日記 125 仕事に注ぐ熱の話

昨晩、GWが明けてぽけーっと働いていたら完全にこなさなきゃいけない仕事量に及んでおらずシクシクと泣きながら残業をしていました。こいつは今年で社会に出て4年目です。

4年働いてわかったことは俺は今の仕事に心底熱意がなくて、仕事は生活のためにお金を稼ぐこととしか思っていないこと。いろんな技能や知識は身に付いたけど、これも結局副次的なものであまり成長の実感がない。在宅勤務がメインで今年も指で数える程しか出社をしていないので新しい友人が増えたとかの人間関係が広がりもない。新卒の頃に研修で一緒だった数人を除けば、知り合う人は仕事上の知り合いの域を出ない。働いて報酬を貰う、それだけのこと。俺は意外とそんなもんと思っていて。仕事に求めること結構少ないし、その全てが俺という人間のプラスにならなくても良いと思っている。だから別に好きでもないSEをずっとやれている。

話は変わって今年入社した新卒君と話す機会があって、入社して1ヶ月だったけどどう?とか、在宅勤務で困ったことある?とか色々聞いた。少しだけ雑談めいたこともしてわかったのはその子がSEに結構興味があって、明確にキャリアプランを持っていたことだった。口から出任せを嘯いたのかもしれないけどそれでも一応4年働いてるやつを騙せてるし大したものでしょう。

ITに関わる仕事をしている人は乱暴に分けると2種類いると思ってて、ITが好きな人と嫌いな人(ITって言葉が広すぎるから正確な表現じゃないけどイメージは伝わると思う)。どっちでもない人は意外と見たことがなくて個人的には不思議に思ってるのですが、この分類に当てはめると新卒の彼は前者で俺は後者だ。ITが嫌いなことに罪悪感なんて全く持ったことないけど、なんだか気圧されてしまった。こいつはこれから好きなことでお金を稼いでいくのかって思うと、それは羨ましいかもしれない。

今年くらいから忙しくなって窶れた俺を見てられない人が退職や転職を薦めてきて、俺も考えることはある。なんとなく次もシステム開発の仕事かなーって思ってたけど、もっと自分のやりたいことに合わせて他の選択肢を見てもいいのかもしれない。と思って自分のやりたいことを思い浮かべたら、全く思い浮かばない。悲しいことに何をやるにも挫折する妄想が入り込んで選択肢を霧散させる。結局は労働という行為に対して熱量がないからお金を貰うに値するまでスキルポイントを振り切る努力ができない。それと今の現状を天秤にかけると、今の現状の皿が傾くことになる。どうしたもんか。

新卒君にはこれから自分のイメージと乖離した出来事や想像以上に辛いことがあると思うけど、それを経てなお仕事が好きでいられるんだろうか。俺はそれらの辛い出来事に、ある意味なんの期待も無いから平気だったけど、そうじゃないと結構ダメージがあるんじゃないだろうか。新卒君に謎に心を打たれてしまったから、何があってもこっち側には来ないで欲しいな思った。多分楽しく働いて、やりがいを感じて、それでお金を貰うのが一番だからね。

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