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心の「時化」を乗り越えるために

もしも「波は寄せては返すもの」という予備知識を持っていたならば、
波が押し寄せても恐れることはないだろう。

「海には時化もあれば凪もある」という心づもりができていれば、
荒れ狂う波を前にしても、その終わりを信じることができるだろう。

からだの多くが水でできているわたしたちだもの、
からだの中に海があると言っても、そうは違うまい。

心に波が立つのはあたりまえ。
けれどずっと荒れたままということもない。

いつかは凪が訪れる。
そしてそれを知っていることが、何よりものお守りになる。
高波がやってきた時にすること、をいくつか持っているとなおよい。

心の海が荒れて、もうどうしようもなくても、
決して自分を責めることなく、また穏やかな海へと戻ってくればいい。

あなたはあなたの凪をよく知っているはずだから。

凪の来る時を信じて、
できるだけ眠って、できるだけおなかを満たして、できるだけ温かくいてください。

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