1GAME TVのガット石神「ハンチョウツクール」にて動画制作をさせていただきました。良かったらお時間のある時に観ていただけると嬉しいです。

94年間みんなに愛されたとしまえんが2020年8月31日をもって閉園することになりました。僕は生まれも育ちも東京都練馬区だったので、青春時代はかなりの頻度でとしまえんに来園していました。そこで今回は僕のとしまえんの思い出話でも少しばかりしていこうと思います。

色々と思い出しながら書いていくので時系列はかなりバラバラです。

見渡すと海賊の顔

フライングパイレーツ

としまえんの象徴ともいえるフライングパイレーツの海賊の顔が練馬周辺をギラリと睨み付けています。

学生の頃、川沿いの道を自転車で進んでいるといつも海賊のおっさんは僕たちを睨んでいました。その時の思い出ですが、川沿いの近くに相撲部屋があったのか、力士の方が自転車を漕いでいる姿を目撃することが相次いでいて、高校生の頃に自転車を漕いでいる力士を普通に自転車で追い抜くと、その力士は闘争心を燃やしたのか立ち漕ぎで僕たちのことを追い抜いて行くんですよね。

あれ・・・なんだったんでしょう。

新聞の契約継続でチケットがもらえた

としまえん入園券

今から25~30年前、読売新聞を契約していた僕の家では、契約を継続してくれたお礼に、映画鑑賞券としまえん入園券をプレゼントしてくれることがありました。新聞の景気が今に比べて良かった頃ですね。

都営12号線(今で言う都営大江戸線)が開通したことで豊島園に行くのがとても楽ちんになったので、よく友達と遊びに行ってた思い出があります。

この頃ジェットコースター童貞だった僕は、いかにも経験あるような態度をとりつつも、内心ジェットコースターに乗るのが恐かった印象を今でも覚えています。

キャッチコピーが秀逸

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僕が就職してから数年、都営大江戸線にはもちろん豊島園の中吊り広告が掲載されています。 それは2008年から起こりました。

相変わらず豊島園のキャッチコピーは他の遊園地と比べるとぶっ飛んでるものが多かったですが2008年から本領発揮します。

2008年「冷やし温水」:温水洋一の苗字をパロってる
2009年「プールで、やく。」:やくみつるが焼く
2010年「一刻も早くすべりたいです。」:デーブ・スペクターのネタが滑る
2012年「ミゲル、泳ゲル。」:消臭力の少年ミゲル

使う有名人がぶっ飛んでます。普通なら夏のプールだったら可愛いアイドルや女優を使ったキャッチコピーを考えるかもしれませんが豊島園は違いました、違いすぎました。

いや、可愛いアイドルグループが掲載されていた時もあったな…たしか?

TSM48

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AKB48が全盛期で僕はこの辺りの時期は、よく握手会やコンサートに参加していました。としまえんは、その◯◯◯48に便乗するかのようにアイドルユニットを作りました。

その名も【TSM48】

僕は電車の中吊り広告でとしまえんのプール広告を観た時に腹がよじれるくらいに笑ってしまったのを覚えています。アラフォーの女性48人をアイドルユニットに見立てているのだから、この強烈でインパクトのある広告を観たことで僕の脳内の海馬は死すことなく大脳皮質まで、末代の遺伝子レベルで記憶に残るでしょう(末代いねぇけど)

今この記事を書いている瞬間でも当時の記憶が蘇って面白くなってきちゃうぐらいこの広告は、凄かったと思ってます。

追伸:今見るとTSM48も意外とイケる

水着で乗れるとしまえん

水着でサッチー

としまえんで印象が強い広告には他にもありました。

野村沙知代(サッチー)が水着でエルドラドに乗っているCMです。今調べると1998年頃のCMなので僕が小学生高学年ぐらいの時ですね。

このCMはかなりインパクトがありました。多摩テックや小山ゆうえんち、むさしの村に匹敵するぐらい強烈なCMです(関東圏ばかりのCMで申し訳ない)

水着のままでアトラクションに乗る奴なんていねぇだろ?って思う方もいるかもしれませんが、当時はそこそこいました。

ただ、どのアトラクションでも乗れるわけではなく乗れない物もあったと思います。

しかし、ここで事件が発生するのです。

水着で乗れるようになってから痴漢が続出しました。それから徐々に水着で乗る人は少なくなりひっそりと「水着で乗れるとしまえん」は姿を消しました。

灼熱の焼きそば

焼きそば

僕が学生の頃、夏休み限定でとしまえんのプールでアルバイトをしていました。ちょうど更衣室をでて右側に波のプールがあるあたりの売店です。

気温は30℃を超え、プールに反射した陽の光が眩しくて目がチカチカするぐらいの日が続いてました。僕は焼きそばを作る担当でして、焼きそばを大量に作るのにもやし20Kg分を一気に炒めて作っていたのを覚えています。

熱くなった鉄板にもやしと豚肉、ほぐした麺を入れて炒めるのですが極限に暑い。いや熱い。

常に日焼けマシンで顔を熱されているような状態で意識は遠くなる。それもそのはず、焼きそば作ってる場所の気温が40℃超えてるんだからそりゃおかしくなるわな。

休憩時間になって裏口から外に出ると外気温30℃は室内に比べると涼しかった。それにしてもとしまえんプールの休憩室はかなり遠かったので行くのがめんどくさかったな。

かき氷の販売が中止

としまえんの花火

としまえんの夏は週末になると花火の打ち上げがありました。(少しうろ覚え)プールサイドは、花火を観るための花(火)見席となり、歩くのも苦労するくらいに賑わいます。

そうなると食べ物や飲み物が一番売れる時間帯というのはわかりますよね。その中でもかき氷はとても人気でどの売店でも必ず販売していました。

僕たちは打ち上げ花火が始まる前にかき氷に使う氷を補充をする必要があったので、でかい冷凍庫がある建物に台車を持って向かいました。

水色の保冷箱に大量の氷を入れて、自分たちの働いている売店に向かったのですが、事件が発生。

盛大に転びました。全ての保冷箱がスライドして中の氷をぶちまけたのです。

もう冷凍庫に氷は無い!!

アァァァ・・・オワタ。

もし、このnoteを見て「あのとき、としまえんでかき氷注文したけど品切れしてたな?」って思った人は、すいません。僕かもしれません。

都市伝説が広まる(閲覧注意)

木馬の会

としまえんには色々な都市伝説があります。

・ウォータースライダーで男の子が勢いよく転落して死亡した。
・お化け屋敷orミステリーゾーンの畳の部屋におばあちゃんの幽霊がでる。
・ミラーハウスの中で女の子がこちらを覘いてる。(合わせ鏡怖い)
・アフリカ館で勝手に動く人型ロボットがいる。(マネキントラウマ)
・期間外のプールではAV撮影で使われている。(若かりし頃の願望)
・ヒーローショーのピンクはおじさんだった。(これは実体験w)

としまえんは元々、練馬城という室町時代に建造されていたお城の跡地に作られた遊園地です。他に色々調べてみると、豊島園は位置関係から鬼門にとても関連していて、園外の周辺には豊島園を結界で守るかのような赤い札が貼られている箇所がたくさんあるらしいです。

もしかしたら、アトラクションで出没する幽霊はそれに関係しているのかもしれません。(霊感無いから知らんけど)

まとめ

僕が人生で初めて訪れた遊園地は「としまえん」でした。としまえんの近くには映画館ができたり温泉ができたり、大きなトイザラスがオープンしたりで、僕の青春時代に欠かせない一部でした。

それも無くなってしまうとなると少し寂しい気持ちになります。

としまえんが閉園した後は、ハリーポッターのテーマパークが造られるということらしいですが、一部は東京の災害時の防災地点にもなるらしいので、敷地面積がそこまで広くはなさそうです。

はたしてどうなることやら・・・

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