日記 106 ゴーストフィクサーズが面白い

ジャンプ+読んでいますか?俺は毎日何かしらを読んでいます。新陳代謝の激しいジャンプ本紙と違ってジャンプ+はかなりしっかり作品の面倒を見てくれるのでポコチャカ新連載が産み出されたりしないのですが、ちょっと前に新たな作品の連載が始まりました。

カッコいい

田中先生の前作のサマータイムレンダが現代怪奇ものとして100満点の完成度で俺も大好きなのですが、金曜日に新たな怪奇ものを引っ提げて帰ってきました。非現実校正アクションって聞いたこと無さすぎるけどありもので例えるとSCPとかロボトミーコーポレーションです。非現実的な存在を管理する組織の話ですね。いざ読んでみると…

左:凛々禍(りりか) 右:蜜鬼(みつき)

軽く世界観の説明を挟んだ後いきなりゆっくりが出てくる。マンガでゆっくりを見たこと無いので笑ってしまった。このゆっくり達は話の中に登場するGHOST(作中での怪異の呼称)を説明する役を担ってて、GHOSTの情報を無理なく読ませてくれる。おかげで漫画全体がすさまじく読みやすい。言うまでもなくSCPや都市伝説とゆっくりの相性は抜群で俺も解説動画をたくさん見るのでこの演出は読みやすいだけでなく、粋で楽しい。ちなみにこのゆっくり動画が登場するコマがめちゃくちゃゆっくり動画っぽくて変に癖になります。

見たことある気すらする

この類いの漫画は世界観がそのまま作品の面白さに関わってくると思うのですが、最序盤の今はその世界観が小出しに開示されていってて読んでて超楽しい。GHOST のこと、これを管理する組織のこと、舞台となる町のこと、世界観の情報によって魅力的な世界の輪郭が徐々に露になってくるのが最高に怪奇ものを読んでる気持ちになれる。GHOSTについてはSCPへのリスペクトがあって、例えば「ゼッタイキル剣」というなんでも切れる剣のGHOST についての能力だけじゃなくて、収容経緯まで細かく決められてて非常にSCP味がある。本筋に絡まないであろうGHOSTの背景情報までしっかり固まってると嬉しくなってしまう。

そんなゴーストフィクサーズは現在3話まで公開中です。簡単に追い付ける今のうちに読め!!


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